公害患者会西淀川で患者会誕生

公害をなくして患者の権利を守る患者会 他の公害患者と連携して政策を動かす

全国の公害認定患者数1988年12月現在
第1回公害被害者総行動デー
公害裁判の歴史
西淀川公害裁判第1回公判

●四大公害裁判では公害被害をうけた住民が勝利しました。これらの判決がきっかけとなり、大気汚染の公害患者たちは各地で患者会を結成しました。西淀川公害患者と家族の会もその一つです。公害発生源をなくし、公害患者の権利を守るために1972年10月29日に発足しました。

●大気汚染以外も含めたさまざまな公害被害者たちは、それぞれの要求を持ちよって、1976年から毎年6月の環境週間に上京して、行政や企業と交渉するようになりました。これを全国公害被害者総行動と言います。一人では解決できない問題も、被害者みんなが連帯して声を集めれば解決の道を開くことができるからです。

●公害被害者たちは、1975年の千葉を皮切りに、西淀川などで次々と提訴し、企業責任や自動車排ガスの健康影響を認めさせるなど、裁判で大きな成果をあげました。また企業や国との和解の道を開いたのです。