日中NGOシンポジウム〜環境教育をめぐって
2月23〜26日まで中国・北京に行ってきました。目的は、「第三回日中NGOシンポジウム〜環境教育をめぐって〜 主催:JICA(日本国際協力機構中国事務所)とCICETE(中国国際経済技術交流中心)に参加するためです。日本から12団体、中国から50団体ほど、100人以上の参加者が2日間に渡って、意見交換を行ないました。
昨秋に来日いただいた李さん・張さんとも再会できました。
24日午前は開会式で、日中両国から挨拶や講演(烏恩氏:北京林業大学園林学院森林旅学部、諏訪哲郎氏:学習院大学文学部)、午後は2つの分科会(自然体験型分科会、学校・コミュニティ分科会)に分れ、それぞれで日中のNGOが活動報告を行いました。あおぞら財団(藤江)は、学校・コミュニティ分科会に参加し、「西淀川地域で進めている環境教育」について報告して来ました。
緑色漢江の方の発表、通訳無しでも十分熱意が伝わりました
翌25日も、分科会に分れ、日中両国のワークショップを各2つずつ体験しました。私が参加した学校・コミュニティ分科会では、日本側から西田真哉氏(トヨタ白川郷自然学校)と山本幹彦氏(NPO法人当別エコロジカルコミュニティーTEC)からの報告&ワークショップがあり、私自身もとても勉強になりました。中国側からは、北京緑之行環境文化交流センターと魔法猫ECO手作り工房からの報告&ワークショップで、身体と頭を使って環境のことを学べる手法で言葉は分らなくても十分楽しめました。
漢江の水を北京に引く(南水北調)ことを考えるワーク
・・・手の甲の水滴を隣の人に渡していく、、、ムズカシイ
鳥の絵を描いて、用紙を破り、その破片をつなぎ合わせるジグソーパズルのようなワーク
25日夕方から総まとめの全体会。ファシリテーターの川嶋直氏(財団法人キープ協会)の進行での「椅子取りゲーム」では、今回の振り返りをしながら、グループで競争し、盛り上がりました。熱気を感じた、中国でも自然学校をつくります!、まずはメール交換から、など交流の成果が語られました。
最後に、日本側講師・ファシリテーター5名が壇上に立ち、まとめの挨拶をされました。その一部をご紹介します「、、、最後に、日本の環境教育ネットワークの合言葉は「隠している場合じゃない」です。私たちは日本の環境教育への挑戦の成功も失敗も隠すことなくお伝えします。どうぞ皆さん同士もお互いの経験や知恵をオープンにすることによって、様々な新たな可能性を産みだす創造的なネットワークが作られることを期待します。」
私が北京に着いた日はえらいスモッグで近くのビルも見えない状況で、出発日は雪。次の来中時は、晴れてほしいです。
「人民網日本語版」2011年2月25日http://j.people.com.cn/94476/7300353.html
みずしま財団のブログにも記録あります。
おまけ:ホテル近くのショッピングセンターの派手派手イルミネーション。
(記:藤江)