2012年1月20日 第10回ぜんそく患者こんだん会(姫島診療所)
第10回ぜんそく患者こんだん会を開催いたしました。(姫島診療所)
1月20日(木)14:30~16:00 13名が参加しました。(うち患者さん11名)
よどの里の管理栄養士 掛先生を招き、「ぜんそく患者の食事と栄養」について教えて頂きました。
呼吸器疾患の方は「やせている」か「ふとっている」かどちらかが多いとのこと。
身長(m)×身長(m)×22 で標準体重が出てきます。
標準体重より80%の人はやせ過ぎなのだそうです。
ぜん息のリハビリとして、栄養をきちんととる事が大切なんですよ。
また、太り気味かどうかをBMIの指標で計算しました。
ある患者さんはちょっと太り気味。実は、呼吸器の患者さんは太り過ぎになると、気道に脂肪がついて呼吸困難になる可能性があるのです。やせたら体力がなくなるし、太ったら呼吸が困難になるし、難しいですよね。
一緒にどういう食事を取ったらいいかを考えました。
食糧交換表を使って、一日にどれだけのエネルギーをとればいいのかを考えます。
標準体重×35~40kcal(これはCOPDの患者さんの場合。 普通の場合は30kcal)で計算します。
食糧交換表では1単位80kcalで計算されているので、この6つの食料群を組み合わせて一日のkcalを計算するわけです。
ちょっと太り気味の男性の食事内容を考えてみました。 消費カロリーは1600kcalだったので20単位で考えます。
表1 10 表2 1 表3 4 表4 1.5 表5 2 表6 1 調味料 1
ご飯が思ったよりも少ない事が判明し「たりるかな?」という声が上がってきました。
大阪の人はうどんとご飯とか、お好み焼きとご飯とか食べてしまうので、炭水化物取り過ぎ!という事で盛り上がったり
「なるべく野菜を食べて下さいね。」とのメッセージに、ドレッシングで工夫をしようとか。
ラーメンの汁は飲んでいいか?と言う質問が出たり。
掛さんに「ラーメンの汁は栄養より脂肪です。飲むときは半分で」と言われたり、日常の食生活を見直す良い機会となりました。
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また、この会合の名前を「楽らく呼吸会」と改名する事を話し合いました。
次回は3月16日14:30~16:00です。(林)