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大経大ボランティア実習論 受け入れ

大阪経済大学のボランティア論の授業を受講する学生3人を、2日間受け入れました。
男子学生3名、みな真面目に一生懸命に頑張っていました。どうもありがとう。
彼らの活動記録と感想を紹介します。
(小平)

ボランティア実習論 2日間の活動記録

大阪経済大学生があおぞら財団さんのもとで実習をさせていただきました!!

<1日目>

・セミのぬけがらを、大野川緑陰道路を地点別で、2か所に分けて採集しました。初めは、大島橋からエルモ西淀川という建物まで採集し、その後エルモ西淀川から国道43号線まで採集しました。ほとんどのぬけがらがクマゼミであり、アブラゼミがほとんどいませんでした。採集後、ぬけがらを種類別(クマゼミとアブラゼミ)と性別に分け、それぞれを数えました。クマゼミのオスは75個、メスは64個。アブラゼミはメスのぬけがらがなく、オスが3個でした。私達が採集したものの結果を見ても、今までに採集していた記録も見ても、大島橋からエルモ西淀川にはアブラゼミがほとんどいませんでした。エルモ西淀川から国道43号線まではアブラゼミが存在し、近年増加していることがわかっています。何が原因で増加しているのかは、未だわからないままです。その後、フードマイレージゲームの整理をしました。なかなかの量で一人でやるには難しいだろうな・・・と思いつつも3人で作業しました。一人一人作業を分担して、行った結果ものすごく要領よく早く終わってしまいました。今まで知らなかった食物の消費で、思っていた以上に公害汚染が進んでおり、このままではまた汚染による病気がでるのではないか?と思いました。

ここで1日目の作業は終わり感想(下に記述)を書かせていただきました。

<2日目>

・2日目は、大野川緑陰道路を中心にセミの分布、地点別調査による結果をまとめるものとして、地図を作成しました。地図を作成といっても元々あった自転車マップを簡略化し、よりよくわかりやすくするために、いらない線(道路)を減らし、かなり見やすくなったと思います。最初作っている段階でどんなものができるか少し心配になりながらも、続けて作業をしていたのですが、やはり難しくなかなか進みませんでした。ポイントごとにわけ、必要な道路と線路を抜き出し,それを図示しました。徐々に、地図が出来てくると、嬉しさと喜びとでどんどん作業が進んでいきました。そして、ほぼ完成しかけてきたとき、道路と線路と大野川緑陰道路とそれに関し象徴する建物だけでは、物足りなかったので学校を書いたのですが、想像以上に学校が多く最終的に清書したとき書ききれなくなり、削除してしまいました。勢いだけでやったのが少し阿呆だと感じました。完成後、思ったことが、私が言うのもあれですが、かなりいい地図ができたと思います!!この実習を通して、私達は小学生の授業であった図画工作を思い出したりもしていました。楽しかったです。よかったらみなさんも、実習しに来て下さい!!

記述者 山野

IMG_0295

 

<感想>

西淀川公害問題を知り、あおぞら財団様の活動をボランティアを通じて学べたことを嬉しく思います。

 公害の歴史を保存し、それを地域の人々、未来の子供たちにつたえていきたいという、あおぞら財団様の理念には深く感銘を受けました。

 セミの抜け殻を採集することで周辺の環境や生態系を調査し、都市化による環境変化の指標になることにも驚きました。これは誰にでも出来る活動ですが、こうした活動の一つ一つが、地域の町づくりにつながっていくのだと感じました。

 

大阪経済大学3回生

谷 大輔

 

 

私は今回あおぞら財団で、セミの抜け殻集めをやらしていただいたり、西淀川区の大気汚染や公害の歴史を学ばせていただき、たいへん感謝しております。

 セミの抜け殻集めは子供のころに、セミの抜け殻を集めて遊んだのを思い出してとても楽しく行うことが出来ました。まさかこんなことから地域の環境調査ができるなんて思ってもいなくて、貴重な経験が出来たと思います。

 それ以上に感銘を受けたのが公害のビデオやら西淀川の歴史の話です。私は田舎育ちなので、公害や大気汚染とは無縁な少年時代をすごし大阪に移り住んだ今でも身近なところで、身に危険が迫るほどの、大気汚染に遭遇したことはないのですが、この西淀川ではほんの40年ほど前まで工業排水や有毒スモッグやごみの投棄などが原因でいまでは考えられないくらい荒れていて、すごい数の被害者がでたそうです。しかしそれを打開したのは住民の強い思いであり、頑張りです。今の西淀川区はキチンと整備せれ、人口がどんどん増え大気汚染の過去や裁判のことを知らない住民が増えてきています。ですが、ここでその過去の情報を費やしてしまっては、将来同じことや、近いことを繰り返す可能性があります。

そんなことがないようにしっかりと後世にこのことを伝えていってほしいと思います。

あおぞら財団はその任を果たす上で重要なポジションを占めていて、たいせつな存在だと思います。これからも有意義な活動を期待しています。

 

大阪経済大学2回生

小岩 智哉

 

 

 

 今日の実習で、セミの抜け殻を集めるという作業をすること自体初めての経験で、実際に集めてみると圧倒的なクマゼミの量でした。アブラゼミの場合は気のせいかもしれませんが、イチョウの木にくっついていることが多かった気がします。地域の都市化や、地球温暖化による公害で生態系に異変が生じ、今回のセミに関しても、都市化による土の硬化によってクマゼミが増加しているのも明らかでした。人間が地球を破壊し続けるこの世界で、どうやって環境汚染をなくす、いや、なくすのは難しい。だから、減少させるためには、どのような対策をすべきかで、今後試されると思います。

 

大阪経済大学2回生

山野 純平

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