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1/15(木)楽らく呼吸会(千北診療所)で禁煙の勉強をおこないました!

2015年1月15日(木)、千北診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回は西淀病院から薬剤師の森さんを講師に迎え、禁煙についての勉強を行ないました。参加者は13人(内、患者さん9名(家族の方を含む)、薬剤師1名、スタッフ3名)でした。

雨模様のお天気で、足を運びにくいかな…と心配していましたが、いつもお馴染みのメンバーが揃い、また、初参加の方や久しぶりの方もおられ、みんなで元気に集えたことを喜びあいました。

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講師の森さんは、西淀病院やのざと診療所の職員さんが集まり禁煙対策に取り組んでいるグループ・通称「ATB(あかん! たばこ! ぼくめつ!)」のメンバー。ATBでは、学校へ禁煙についての話をしにいったり、病院の周りの溝にタバコの吸い殻がどれくらい落ちているかチェックするなどの取り組みをされているそうです。自分は喫煙していないけど周りで吸っている人がいて喫煙をやめてほしいな、と感じている人も、今日勉強したことを伝えていってもらえたら…ということで、お話してくださいました。

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【タバコに含まれる3大有害物質】
・ニコチン→中毒を引き起こす、血流を悪化させる
・タール→強力な発がん物質
・一酸化炭素→酸素不足や息切れを引き起こす

このようなタバコを吸うことによって、さまざまな病気のリスクが高まります。呼吸器の病気であるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)はもちろんですが、一見関係がなさそうな病気の発症にも影響する可能性が高まる、ということです。「白内障のリスクがあるなんて意外だった」と話す人も。また、低出生体重や乳幼児突然死症候群など、子どもへの影響のリスクもあります。

そして、受動喫煙についても学びました。タバコは、吸っている人だけではなく周りにいる人にも影響を与えます。驚いたのは、副流煙(タバコの先端が燃えて立ち上がる煙)は、主流煙(喫煙者が口から直接吸う煙)よりも有害物質が多く含まれている、ということです。例えば、酸素不足を招く一酸化炭素は、主流煙の5倍近くにあたる量が副流煙に含まれているそうです。

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その他に、禁煙補助剤(タバコをやめやすくする薬)の紹介もありました。

参加している患者さんたちからもいろいろなお話が出ました。

体の異変をきっかけに禁煙して40年たつという人や、(非喫煙者で)自分の体調が悪い時、タバコからの煙は絶えることができても部屋に残ったタバコのにおいをしんどく感じることがある、という患者さん。

また、タバコを吸う人が減るとタバコ農家の生活が立ち行かなくなるのでは…という声や、タバコの歴史についての話、「タバコの葉を乾燥させる仕事を手伝っていたことがある」「昔はタバコの葉の畑もいっぱいあったなあ」「戦後は、タバコも配給制だった」という話まで、健康という面からだけではなくいろいろな角度からタバコについて考える時間にもなり、興味深かったです!みなさん活発に発言されていました。

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禁煙は、呼吸器疾患の患者さんにとって非常に重要で、治療の第一歩。禁煙したいけどなかなかできない…という人は、禁煙外来のある医療機関に相談するのも一つの方法ですね。森さんより、「禁煙は、何度でも挑戦できるのがいいところ」という言葉もありました。家族や友人など、周囲の人からの声かけも有効な方法といえます。

喫煙する人もしない人も、呼吸器の疾患をかかえる人もそうでない人も、みんなで一緒に禁煙について考えていくことは大切だと感じました。

開催後のアンケートでは、9人中7人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。また、9人中4人が呼吸リハビリなどの運動を【毎日している】、2人が【2・3日に一度ぐらい】と答えています。その他に「とてもわかりやすくて、禁煙外来に行ってみようか…と思いました」といった感想がありました。

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!

 ■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…2月13日(金) 14:00~15:30(薬について)
・千北診療所……3月19日(木) 14:00~15:30(薬について)
・姫島診療所……3月20日(金) 14:30~16:00(薬について)

 
吉田

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