カワウが神崎川でウナギを飲み込む!矢倉海岸定例探鳥会
2012年10月6日(土) 参加者11名 第130回
秋晴れの中、沢山の人が集まってくれました。
中には、NHKの「ぐるっと関西おひるまえ」を見て参加して下さった方もいました。テレビの力ってすごい。
台風の後だったので、いつもと違う鳥たちがいるかもしれないと、リーダーの杉田さん。
淀川には、もうカモが来ているそうです。
ちょっと暑い日でしたが、淀川に出ると風が気持ちいいです。
沢山いたのはミサゴです。5羽ほど飛んでいるのが確認できました。
カラスに追っかけられてかわいそうなミサゴにも遭遇。
カラスってなんであんなに他の鳥たちをからかうんでしょう??
それから、カワウが羽を乾かしているのを観察。
羽が茶色のカワウは、まだ年若なのだそうです。
カワウは潜って魚を取るので、カモとは違い、脂ぎってないそうです。
だからこそ、濡れやすく、飛ぶためには乾かさないといけないとのこと。
堤防に咲く秋の花も教えてもらいました。
ネドハギ
小さい花がついています。何度も矢倉海岸にいっているのに気がつかなかった・・・けっこう堤防の一面に広がっています。
コニシキ
よく見る草だけど、名前を知らなかった・・・
ダイサギとカワウとネドハギ・・・私の腕ではこの写真が限界。申し訳なしです。
淀川製鋼の前の廃船が片付けられていて、すこし鳥たちには居心地の悪い所になっていました。
ここにはイソシギがいました。そり込み模様があるイソシギ・・・なるほど。
アオサギの右後ろにイソシギがいました。(写真の腕が悪くて・・・以下同文)
それから、エゾビタキを初観測!
お腹の模様も望遠鏡ではっきり見る事ができました。カワイイつぶらな瞳も。
道を歩いていると、チョウにも遭遇
ツマグロヒョウモン
豹柄のチョウチョです。
干潟は満潮で残念な状態。
最近淀川のウナギがテレビや新聞話題になっているらしく、参加者とその話で盛り上がっていると、
カワウが何かをくわえているぞ???
ウ・ウ・ウナギじゃね???
それこそ、淀川の天然ウナギじゃね???
暴れるウナギと格闘するカワウ
ウナギも食べられまいと必死に抵抗
くちばしに巻き付くウナギ
ちょっと元気がなくなってきたなぁと思っていると
カワウの首が太くなっている!!
飲んだね!飲み込んだね!
参加者からは、「鵜飼になれるねぇ。天然ウナギとってくれるなんて、優秀やなぁ」なんて声が
飲んだ後も、ちょっと苦しそうなカワウ。
お腹の中で暴れているのかもしれません。
ふぅ。ごちそうさま。とても言っているようなカワウ。
一連の動きを観察することができて、大感激。
こういう事があるから探鳥会が辞められないんでしょうねぇ。
最後に鳥あわせ
カワウ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、ミサゴ、トビ、イソシギ、セグロカモメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、エゾビタキ、ドバト
17種類。
今回、みんなを悩ませたのは、ヌスビトハギ
いっぱいひっつきました。
秋の西淀川を楽しみに、皆さんも矢倉海岸にお越しくださいね。
次回の探鳥会は、11月3日です。9:30に福駅集合ですので、ぜひお越しください。
◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のHPはこちら
◎日本野鳥の会大阪のHPはこちら
(林)