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ブログカテゴリー » 資料館(エコミューズ)

西淀川図書館で廃油キャンドルづくり


大阪市図書館フェスティバルの一環で、10月30日に西淀川図書館で廃油キャンドルづくりをしました。
親子連れなど40人ほどがこられて、盛況に終えることができました。

ご家庭で使ったてんぷら油から、きれいなキャンドルを作ります。
用意するものは、てんぷら油、廃油用の凝固剤(固めるテンプル的なもの)、たこ糸、割り箸、キャンドル用のビン、クレヨン、エッセンシャルオイルです。

クレヨンを削り、あたためた油に溶かします。
凝固剤、エッセンシャルオイルを入れて、凝固剤が溶けきる温度まで熱します。


たこ糸を割り箸で挟み、ビンの中につりさげ、油を入れます。
固まるまで待てばできあがり。
固まってから別の色の油をそそげば、二色のキャンドルも作れます。

ただの廃油から、驚くほどきれいなキャンドルができます。
ハロウィーンやクリスマスで使いたいとおっしゃる方もいました。

ゴミになるだけの廃油をきれいなキャンドルに、みなさんもぜひどうぞ。

(財団スタッフ 田尻)





Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2009年11月6日4:39 PM

司法修習生が西淀川に来ました!


10月27日(火)に司法修習生(弁護士・検察官・裁判官の卵さん)たちが
西淀川を訪問しました
法律家を目指す司法修習生に、西淀川公害と裁判のこと、
そして今現在の西淀川を知ってもらえるなら!と、私たち張り切って案内しました
最初は阪神なんば線出来島駅に集合し、ぶらりと歩き43号線に出て
自動車排出ガス測定局(自排局)を見た後出来島小学校へ

裁判の後、道路の車線を減らして歩道にしたこと、少しでもNOの量を減らすために
小学校のフェンスが光触媒になっていることなど、上田が説明しました

司法修習生も日差しがまぶしい中、一生懸命聞いていました
それから千北診療所を通りあおぞら苑へ

あおぞら苑はたくさんの来苑者でにぎわっていました
この日は、公害患者の塚口さんと北村さんがいたので、みんなでお話を聞きました

(写真係の眞鍋が、患者さんのお話に夢中でこの時の写真を撮るのを忘れました
すみません)

さて、それから大野川緑陰道路を通りあおぞら財団へ

財団では、患者さんの池永さんと森脇さんにお話を聞きました


さすが司法修習生、出てくる質問は裁判のことや当時の患者さんの気持ちなど具体的で
話を聞いた後の感想も、「将来は勝ち目がなくても立ち向かえる弁護士になりたい」など、
とても頼もしい意見が多く、嬉しく思いました

午後 エコミューズ見学→西淀病院で穐久医師らにヒアリング

JR東西線、地下鉄鶴見緑地線と乗り継いで、蒲生4丁目にある国土交通省大阪国道事務所へ。
松田好生事業対策官らに裁判和解後の環境対策について説明を受けました。
約1時間の聞き取りを終えて国土交通省をでると、すっかり夜のとばりがおりていました。
午前9時半から午後5時半まで、濃密・ハードな(約1㎞の徒歩移動も)研修、おつかれさまでした。




Filed under: 視察受入 — aozorafoundation 公開日 2009年10月29日3:46 PM

もりもとまきのアーキビストの目 No.9

「イタイイタイ病」を知る―清流への願い新たに―
(資料館だより26号、2009/09)
紹介資料:『イタイイタイ病』第32号(イタイイタイ病対策協議会発行、1975年1月)

エコミューズでは、全国各地の公害に関するさまざまな資料を所蔵しています。今回は、『イタイイタイ病』第32号(イタイイタイ病対策協議会発行、1975年1月)を紹介します。
ecomuse

ecomuse 病の苦しみ、土壌復元への願いが溢れる 

イタイイタイ病(イ病)とは、三井金属神岡鉱業所(現・神岡鉱業㈱)から長年神通川(じんづうがわ)に流された、カドミウムを含む鉱廃水による公害病です。患者の多くは中高年の女性で、腎障害の悪化による骨の異常に、「痛い痛い」と苦しみました。土壌汚染による農業被害も深刻でした。紙面では、一人の女性患者の声が紹介されています―「私の体は毛頭昔のようには治らないでせう。私は我慢します。しかしこれからの若い人だけには絶対にイタイイタイ病にならないようにして下さい。田んぼの復元工事が出来て、安心して米が作られ、イ病の心配がなくなる日が一日も早くくることを心から願っています」。イ病訴訟完全勝利(1972年8月)から37年の月日が経った現在、土壌復元事業は2011年度完了予定となり、このような被害が二度と繰り返されないよう、公設資料館の建設も目指されています。この女性の悲痛な願いを、決して忘れてはならない―、神通川の清流を前に、その思いを新たにさせられる貴重な資料です。

☆『資料館だより』第26号はこちら

(もりもとまき・エコミューズ資料整理スタッフ)

Filed under: もりもとまきのアーキビストの目,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2009年9月25日2:06 PM

西成高校—あおぞら財団 チャレンジ人権総合学習【2日目】


                あおぞら財団インターンシップ生 奈良女子大学3回 川淵絵里子

西成高校で行われている人権総合学習の一環で、あおぞら財団では9月11・18・25日の5・6時間目を使って3回の授業を受け持っています。
私は2回目の18日のお手伝いをしました。

11日は教室で授業を行いましたが、18日は学外に出て自分たちの街を探検してもらいました。
実際に身のまわりをじっくり観察することで地域の環境問題や街の良さを発見し、考えてもらうことがねらいです。

今回は渡船を使って西成区から大正区へ渡り、工場と住宅が混合している様子を見学するチーム2つと、地域を走る主要な道路(国道43号線と国道26号線)の交通量をカウントするチーム2つの4チームに分かれ、それぞれのチームにあおぞら財団のスタッフが1人ずつ付きました。(上田さん、小平さん、川淵、岡田くん(桃山学院大学インターン生))
私は上田さんと一緒に自転車で大正区を見学するチームに付きました。

開始早々、一方のチームが先に出発してしまい、はぐれてしまうというハプニング!
急いで追いかけてもらい、2人合流できましたが、残り3人が見つからず、仕方ないので連絡を取りつつ後で合流しようということになりました。
事前に下見をしていなかったことが原因の失敗です!反省すべき内容です。

生徒を捜している間に他のメンバーを落合下渡船にて乗船させ、木津川を渡りました。


大正区に入るとさっそく工場群が出迎えてくれました。

自転車で走っていると目にゴミがたくさん入って痛かったです。
大正区は沿岸部に工場地帯が広がり、その中に住宅が混合して建っているという地域です。そのため細かい塵や埃が比較的多いのだろうと感じました。
生徒たちも喉が痛い、工場のニオイがすると感想を漏らしていました。

大正区を見学しながら、工場や公園、民家の様子など気になったもの、面白いものを写真に撮ってもらいました。


               誰もいない公園…


        戸内に収まらないものがあふれ出してる


                    商店街

あっという間に時間は過ぎ、急いで落合下渡船へ。


はぐれた3人とはそこでも会えず、結局学校で再会することとなってしまいました。
本当に申し訳なかったです!

学校へ戻ると、交通量調査の結果が出ていました。


2つの道路で大きな差は見られませんでしたが、たくさんの車がこの道路を利用していることが改めてよく分かる結果となりました。
生徒たちもこの結果から何が分かるのかと考えてくれたようです。

各グループで撮ってきた写真を印刷し、次回の宿題である二酸化窒素測定について説明した後解散となりました。

こちら側のミスで、生徒や先生に大変な迷惑をかけてしまったことが非常に悔やまれますが、生徒たちの様子を見ていると、今回のフィールドワークに興味を持ち、思い思いに感想を持ってくれたように感じたので良かったと思います。今回の反省点を生かし改善を加えていけば、次回にも繋げていけるのではないかと思いました。

生徒たちが少しでも自分の街に対して興味・関心、愛着を持ち、地域の問題点などを考えてくれるよう、こうした機会をたくさん設けることで今後も協力していけたらいいなと思いました。




Filed under: インターン生,西淀川公害授業 — aozorafoundation 公開日 2009年9月24日5:13 PM

イ病 スタディツアー(09年8月4日〜6日開催)


先のブログ(9月9日投稿)で紹介しました
「公害地域の今を伝えるスタディツアー2009
〜富山・イタイイタイ病の地を訪ねて〜」は、
マスコミでも取り上げられています。

・北日本放送(動画あり)
http://www2.knb.ne.jp/news/20090806_20913.htm#




Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2009年9月10日3:06 PM
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