被災地のエコツーリズム体験ツアー2日目(12/1) 農作業ボランティア編
2日目は農作業ボランティアのため、橋野地区の青ノ木という場所に向かいました。
この日の作業場所の気温は0度。そんな中「チョロギ」の収穫をお手伝いしました。
チョロギはおせち料理などに使われる食材で、この地区では栽培している農家さんはわずかに2人。
手が足りないため、今年は収穫をあきらめていたそうですが、みんなでお手伝いして無事収穫できました。
お昼は「峠の茶屋」で峠の茶屋カレーを食べました。農家のお母さんが手間暇かけて、体にいいおいしいカレーを作ってくれました。
お昼を食べたら、橋野高炉跡に行きました。橋野高炉跡は、日本で始めての洋式高炉の跡で今回で、現在中国地方、九州地方の鉄鋼の遺跡を語るにはなくてはならない存在です。
鉄の町、釜石のもとになっており、鉄の技術は現在のものづくりの基礎を支えているので、「日本のものづくりの始まりは釜石」と語る地元の方もいるそうです。
説明を受けた後、みんなで鉄を作った後に出る「ノロカス」という変色した石を探しました。
橋野高炉跡を出発し、鵜!はまなす商店街へ。
ここでは、鰯のすり身をお肉にいれ、そば粉をパンに練りこんだ「釜石バーガー」をパン屋の方が用意して待っててくれました。
購入した参加者はおいしそうに食べてました。
宝来館に戻り、根浜地区を散歩しました。
ここは6月末の被災地のエコツーリズム体験ツアーで清掃ボランティアをした場所です。
どのように変わったかや、津波が来たときの様子を写真を見ながら説明してもらいました。
自由時間には、宝来館裏山から撮影された津波が来たときの動画を、まさにその場所で伊藤さんが見せてくれる場面もありました。
夜は、漁り火の会の方が釜石版遠野物語を披露してくれました。
現地の言葉訛りで語られる遠野物語は、解読するのがなかなか大変。でも解説が入るとみんな一気に納得する場面も見られました。
語り部の他に、踊りや、歌も披露してくれて、楽しい時間となりました。
この日の夜は豪華なごはんにみんなで舌鼓を打ちました。
記:相澤
被災地のエコツーリズム体験ツアー1日目(11/30) 現地視察編
https://aozora.or.jp/archives/13420
被災地のエコツーリズム体験ツアー2日目(12/1) 農作業ボランティア編
https://aozora.or.jp/archives/13468
被災地のエコツーリズム体験ツアー3日目(12/2) 鮮魚店でにわか漁師編
https://aozora.or.jp/archives/13475
前回(6月28日-7月3日)のツアーの様子
移動道中、1日目・釜石到着編 https://aozora.or.jp/archives/10976
1日目・釜石 被災地視察編 https://aozora.or.jp/archives/10999
2日目・ボランティア活動編 https://aozora.or.jp/archives/10883
3日目・エコツアー編 https://aozora.or.jp/archives/10885
この事業は三菱商事復興支援財団の助成を受けて活動しています。