※あおぞら財団のインターン生(大学生)が東京パラリンピックのトライアスロンに出場する円尾敦子さんや競技について調べたことをレポートいたします。
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東京オリンピックが終わり、次に東京パラリンピックが8月24日から9月5日にかけて行われます。今回紹介したい競技は「トライアスロン」です。
トライアスロンが正式競技として認められたのはオリンピックでは2000年のシドニー大会、パラリンピックでは2016年のリオデジャネイロ大会とつい最近の出来事です。トライアスロンはスイム・バイク・ランという3つの種目を同時に行い、合計のタイムを競う競技です。
パラリンピックでは障がいの内容や程度により6クラスに分かれます。PTWC(座位クラス:車いすの使用など)、PT2-5(立位クラス:義足の使用など、4つのクラスがある)、PTVI(視覚障害クラス:ガイドが伴う)とあり、競技内容やルールが少し異なります。
※競技人口が少ないクラスは他のクラスで出場するなど調整しています。
見どころとしては、ハンドサイクルやタンデム自転車などが登場するところや、ガイドやハンドラー(サポーター)とのコンビネーション、タイムに含まれるトランジション(スイムからバイク、バイクからランと種目が移り替わる過程)の時間をどれぐらい短縮できるかの工夫などがあげられます。モノの使いこなしや、人との連携がパラリンピックでは重要となります。
トライアスロンは28~29日、「お台場海浜公園」にて行われます。
28日の朝8時30分頃から女子PTVIに出場する円尾敦子さんは今回2度目のパラリンピックになります(当時は旧姓:山田)。リオデジャネイロ大会では9位と惜しくも入賞を逃してしまったため、6位入賞を目指しています。(円尾さんは「あおぞら財団」と「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」と関わりがあるよ)
パラトライアスロンの日程等詳しくはこちら
https://2020.yahoo.co.jp/event/ptr
円尾さんはガイドの菊池日出子さんとともに出場します。タンデム自転車を使用されるのですが、そのスピードに注目していただきたいです。(タンデム自転車だと時速80キロも出るのだとか…。)
円尾さんは先天性白内障によって左目を失明しました。社会人として働いていたところ、弟さんが心の病気になってしまいます。マラソンが大好きな弟さんのために東京マラソンを一緒に走ろうと誘ったことで円尾さんのトライアスロン人生が始まりました。以後、アジア選手権など数々の大会に出場しています。(本気で書くとワード5枚分になっちゃうので詳細は円尾さんのオフィシャルサイトなどで確認してください!→ 円尾敦子オフィシャルWEBサイト http://eye-love-tri.com/)
円尾さんはコロナウイルスの流行によって、練習もできず、大会が開催されないなど厳しい状況が続きながらも、多くの人の支えによって乗り越えてきました。しかし、パラリンピックの選考から外れてしまいました。そのため、パラリンピック出場はあきらめていたのですが、最後の追加枠によって出場が決まりました。
28日の朝8時半頃からと少し早い時間からですが、ぜひ円尾さんを応援しましょう!
(おまけ)
円尾さんを調べていくうちにキイロイトリ(リラックマのキャラクター)が好きなことが分かり(私も大好きです!)うれしくなりました。
記:インターン生・中野