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» 2009 » 5月

第95回 矢倉海岸定例探鳥会


日時:2009年5月2日(土)9:30〜12:30
天気:はれ

本日はお天気がよく、25人の参加者で矢倉海岸まで向かいました。
(カメラを持っていくのを忘れてしまい、携帯電話で写真を撮ってみました。)


観察できた野鳥は次のとおりです。(声)と書いてあるのは、鳴き声だけ聞こえた鳥です。<数字>はおおよその数です。

カワウ、ササゴイ、アオサギ、カルガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、トビ、コチドリ<10>、シロチドリ<2>、トウネン<20>、ハマシギ<24>、アオアシシギ<1>、キアシシギ<4>、イソシギ<1>、ソリハシシギ<1>、オオソリハシシギ<4>、チュウシャクシギ<淀川15、全体30>、ユリカモメ<1>、コアジサシ、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス(声)、セッカ(声)、キビタキ、シジュウカラ(声)、メジロ(声)、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、メダイチドリ、キョウジョシギ、オオルリ、センダイムシクイ、イカル(声)

計42種

神崎川沿いの干潟で、いろんな種類のシギを見ることができました。餌をついばみながら、チョコチョコ歩いておりました。

(記・鎗山善理子)




Filed under: 環境学習 | 矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2009/05/08(金) 07:49

歌島橋交差点の横断歩道が消えた!


 2009年4月1日、国道2号の歌島橋交差点(大阪市西淀川区)の改良工事・地下道整備の完了に伴い、地上の横断歩道が撤去されました。
 同交差点の改良工事については国(国土交通省)、公団(阪神高速道路公団=当時)を被告に争われた西淀川公害裁判の和解により設置(1998年10月)した、「西淀川地区道路環境沿道に関する連絡会」(以下連絡会)で1999年以来、再三協議してきた事項であり、西淀川公害訴訟原告団では一貫して「人や弱者を地上から排除する」横断歩道の撤去には反対してきました。
→歌島橋交差点の工事について国が示した完成イメージ図(国が当初示したイメージ図では、横断歩道が描かれています。2003.10)

 2005年春、国交省が第1期工事(地下道の一部開通)完了に伴う横断歩道撤去の意向を示したことに対して、「まちづくりを考える会」と共同して「歌島橋交差点の横断歩道に関して、区民や利用者の尾件を幅広く集めた上で撤去の是非を検討するよう求める署名」をよびかけ、1225筆の署名を集めて、西淀川区役所、西淀川警察署、国土交通省近畿地方整備局の3者に提出しました。(2005年8月5日)
署名を提出する様子(2005.8.5)
第一期工事後の様子(2005.8.5)

 同連絡会を通じて、原告団は①横断歩道の撤去は「住民合意」とはいえない②第2期工事までに住民合意のもと、横断歩道撤去の是非を検討するべき③(連絡会で)原告団と約束した「歌島交差点の緑化」を行うこと、を提案するとともに「住民合意の進め方の方向性」についても示しました。
 しかし、国交省は、こうした意見・提案に対しては「聞き置く」だけの対応で、「改良工事・地下道整備後の横断歩道撤去」という自らの既定路線に「理解」を求めることに終始しました。
撤去前の様子(2009.3.31)
撤去後の様子(2009.4.6)

 こうした一連の動きは、「そこのけそこのけクルマが通る」とクルマ優先で道路建設を推進してきた国交省の姿勢は、公害を巻き起こした従来の姿勢と変わらぬものであり、「安全と環境」を唱えてはいるものの、決して人間(利用者・市民)の方に「顔」を向けていないことは明らかです。
原告団では、このたび強行された横断歩道の撤去に対して強く抗議するとともに、引き続き「人にも環境にもやさしい」道路行政実現のために市民・利用者のみなさまとともに活動を進めることを表明し、抗議文を提出しました。

 抗議文(2009.4.1)

その後、地下道内の案内板についての修正が行われましたが、横断歩道の復活に向けて、今後も話し合いを続けて行きたいと思います。

記 藤江 徹(あおぞら財団) 




Filed under: にしよどnote — aozorafoundation 公開日 2009/05/08(金) 04:33

日中の公害環境問題を考える学生セミナー


アジアの一員として

 2009年1月25日は西淀川でも朝、風花の舞う寒い日でしたが、関西圏の大学に通う留学生と日本人学生約20名、オブザーバーとして専門家の先生たち7名の総勢30名があおぞらビルに集い、中国と日本の公害・環境問題について熱心に語り合いました。


 このセミナーは、グローバルな経済活動のもとで一層深刻化するアジアの公害環境問題を、同じアジアの一員として学生同士が考え合おうという目的で企画されたものです。
 セミナーでは、まず講義「アジアの公害・環境問題—法律家・NGO同士の取り組み」(村松昭夫弁護士)と話題提供(日本の事例として西淀川大気汚染公害・中国の事例として福建省渓坪村の化学工場による環境汚染)で、日本の公害の歴史と中国の公害環境問題の現状について学びました。
 「どうすれば公害のない社会をつくれるのか」
 そのあと、3つのグループをつくり、公害環境問題に関して、①今関心を持っていること、②日本の現状と中国の現状(解決するための課題とは何か?)、③今後の日中交流で何ができるか、の3大テーマにそって、グループワークを行いました。
 色々な意見が出ましたが、グループワークで議論の中心となったのは、日本でも中国でも、「どのようにすれば人々に公害環境問題への関心を持ってもらえるのか」、「どうすれば公害のない社会をつくれるのか」という点です。
 留学生からは、日本の経験(日本が公害の歴史の中で獲得してきた高い環境対策技術や法・制度、太陽光発電の広範な普及による循環型社会形成のノウハウなど)を学び、中国に役立てたい!という積極的な思いが伝わってきました。

日本と中国はお互いに「鏡」

 一方、他のアジア諸国よりも一歩先に、経済発展と深刻な公害を経験・「克服」した日本の学生は、「伝えるべき」多くの教訓や経験の蓄積がありながらも、それをどのように伝えたらよいのか、そもそも自分たちももっと学ばなければいけないことがあるのではないか…ということを改めて考えさせられた様子でした。
 最後にオブザーバーの先生から、日本と中国はお互いに「鏡」として、互いの社会を見返っていくこと、そのために自分たちの国や社会について、きちんと知る努力をすることが大切であるとのコメントをいただき、学生として大きな宿題をいただきました。
 3時間のセミナーでしたが、グループワークや班ごとの発表の際に、周りから鋭くつっこみを入れるオブザーバーの先生方とのやり取りも盛り上がり、多くの参加者から「もっと時間が欲しかった」「時間が足りなかった」という嬉しい感想をいただきました。

 あおぞら財団は、日本の公害経験を広く国内外に発信していくことを通じ、現在の公害・環境問題の解決に少しでも寄与したいと、昨年度から中国への情報発信事業を本格化し、日中の公害被害者救済のためのネットワークの構築を進めています。
 アジアのネットワークをつくっていくためにも、今後の公害環境問題の解決の担い手である若者同士の交流は、非常に意味のあることです。今回のセミナーの成果と教訓を生かして、今後もまたこのような企画を続けていきたいと思います。
(文:入江智恵子 大阪市立大学大学院)




Filed under: 国際交流 — aozorafoundation 公開日 2009/05/07(木) 03:59

第6 回「緑陰道路サロン」イベント


水郷の村跡、野里の街歩き
(小雨でもやります)
日時5 月23 日(土)9 時30 分 〜12時
集合 JR神戸線 塚本駅西口
解散 JR東西線 御幣島駅

「水郷の村跡・野里地区と西淀川の歴史」
お話・池永悦治氏(野里在住・郷土史家)
参加費500 円 資料代として 冊子「自然と歴史にふれあおう」もテキストに使います。
*終了後、昼食会と総会も予定しています。(別料金、大人気の喫茶サザンカでランチを注文)

緑陰道路サロン(旧大野川緑陰道路の教材づくり研究会)主催
申し込み先
事務局「あおぞら財団」
℡06-6475-8885
FAX06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp




Filed under: 環境学習 | 中島水道サロン(事務局) — aozorafoundation 公開日 2009/05/01(金) 05:19
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