あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

ブログカテゴリー » 環境再生・まちづくり

大気常時測定局の看板設置

大気を測る装置が街中にあるのを気づいていますか?
西淀川は公害訴訟の和解条項に基づき、6箇所の観測局において、二酸化窒素、SPM、PM2.5を測定しています。西淀川区は国内でもいち早くPM2.5を測定し始めた地域です。
この大気常時測定局は道路の片隅にそっと設置されていますが、もっとアピールするために、看板が設置されることになりました。
下記の看板は大和田局のものです。
他の地点の看板は今年度中に設置される予定です。

IMG_3523

この看板の設置に関しては、西淀川地区道路環境沿道に関する連絡会において、検討されてきました。

道路連絡会の詳細な内容については下記をご覧ください。

http://aozora.or.jp/katsudou/machi_dukuri/road

各道路連絡会の資料および議事録:http://aozora.or.jp/katsudou/machi_dukuri/road/jisshi_jokyo

Filed under: イベント案内,環境再生・まちづくり,西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2022年6月14日2:20 PM

今年も一年、太陽の光で発電してくれました!(2021年分)

今年も一年、太陽の光で発電してくれました!

~西淀川あおぞら発電プロジェクト~

ロゴ

あおぞら財団では、「環境再生のまち」を目指して、大阪市西淀川区の未利用空間を活用して太陽光発電設備を設置する「西淀川あおぞら発電プロジェクト」を実施し、再生可能エネルギーによるエネルギーの地産地消をすすめています。

その一環として、2019年1月に、社会福祉法人あゆみ福祉会の協力の下、看護小規模多機能型居宅介護施設「ソラエ」の屋上をお借りし、設備容量5.5kWの太陽光発電を設置しました。

設置から3年が経過し、2021年も1月から12月まで太陽の光を浴びたソーラーパネルは毎日休まず発電してくれたので、発電量は、6,825kWh(2020年は6,951kWh、2019年は6,705kWh)となりました。
これらの電気は全て同施設にて使用しました。
この総発電量を電力会社が発電した場合は2,471kg-CO2の二酸化炭素が排出されます。※1これは176本の杉の木(50年杉で高さが20~30m)が1年間に吸収・固定する二酸化炭素の量に相当※2します。

2021年発電量グラフ

本設備設置にあたり、寄付や建設協力金をいただいた皆様、ご協力、誠にありがとうございました。引き続き、同施設を通じて、太陽の恵みを地産地消のエネルギーとして活かし、また、本施設を再生可能エネルギーの学びの場としていきます。
2022年4月

※1 2020年度のCO2 排出係数(関西電力)0.362㎏‐CO2/kWhを参照
※2 出典・林野庁 杉一本で平均14㎏/年のCO2を吸収・固定するとして試算

協力団体
・ECOまちネットワークよどがわ
・自然エネルギー市民の会

「大阪府地域環境活動を広げる府民共同発電事業」
http://www.pref.osaka.lg.jp/eneseisaku/fumin-kyodo/index.html

過去のブログはコチラ
http://aozora.or.jp/archives/31948
http://aozora.or.jp/archives/34509
http://aozora.or.jp/archives/36609

Filed under: にしよどnote,イベント報告・ホームページ更新,環境再生・まちづくり — aozorafoundation 公開日 2022年4月29日7:15 PM

太陽の光で一年間発電してくれました!(2020年分)

太陽の光で一年間発電してくれました!

~西淀川あおぞら発電プロジェクト~

タイトル2021

あおぞら財団では、「環境再生のまち」を目指して、大阪市西淀川区の未利用空間を活用して太陽光発電設備を設置する「西淀川あおぞら発電プロジェクト」を実施し、再生可能エネルギーによるエネルギーの地産地消をすすめています。

その一環として、2019年1月に、社会福祉法人あゆみ福祉会の協力の下、看護小規模多機能型居宅介護施設「ソラエ」の屋上をお借りし、設備容量5.5kWの太陽光発電を設置しました。

2019年に続いて、2020年1月から12月まで太陽の光を浴びたソーラーパネルは毎日休まず発電してくれたので、総発電量は、6,951kWh(2019年は6,705kWh)となりました。これらの電気は全て同施設にて使用しました。この総発電量を電力会社が発電した場合は2,210kg-CO2の二酸化炭素が排出されます。※1これは158本の杉の木(50年杉で高さが20~30m)が1年間に吸収・固定する二酸化炭素の量に相当※2します。

発電実績グラフ

本設備設置にあたり、寄付や建設協力金をいただいた皆様、ご協力、誠にありがとうございました。引き続き、同施設を通じて、太陽の恵みを地産地消のエネルギーとして活かし、また、本施設を再生可能エネルギーの学びの場としていきます。
2021年8月

※1 2019年度のCO2 排出係数(関西電力)0.318㎏‐CO2/kWhを参照
※2 出典・林野庁 杉一本で平均14㎏/年のCO2を吸収・固定するとして試算

協力団体
ECOまちネットワークよどがわ
自然エネルギー市民の会

「大阪府地域環境活動を広げる府民共同発電事業」
http://www.pref.osaka.lg.jp/eneseisaku/fumin-kyodo/index.html

過去のブログはコチラ
http://aozora.or.jp/archives/31948
http://aozora.or.jp/archives/34509

Filed under: にしよどnote,イベント報告・ホームページ更新,環境再生・まちづくり — aozorafoundation 公開日 2021年8月31日4:58 PM

第24回道路連絡会が行われました(8/25)

2019年度に引き続き、2020年度も西淀川区内のすべての測定局でPM2.5が環境基準値以下!

8月25日(水)に第24回西淀川地区道路沿道環境に関する連絡会が行われました。大気汚染訴訟の和解条項に基づいて年に1回行われており、あおぞら財団は原告団のサポートをしています。今年は緊急事態宣言下での開催になったため、昨年度に引き続き、国土交通省、阪神高速道路株式会社、弁護団、原告団が別々の会場に集まって、オンラインでつないで開催しました。

IMG_0976

* * * * * * * * * * * * * * * * * * *
第24回西淀川地区道路沿道環境に関する連絡会
日 時:2021年8月25日(水) 午後2時~午後4時
場 所:国土交通省近畿地方整備局会議室、阪神高速道路株式会社、グリーンルーム(あおぞらビル3F)、弁護団各事務所をzoomで繋いで開催
出席者:国土交通省近畿地方整備局、大阪国道事務所、阪神高速道路(株)、原告団、弁護団、あおぞら財団
参加者数:31人(国土交通省・阪神高速:7人、原告側・弁護団:20人)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * *

最初に原告団の山下明さんから被害の訴えがあり、ステロイドの副作用により皮膚に影響があることなどをお話してくれました。それを受けて、国交省近畿地方整備局および阪神高速道路株式会社からは、コミュニケーションが大切であること、被害者の視点に立って道路環境の改善をしていくと答えがありました。
被害の訴えを行う山下さんとzoomの画面

被害の訴えを行う山下さん

現在、コロナ禍の影響もあり、交通量は減少傾向にあり、それにより大気も改善しています。西淀川区内のPM2.5は昨年度に引き続き、環境基準をクリアしました。
今日の会議の中では、大気常時測定局に看板をつけて環境改善の取り組みをPRすること、歌島橋交差点の街路樹が枯れてしまったのでサルスベリ等に植え替えることなども決まりました。他に、環境ロードプライシングのさらなるPR、自転車道の推進といった施策が出され、弁護団からはトロリートラックを検討して欲しいとの意見も出ました。
大気常時観測局に設置する看板の案。大気汚染訴訟の和解条項に基づいて設置されていること、道路環境改善が行われていることなどが書かれています

大気常時観測局に設置する看板の案

今後、大気汚染改善だけでなく、脱炭素社会の実現に向けて、道路環境が改善されることを望みます。

西淀川道路連絡会とは…

西淀川道路連絡会は、大阪・西淀川公害裁判の和解条項に基づいて設置されたものです。公害被害者が,道路環境対策について道路政策決定者に直接意見を述べることができるという意味で,道路公害訴訟に集団で取り組んだ原告団と弁護団が勝ち取った特別な機会です。この連絡会の議論に基づいて、西淀川内にはPM2.5の測定局が全国に先駆けて設置されたり、大型車を国道43号から阪神高速湾岸線に誘導する「環境ロードプライシング」などの施策が実施されています。

(詳しくはこちら→西淀川道路環境対策連絡会/道路検討会

(谷内)

Filed under: にしよどnote,イベント報告・ホームページ更新,環境再生・まちづくり — aozorafoundation 公開日 2021年8月26日1:13 PM

語り部講話、フィールドワーク再開(10/20司法修習生研修)

10月20日、司法修習生研修を実施しました。参加者は10人でした。

地域再生マップとまちづくりの要求について説明する森脇さん、上田さん、藤江事務局長

地域再生マップとまちづくりの要求について説明する森脇さん、上田さん、藤江事務局長

毎年実施している研修ですが、新型コロナウィルス感染症対策として、原則、マスク着用の上、講義会場では密を避けて座れるようにして、実施しました。
フィールドワークでは、阪神出来島駅に集合した後、国道43号線の沿道対策の説明をはじめ、公害に関わるポイントを中心に、西淀川区内を歩きました。

国道43号線にて環境対策を栗本・谷内から説明

国道43号線にて環境対策を栗本・谷内から説明


千北診療所前で、公害病についてと現在の呼吸ケア・リハビリの取り組みなどを紹介

千北診療所前で、公害病についてと現在の呼吸ケア・リハビリの取り組みなどを紹介


地盤の低い西淀川で取り組む防災活動を紹介

地盤の低い西淀川で取り組む防災活動を紹介


大野川緑陰道路を歩く頃には暑さを感じるほどの好天でした

大野川緑陰道路を歩く頃には暑さを感じるほどの好天でした

あおぞらビルに到着後、まず資料館を見学しました。午前中に、村松弁護士から西淀川公害訴訟に関する講義を受けた直後だけあって、みなさん、熱心に裁判資料をご覧になっていました。

実際の裁判資料に見入る参加者のみなさん

実際の裁判資料に見入る参加者のみなさん

その後、公害患者の語り部として、池永末子さんのお話を聞いていただきました。

密を避けてスペースを確保して着席

密を避けてスペースを確保して着席


池永さんのお話にたくさんの質問が出されました

池永さんのお話にたくさんの質問が出されました


池永さんのお子さんが公害患者で、学校で運動部の活動を休みがちだったため、周囲から誤解を受けたといった話に対し、参加者からは「子どもさんだけでなく世間一般でも、公害病への理解を得ることは難しかったのでしょうか」「他に知り合いでも公害病の方はおられましたか?」といった質問が出ました。
池永さんからは、「娘はぜん息と知られないよう、隠すことが多かったよう」「もう80年代に入っていた頃で、公害病というと特別な病気みたいで、隠す人も多かったと思う」「私は患者会に入って、同じ苦しみを持つ者同士で『こういうときは、こうしたらいいいよ』と話ができてとてもありがたかった」といった応答がありました。
西淀川公害患者と家族の会事務局長の上田敏幸さんから補足説明として、池永さんの娘さんが公害病に認定された頃、西淀川区の人口約9万人のうち、20人に一人の割合で公害患者だったこと、そういう状況を明らかにしたのは弁護士による調査。裁判を起こす前にアンケートが実施してくれたが、当時の弁護士はそれほどの関わりをしてくれていた、といったエピソードが紹介されました。

その後は、藤江事務局長による、あおぞら財団の地域づくりの活動と大気汚染の現状に関する講義です。

西淀川の現状をデータを示して説明

西淀川の現状をデータを示して説明


参加者からは「大気汚染物質の排出源はすべてディーゼル車なのか?」「道路連絡会の役割についてもう少し詳しく知りたい」といった質問が出ました。
藤江からは、「季節や場所によって、中国などから流れてきているものもあるが、日本の排出源は主にディーゼル車。いずれにせよ、もともとは人工物。対策については研究が続けられている」「道路連絡会で毎年、議論を重ねてきている。20年以上経って、2019年度にようやく西淀川区内の測定局全てでPM2.5の環境基準値を下回ったというのが現状」という説明がありました。

最後に、西淀川公害患者の会会長で西淀川公害裁判弁護団長の森脇君雄さんと、上田さんから、西淀川公害裁判に取り組んだ当事者の立場からお話がありました。

冒頭、コロナ禍の中オンラインで行われた環境大臣交渉の様子を紹介される森脇さん

冒頭、コロナ禍の中オンラインで行われた環境大臣交渉の様子を紹介される森脇さん


質疑応答では、参加者から「そもそも裁判をしようとした思い、そして20年を経て和解にいたった思いを聞かせてほしい」「和解をすると決まったとき、反対をする原告はいなかったのですか」といった質問がありました。
森脇さんは、「西淀川の患者は団結していたので、反対派一切なかった。一番重症の患者が、一番先頭に立つので、その姿をみたら一緒にやらざるを得ないというのがうちのいいところ。それと、よく動くのは女の人。被害の訴えをしたり、ビラを配ったりしながら、患者は経験的に学んでいく。今の役員会でも新しい人が入っても一年経てばすごく成長している。裁判当時に活躍した3人の女性がいたけど、彼女たちは患者会の役員だけでなく、地域振興会や町会の役員もしていた。裁判の署名活動では、西淀川区住民の8割は署名をしてくれたと思う。一時はすごかった。それを大阪中に広げたのは、上田さん」と応答がありました。
それを受けて上田さんからも「女性は物おじしない。署名を広げるために様々な集会に行ったが、被害を訴えるときに聴衆が1000人、2000人いても、女性はさっと話し始めたものだ。粘り強さも含めて、桁が違うとでもいうような」「大気汚染公害の認定患者は現在、約3万1000人。そのうち大阪市には1万人いる。今も患者は忙しい。アスベストや福島の裁判の傍聴にも行っている。大阪地裁の近くで患者をみかけたら、ぜひ声をかけてほしい」といったお話がありました。
活発な質問に応答いただき時間が足りませんでした

活発な質問に応答いただき時間が足りませんでした

幸いお天気にも恵まれ、充実した研修となりました。
参加者の感想をいくつかご紹介いたします。

・西淀川公害については全く知識がなかったため、詳しいお話を聞くことができ、また実際の訴訟資料も見ることができ、とても勉強になった。法律家は、社会の中で苦しんでいる人、弱い立場の人に目を向け、一緒に戦うことができる仕事であることを忘れないようにしたい。
・患者の方々、原告団だった方々が、想像以上にパワフルでした。全体として一致団結して、和解にあたって反対がなかったというのが、とても印象に残りました。法律家として、何より現地を知ること、依頼者をよく知ることを大切にしたいと思いました。
・お話がとてもわかりやすく、面白かった。とても苦労をされたと思うが、それを感じさせず、笑いに変えてお話されるところが、大阪人の心意気だなぁと思い、尊敬した。患者会内の班活動がどのようなものか、もう少し知りたかった。
・苦しむ原告も命をかけて闘うのだから、法律家として、他人事とは思わず自分事として行動したい。今後、未認定の患者さんのためにできることも考えたいと思う。

前のページ »