司法修習生、西淀川フィールドワーク受け入れました(10/23)
日 時=10月23日(火)13:30~17:00
参加者=司法修習生13人、引率弁護士2名 (読売新聞記者の取材あり)
司法修習生13人の西淀川フィールドワークの受入を行いました。阪神「出来島」駅に集合し、約1時間半、区内を歩きました。
国道43号線、出来島小学校
千北診療所
事務長の小野さんに、「千北病院」時代からの公害病患者についてお話をお伺いしました。
あおぞら苑(ディサービス施設)
施設長の辰巳到さんに 設立の課程、現状を説明いただきました。
大野川緑陰道路
その後、あおぞら財団に戻ってきて、公害患者の和田美頭子さんのお話を聞き、「西淀川公害」のビデオ視聴、あおぞら財団活動の紹介、森脇君雄理事のお話と進みました。
和田美頭子さんからは、患者会の運動に係るきっかけや裁判の原告としての経験の話がありました。
森脇さんからは、裁判闘争の苦労や被告との和解に至る、ギリギリの決断に至った局面なども話されました。公害反対運動を進めていく上で、「街づくり」の提起が世論を大きく動かし、被告企業をも納得させる契機になったとのお話がありました。参加者の質問に答え、西淀川裁判が勝利できた経過を振り返りました。
最後に、参加者全員が感想を述べました。一部紹介します。
・西淀川裁判の現地で公害を実感することができた。
・今日のフィールドワークで西淀川が「普通の街」になっているなと思った。今後とも、かかわりを持っていきたい。
・「あおぞら苑」が印象に強く残った。裁判の勝利とともに、共に勝ち抜いてきた人々の情熱に感動した。
・大野川のドブ川時代の写真やビデオ映像で、奇跡的に西淀川は変わってきていると思った。
・新しい家が増え、人口も増えているようだ。どんどん「住みたい街」になっていることを感じる。裁判が終わればそれで終りではなく、長くかかわっていくことが大事だと学んだ。
(天野)