年末の恒例イベント!?『空気のよごれを調べてみよう』を12月26日に行いました。
参加者は小学生72人と大人15人でした。
はじめに天野憲一郎先生から、『西淀川公害』のお話がありました。
かつてテレビで放映されたドキュメント番組「複合大気汚染~西淀川公害患者会の闘い」を放映し、患者さんが発作で苦しむ様子を子どもたちに見せその辛さを想像させます。
次に、辻脇さん(国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所)より『西淀川区の道路環境』についてのお話です。
車からの汚れをすくなくするためにどうしたら良いのか、まちの中を走る43号線から人のいない湾岸線へ迂回させる環境ロードプライシング等、様々な工夫を優しい言葉でお話頂きました。
測定は、ガールスカウト大阪府第26団の大学生や、西淀川高校ECOコミュニケーション部の卒業生等が担当。
今年の結果はどうだったでしょうか。
64箇所で測定し、青(きれい)52個所、みどり(ふつう)9箇所、黄色(ちゅうい)2個所、あか(よごれている)1か所でした。
赤が出たところは大きい通りの前でした。
最後に子どもたちが『わかったこと、伝えたいこと』のメッセージをかいて終了です。
一部紹介します。
・車は「ガソリン」や「エンジン」を使っているから、空気が汚れるのでエコ車にしてほしいです。(歌島小 6年)
・ビデオを見て空気がよごれたらたいへんなことがおこるのがわかった。(歌島小5年)
・西淀川区ではいろんな人がぜんそくにならないように、いろんなことをとりくんでいることがわかった。
・くうきがきたなかったのをはじめて見ました。おどろきました。(うたじま小1年)
・バスをなるべく使うようにしたい(みて島小5年)
・こくどこうつうしょうがいろいろなくふうをしているのがよくわかった。とても楽しかった。いっぱいてをあげたからよくきけた(塚本小3年)
・きたないくうきで、人びとがしにそうになってかわいそうでした。(野里小2年)
・空気にはいろいろなげんいんでよごれていることが分かりました。空気は命にもかかわっていることがこわかったです。(柏里小4年)
・人々がかなしまないようにしたいと思いました(のざと小1年)
・公害をへらすには時間がいると分かった。
・空気のよごれをすこしずつなくしてぜんそくで亡くなる人を少なくしたい(佃小4年)
・いろんな工夫がされていることも分かった(出来島小6年)
自分の手で調べた結果を確認することで地域をよくしていこうという気持ちを育てていきたいですね。
(小平)