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ブログカテゴリー » 資料館(エコミューズ)

イ病 スタディツアー開催しました


現場を見て、聞いて、感じた3日間
学生、社会人など45人が参加した「イタイイタイ病スタディツアー」

あおぞら財団は今年度から3ヵ年の計画で、「公害地域の今を伝えるスタディツアー」という事業をスタートさせました。西淀川区もそうですが、四日市や水俣、富山など、公害の被害を受けた地域が、再生に向けて活動をしています。でも、私たちは、実際にどのような再生活動がおこなわれているのか、よくわかっておらず、今では公害の事実も風化しつつあるのが現状です。

清流会館での講義

そこで、現場に行き、さまざまな立場の人たちの話を聞き、自分たちなりに、公害地域の今をとらえ、そのことを広く発信していこうと、スタディツアーを企画しました。1年目はイタイイタイ病の問題がおこった富山です。富山では被害者団体と公害の原因企業が、毎年の立入調査などを通じて、汚染「ゼロ」をめざした取り組みを重ねています。
参加者は全国から応募があり、総勢45人で8月4日〜6日の3日間ツアーを実施しました。班に分かれて、被害者家族、企業、行政などに聞き取りをおこない、最終日は、班ごとに発表をおこないました。聞いたことを報告するとともに、今後への提案も盛り込みました。参加者からは「公害を発生させる前の予防の重要さがわかった」などの感想がありました。

土壌復元現場を視察

スタディツアーの現地での運営は、イタイイタイ病対策協議会の騠木勲寛さんに全面的にお願いしました。最後に、騠木さんから「受け入れて良かった」とのお言葉をいただき、参加者、スタッフ一同、本当にうれしく思いました。

鎗山善理子(あおぞら財団)




Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2009年9月9日5:33 PM

見にきて下さい!菜の花プロジェクト目指せ天ぷら油回収1000L!



西淀川図書館で「菜の花プロジェクト」「セミのぬけがら調べ」の展示をしています。

『西淀川 菜の花プロジェクト2009 
天ぷら油でバスを走らせよう
 目標1000リットル集めよう』

菜の花を育て、菜種油で燃料を作り、その燃料でバスを走らせようという菜の花プロジェクトを西淀川で実践しています。その活動の様子をつたえる展示を西淀川図書館でおこなっています。
今年の「西淀川 菜の花プロジェクト 2009」のメインは廃油回収です。なんと1000L集めます!


展示では、使用済みのてんぷら油をきれいな燃料に精製するしくみを紹介しています。
使用済みのてんぷら油から作った燃料(BOF)はバスを走らすことができます。またこの取り組みで油がゴミにならないのでゴミを減らすことができます。
この取り組みを広く知ってもらい1000L回収に参加する人を増やしたいと呼びかけています。
みなさんもご協力お願いいたします!!

菜の花を育てるという部分では、西淀川高校の菜の花畑で栽培しています。今年の種まきにそなえて夏に雑草除去作業もおこなわれました。そのような活動の写真も展示しています。

菜の花プロジェクトのブログはこちら!

『セミのぬけがら調べ』

せみの種類によって、その場所の環境を知ることができます。
8月18日、「まちのお医者さんになろう2009 大野川緑陰道路でセミのぬけがら調べ」があり、緑陰道路で子どもたち70人と一緒にせみのぬけがらを探しに行きました。
みんなで見つけたせみのぬけがらについて作った新聞を展示しています。

セミのむけがら調べのブログはこちら!

ぜひ見に来て下さいね。

期間:2009年9月1日〜10月31日
場所:西淀川図書館
開館時間 火曜日〜金曜日 午前10時〜午後7時
土曜日、日曜日、祝・休日 午前10時〜午後5時
休館日 月曜日・毎月第3木曜日(ただし国民の祝日と休日にあたる場合は開館)





Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2009年9月3日10:32 AM

患者さんの話を聞きました!


カラオケで楽しく☆ 
 西成高校で2009年9月にチャレンジ人権総合学習の授業をあおぞら財団でおこないます。授業では公害患者の松本さんにお話ししてもらいます。

私もうちあわせに同行させてもらいました!!
松本さんとは初めてお会いしたのですが、とても元気な方という印象を受けました。松本さんは働き者で仕事も休まず行っていたそうで、そんな働いていたら体調が心配だなと思いました。
松本さんは歌がとてもお上手だそうで、カラオケを楽しんでいるとおっしゃっていました。カラオケの話をされる時は、松本さんは楽しそうにされていました。喘息で苦しいこともある中、なにか自分の中の楽しみを見つけるのは重要なことだと思いました。 
お子さんも喘息で、大変だったそうです。そんな時、52歳で松本さんは喘息を発症しました。認定患者ではないため、医療費は全部自分で払うそうです。

患者さんと聞くとどこか内気なイメージでしたが、松本さんは全くそんなことはありませんでした。松本さんを含め患者さんは、公害があったことについてなどを高校生や若い人に知ってもらいたいとおっしゃっていました。私たちはできごとを知り、また伝えていくということをもっと積極的にしていかなければならないなと感じました。

 大阪経済大学 あおぞら財団インターンシップ生 荻野由紀




Filed under: 西淀川公害授業 — aozorafoundation 公開日 2009年9月2日1:59 PM

イレッサ 訴訟


みんなで勝ちにいく
 8月31日、イレッサの裁判が大阪地方裁判所で行われました。私は、このイレッサの裁判を傍聴することができ、とても貴重な体験をさせていただきました。

イレッサとは、アストラゼネカ株式会社 (本社イギリス) から輸入され、国の承認を受けた錠剤タイプの肺癌治療薬です。このイレッサの副作用により多くの人が死亡しています。ですが、被害者の方はイレッサの副作用については全く説明を受けていなかったり、またはイレッサの副作用は少ないと言われ使用していました。

私は、午後からお二人の原告の方のお話を聞くことができました。本人尋問で真ん中のいすに一人で座って質問に答えている原告の方を見ていて、あの場所にいるだけでもすごく頭が真っ白になってしまうだろうなと思いました。イレッサを服用していた時の細かいこと、薬の説明を充分に受けたのかなど、何度も聞かれていました。原告の方の中には、 涙をながしながら話しをされていました。

多くの方がイレッサで亡くなられているのに、厚生労働省は販売を続けています。原告の方たちは、アストラゼネカ社と厚生労働省に同じことを繰り返さないように対策を求めていました。

裁判が終わり、原告の方は支援してくださる方を後ろに感じながらあの場に立ち、心強かったです、と言っていました。一緒になって裁判に勝とうと思っている方がたくさんいます。原告の方だけが戦っている訳ではないなとすごく感じました。そして、支援している方の法廷を満員にしようという熱い思いも伝わってきました。

 裁判所に行くのは初めてで、緊張しました。私は話をきくだけで精一杯でしたが、他の方は弁護士さんの表情などにも目を向けていました。また裁判を見に行ける機会があれば、もっといろんなところを見ていきたいです。

大阪経済大学 あおぞら団体インターンシップ生 荻野 由紀





Filed under: 西淀川公害授業 — aozorafoundation 公開日 10:03 AM

第3回 シンポジウム地域資料の保存と活用を考える


こんにちは。
あおぞら財団も実行委員の一団体として開催する
下記のシンポジウムをご案内いたします。

皆さまのふるってのご参加をお待ちしています。

◆◆転送大歓迎◆◆

—————————————————————————————
   シンポジウム 地域資料の保存と活用を考える(第3回)
   大阪の文書館をめぐる現状と地域資料保存・活用の課題
—————————————————————————————
 地域資料シンポ実行委員会では、2003年11月の第1回シンポジウム
以来、ネットワーク化を通じた資料活用の拡大を通じて地域資料の保
存を強める活動を進めてきました。
 しかし、今年2月、大阪市の公文書館運営事業が「事業仕分け」の対
象となるなど、昨今の大阪における文書館をめぐる状況は厳しさを増し
ています。今回、こうした現状をふまえ、文書館事業の改善を後押しす
るとともに、公文書を含めた地域資料の活用拡大に向けて支援を強化
するため、第3回のシンポジウムを開催することになりました。
 国レベルにおける公文書管理法の成立も視野に入れて、自治体の
文書館が、地域の多様な資料保存主体や市民・歴史研究者と連携し、
地域資料の活用拡大をはかることを通じて、資料保存・利用状況の改
善と地域史研究の発展に寄与する方策を探りたいと考えています。
 皆さまのふるってのご参加をお待ちしています。

日 時 2009年9月13日(日) 13:00〜16:45
場 所 大阪社会福祉指導センター 研修室2
     (大阪市中央区中寺1-1-54、06-6762-9471)
     (地下鉄谷町線「谷町六丁目」下車4番出口から徒歩5分)
内 容
■基調報告:地域資料シンポ実行委員会
 大阪の文書館をめぐる現状とここに至った経緯を検討し、地域資料
シンポ実行委員会のこれまでの活動の到達点をふまえ、問題の打開
に向けて具体的な提言を行います
■メイン講演:小松芳郎さん(松本市文書館)
    「自治体文書館の責務—公文書と地域資料を視野に—」
 文書館をめぐる現状をどう打開するかをめぐり、国の動向も視野に
入れつつ、松本市での経験をふまえて自治体文書館が目ざすべき方
向性を提起していただきます
■パネルディスカッション
 ●地域の実践報告
  高木秀彰さん(寒川町文書館)/谷合佳代子さん(エル・ライブラリー)
 厳しい現状のなか草の根の地域資料保存・活用を進めている取り組
みを紹介し、その経験交流をはかり、大阪における課題と連携の可能
性を探ります
 ●質疑・討論
  パネラー:小松芳郎さん・高木秀彰さん・谷合佳代子さん・
  亀岡哲也さん(近江八幡市)
  コーディネーター:佐賀 朝(大阪歴科協)

資料代:300円 (事前申し込み等は不要)

主 催:地域資料シンポ実行委員会
    (構成団体:あおぞら財団、大阪歴史科学協議会、大阪歴史学会、
     NPO法人西山夘三記念すまい・まちづくり文庫、地域資料研究会、
     歴史資料ネットワーク) *五十音順
後 援:全国歴史資料保存利用機関連絡協議会近畿部会

◆地域資料シンポ実行委員会 事務局
担当者 佐賀朝(地域資料研究会代表)
住 所 〒594-1198 和泉市まなび野1-1 桃山学院大学
電 話 0725-54-3131(代)内線3706
E-mail a-saga※andrew.ac.jp(※を@に変えてください)

◆大阪歴史科学協議会 事務局
住 所 〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138
     大阪市立大学大学院文学研究科 塚田孝研究室気付
E-mail osaka_rekkakyo※yahoo.co.jp(※を@に変えてください




Filed under: イベント案内,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2009年9月1日3:19 PM
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