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【ツアー報告3日目】「関西✕東北応援ツアー」

2018年12月に開催された関西×東北応援ツアーの様子を大阪経済大学の学生さんが分担して報告してくださいました。
2019年は釜石ではワールドカップが開催されます。ぜひ一度みなさんも釜石を訪れてみてくださいね(栗本)

【3日目(12/2)】
超豪華カレーセットをいただく!!!
大阪経済大学 浅田雄大

 

ツアー3日目は、根浜地区の復興状況を見学しました。元々は佐々木虎男さん(ハマボウフウ研究会会長)にお話をしていただく予定でしたが、ちょうどこの日、アワビの口開けと重なってしまい急遽来られなくなってしまわれました。代わりに、宝来館女将の岩崎昭子さんに根浜地区をまわりながらお話をしていただきました。
私が話を聞いて印象に残っていることは、助け合うことの重要さです。震災当時はもちろん、復興にあたっても地区全体の意見をまとめる必要性、そしてその重要性を女将のお話を通して学ぶことができました。

 

根浜地区を紹介する岩崎昭子さん

根浜地区を紹介する岩崎昭子さん

 

その後は、宝来館を出発し、橋野地区へとバスで向かいました。橋野地区ではまず、手作り物産の直売所「どんぐり広場」に行きました。そこでは、地元でとれた野菜や加工食品などが売られており、場所は山奥ではあるものの意外にもお客さんは多かった印象を持ちました。私が感じた「どんぐり広場」の魅力は野菜の価格が激安だということ。大根や白菜の丸ごと一個が100円程度で売られていました。大阪ではありえない価格だったのでとても驚きました。また、「どんぐり広場」では手作りのクッキーが売られていましたが、価格はなんと大根3本分の300円ということがまた驚きです。

「どんぐり広場」を出た後はまたバスに乗り、次は橋野地区名物といわれる峠のカレーを食べに峠の茶屋に行きました。旬の食材を使ったやさしい味のカレーでとてもおいしかったです。ちなみに、このカレーに使われる野菜は店主の小笠原静子さんがすべて無農薬で自家栽培したものだそうで、そのとき秋ということもあり旬の柿と干し柿がカレーに乗せられていました。また、釜石特産加工品の「チョロギ」というシソ科のものがご飯の上に乗っていました。見た目のインパクトが強く、巻貝のような独特の形をしていたので最初少し抵抗はありましたが、しそ漬けにされていてカリカリ梅のような触感で意外とおいしかったです。
 

峠の茶屋店主の小笠原静子さん

峠の茶屋店主の小笠原静子さん

峠のカレーセット

峠のカレーセット

 

それから、トイレ休憩もかねて峠の茶屋の近くにある釜石の観光スポットである世界遺産「橋野鉄鉱山」のインフォメーションセンターに寄りました。橋野鉄鉱山の歴史についての展示がありました。あくまでもトイレ休憩だったので大まかにしか見る時間がありませんでしたが、そういえば歴史の教科書でも明治日本の製鉄として取り扱われるほど有名だったと後々思い出して、もう少し見ておけばよかったと後悔しています。

ツアー1日目2日目は震災に関することが多かったですが、3日目は本来ある釜石の良さというものを感じることができました。町全体がのどかで穏やかなところで、一番は都会にはない人のあたたかさがあるということです。宝来館の女将や峠の茶屋の小笠原さん等々とても親切な方々にたくさん触れ合えたことが、このツアーを通して一番良かったことだと言えます。

 

 

ツアー1日目の報告はコチラ
ツアー2日目の報告はコチラ

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