2010年8月2日夏休み子ども向けイベント「セミのぬけがら調べ」の事前勉強会を実施しました。参加者は大人18人、こども6人でした。8月17日の本番に向けて、当日集まった子どもたちにわかりやすく説明できるようになるため、大阪自然環境保全協会(http://www.nature.or.jp/)の高畠耕一郎さんと山本智子さんをお招きし、ご指導していただきました。
※イベントチラシはこちらhttp://www.aozora.jpn.org/pdf/event/1007semi_nukegara.pdf
紙芝居やスクリーンを用いて、セミの生態等について詳しく説明していただきました。楽しいクイズなどもあり、みんな興味津々に聞いていました。
セミの羽化の観察を実際に大野川緑陰道路で行いました。範囲は2号線歌島橋高架下から阪神道路3号線高架下です。夜7時を回っており、暗く、周りが見えにくいなかで行いました。セミの幼虫は暗くなって天敵がいなくならないと土から出てこられないそうです。セミがとまりそうな木を中心に観察した結果、西淀川でたくさん見られるクマゼミを発見しました。
次はセミの幼虫を見つけようと必死に探しました。抜け殻はあちこちで発見できましたが、幼虫は残念ながら見つけることができず、羽化の観察はできませんでした。緑陰道路は街灯が明るいため、羽化の時間にずれが生じたのかわからないが、今後は緑陰道路での羽化の時間帯を調査していこうと思います。
セミの羽化は目撃できなかったが、セミが木の枝に卵を産む貴重な瞬間を観察することができた。なにかいいことがありそうな予感・・・
あおぞら財団インターン 環境学園専門学校1年 石川正樹