谷口たかひささん講演会の報告(8/22)
講演会「地球が危ない! 気候変動の今と未来の暮らし ~みんなが知れば必ず変わる~」の報告です(記録作成:にしよど親子防災部)。
- 講師:谷口たかひさ さん
- 日時:8月22日(土) 10時~12時
- 場所:西淀川区民会館(エルモ西淀川ホール)
- 主催:にしよど親子防災部、あおぞら財団
- 協力:NPO法人にしよどにこネット、NPO法人西淀川こどもセンター、にしよどおやこ劇場、ママハタ阪神東校大阪御幣島学級、西淀川おもちゃ図書館おもちゃばこ、NPO法人くるる
当日は厳しい暑さにもかかわらず、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
参加人数は、中学生以上56人、子ども5人でした。
安い牛肉は牛を短期間で出荷する為に成長剤を使い、餌となるトウモロコシも大量にいるので畑を作るために山を燃やしています。成長剤は発がん物質で、山は燃やして大火事になっています。どちらも人間にとって悪い事なのに、お金のためにしていいのでしょうか?
また、海に捨てられたプラスチック製品は、やがて太陽によって目に見えない程の小さな粒子になり、それを魚が食べ、その魚を人間が食べる。それによって1年で人1人が摂取しているプラスチックはキャッシュカード1枚分になるそうです。プラスチックが体内に入るとガンになりやすくなります。特に20代~30代の女性の乳がんが増えているのはこのせいだと言われています。
海外では「気候変動」はトップニュースなのに日本ではほとんど見ることがありません。
これは国民性なのか?先に投稿している質問に対する谷口さんの回答に「正常性バイアス」と言う言葉がありますが、それも関係していると思います。
『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、正常性バイアスとは、認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。
自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる。「正常化の偏見」、「恒常性バイアス」とも言う。
これを読むと、誰にでも当てはまりそうな気がしますが、このままでは大変な事になります。
自分で自分の首を絞めていると言ってもいいこの状況に14歳の女の子が、「私には未来はない」「未来がないのに勉強する意味がない」と、学校に行くのをやめ、「こどもを産む」事も止めると宣言し「大人は口ばかりで何もしてくれない」と行動を起こしています。
谷口さんは、「大人は口ばかりで何もしてくれない」と言われたのがきっかけで気候変動のお話を世界を周ってしているそうです。
人は頑張ろうと思って行動してもなかなか続くものではないので、自分の1番大事な人に「私があなたを絶対守る!」と宣言する事で意識が変わってくると言われていました。
人任せでは間に合いません。1人でも多くの方が谷口さんのお話を聴き、共感してくれる事を願うばかりです。
② ご感想をご自由にお書きください。
◎北極の白クマが食べれない日が100日など、また増えているという映像がすごくショックでした。オーストラリアの火事のニュースを見て、対岸の火事だと思っていました。ユーカリの木がもえて、半分位の土地がもえて、たくさんの人がなくなって、コアラがなくなっていても、あまり何とも思っていなかった自分。これが私の少しの行動で変えれるなんて、目からうろこでした。政治家を選ぶ、もっと真剣にものを選ぼうと思います。ゴミを減らす、電気を減らす、少しのことから変えていきます。ベジタリアン、ヴィーガンの人が肉を食べない心理が何なのか谷口さんの話で分かりました。
◎具体的なデータや谷口さんの活動や体験を通じたお話はとても説得力があり、共感できる内容で、2時間のご講演があっという間でした。身近な場所でとても良いお話が聞けました。ありがとうございました。
◎インスタでフォローしてましたが直接話が聞けてよかったです。自分も希望になれるんやなと知れて新しい発見になりました!!こども達にも聞いてほしいと思いました!!
◎やっとリアルでお聴きすることができました。できることからやっていきます!ありがとうございました。
◎知らないことが多く勉強になりました。まず電気会社を見直して再生エネルギーのものにします。
◎心に深く響きました。何よりも”peacefulで楽しく”をモットーに活動されていることに強く共感です。まずは自分から、楽しさでみんなをまきこんで、私も地球を守っていきます☆
◎今できる事は何か?いろいろ聞いたけど、今やるべきが今はわからない。ですが、この地球のためにお肉をへらしていきたい。好きなことを今現在しているのでつづけたい。(海外移住)
◎地球危機がここまできていたとはおどろきでした。このままではヤバイと感じていたけれど、何も行動できなかった自分。できることからやっていきます。子どもたちの未来のために、できそうです。環境問題だけでなく人生の生き方も学べました。