環境フロンティア講座第Ⅱ期
—実践編—市民参加の実践例から学ぶ!私からはじめる環境活動
第2回
「市民が取り組む水辺の再生」
講師:中西 敬先生(NPO法人「人と自然とまちづくりと」副代表理事)
6月18日(金)に開催しました。(参加者23名)
中西先生は、水辺の再生についての取組み、特に「海」が抱えている問題点を人間の体に例えるとメタボであること、海の信号は青も危険ということを教えていただきました。
冒頭に、中西先生からクイズがありました。
水道が2
灘が7
ワンが2
せとが1
いったいなんでしょうか??
これは、瀬戸内海に位置する水道、灘、湾、瀬戸の数です。
陸は、明確な住所が存在するが、海は明確な住所が存在しない。海は、公共財でありながら、人々の意識が薄く、海の環境について取り組めていないので、海の現状を知ってほしいということから始まりました。
また、赤潮、青潮などが発生する仕組みを分かりやすく教えていただきました。
昔は工場排水が海の富栄養化を引き起こす原因だったが、現在では一般家庭の排水が富栄養化を引き起こす主な原因となっているそうです。
下水処理場の整備は進み、家庭でジャブジャブ流して大丈夫♪と思いきや、下水処理場でも窒素を完全には除去していない状態で川から海へ流れているそうで、海は窒素過多になっているとのことでした。
その現状を知り。会場からは、日常の生活から見直すことで海の環境を守っていきたいなどの意見もありました。
次回は、第3回
「まちの資源を活かして市民が進めるまちづくり」
講師:西村 仁志先生(同志社大学政策学部・大学院総合政策科学研究科 准教授)
7月2日(金)19:00〜20:30
キャンパスポート大阪(大阪駅前第2ビル4階)
ぜひ、ご参加ください。
あおぞら財団スタッフ
山本 元