第7回ぜん息患者こんだん会(姫島診療所 7月15日)
2011年7月15日 姫島診療所 14:30-16:00
ぜん息を抱えながら苦しむ患者さん同士、日頃の病気の悩みを交流したり、時には勉強会なども開催しながら、病気と向き合っていこう、またお互いが支えあっていこうと、「ぜん息患者の救済を求める西淀川の会」がぜん息患者こんだん会を開催しています。開催日は不定期ですが、およそ2ヶ月に一度開催しています。
今回は、14人が集まりました。
西淀病院から理学療法士の三島信之さんと廣野克俊さんをお招きして呼吸リハビリについて学習しました。
患者会の会長である森脇さんが呼吸リハビリの入院をした際に、ピークフロー(十分息を吸い込んだ状態で、極力息を早く出したときの息の速さ)を測定した際、とてもよくなってきていること、また筋肉量もアップしたことを説明してもらいました。
実地で試してみました。
まずは、口すぼめ呼吸と腹式呼吸です。
おなかに手を当てて、呼吸ができているかを確認します。
私はこれまで、おなかに息が入っているから腹部が膨らむのかと勘違いしていましたが、
横隔膜が下がって肺が広がるのだそうです。下がってきた横隔膜によって腹部が膨らむのだそうです。
口すぼめ呼吸は目の前に紙を持ってくるとわかりやすいです。紙が動きますか?
それから、首周りの筋肉をほぐします。肩を上げ下げしたり。
腕をまわしたり
脇を伸ばしたり
ちょっとした動作ですが、これをするだけで、肩こりも軽減されました。
それから、口すぼめ呼吸をしながら、立ち上がっています。
息を吐きながら立つと呼吸が楽になります。
しかし、この動作難しいのです。皆さんも試してみてくださいね。
一人ひとり呼吸ができているかを見て回ります。
こんな風に、道具を使ってみると、やりやすいですよとのアドバイスがあったり
一人ひとり見てもらったので、ずいぶんと分かりやすかったようです。
「よかったわ!」と患者さんの喜ぶ顔が見れて良かったです。
呼吸リハビリや適正な治療など、患者さんも勉強することで、よりよいものを受けることができるのだと思います。
患者が集まって、会を作るのは、制度を作るためでもありますが、何よりも自分たちのためだと思います。一人よりも二人、二人よりも三人あつまれば、大きな力になるはずです。
未認定患者さんの医療費救済の運動が推進できるようにお手伝いを続けていきたいと思います。(林美帆)