滋賀県立大学でフードマイレージ買物ゲームをしました
2011年10月27日
もう5年になるでしょうか。毎年滋賀県立大学の環境政策・計画学科の政策形成・施設演習に呼んでもらっています。
フードマイレージ買物ゲームとダイヤモンドランキングをみっちり3時間実践します。
50人の授業でしたが、地域別にグループをわけて実践です。出身地別に分けると地域の個性が出て面白いです。
一生懸命食材を選んでいます。
大学生ノリノリです。絵を書いている時のこの足!!
完成した食事はこちら
結果はこちら
現代秋チームがフードマイレージが少なかったのでした。全部の食品がフライというなかなか油ギッシュな食事内容でしたが・・・
つづいて、資料になったつもりでダイヤモンドランキング。
みんな必死に政策を考えています。個人で考えた後は、グループで1つの製作を考えます。ここで地域別に作ったチームが生きてきます。
東海チームは豊田市を選択。車の単体規制をおこなって環境に貢献しようとしています。だからコンパクトシティは下位の製作になるんですよね。
大津市は農業とコンパクトシティーを大切にする政策でした。
もう1つの滋賀チームは彦根を選択。彦根はなかなかロードサイドショップが多くて車がないと移動できない街になりつつありますが、コンパクトシティを目指して農業を推進するという選択肢を選びました。
短時間によくまとめたなと思ったのは大阪のチーム。大阪市には農地が少ないので、農業政策が下位になっていますが、コンパクトシティと物流を変革する道を選びました。
とっても難産だったのが京都のチーム。環境にやさしい車の普及をトップに据えたいと願ったのですが、次点での、農業推進課、それとも売り場の充実かという、卵が先か鶏が先かの論争でわかれてしまったそうです。
聞くばかりの授業ではなくて、こうやってみんなで話し合って答えを出していくワークショップは初めてだったそうで、戸惑っている人も多くいました。私がコック姿をして取り組んでいると「衣装まできるんだ・・・」なんて声も上がっていましたが、「こういう授業はのったほうが勝ちだよ」なんて声を掛けたり。そんな声を発した彼も、最後はダイヤモンドランキングをしきってくれるまでに。参加型学習の楽しさが伝わったようで何よりです。(林)
おまけ コック服です。