平成15年からスタートしたあおぞら財団のエコドライブ(環境にやさしい運転)推進事業は、平成18年度地球温暖化防止活動環境大臣賞に選ばれました。その成果を確認し、問題点や課題などを共有するためのシンポジウムを2007年1月31日に開催しました。
シンポジウムには、事業者・行政関係者・市民など130名の方に参加いただきました。
当日は、新田保次氏(大阪大学教授)や吉田雄亮氏(大阪大学修士)から研究結果が報告(燃費が1割程度向上など)されるとともに、実際にエコドライブを実践している運行管理者やドライバーの方々から、「後ろの車に追い越されるのがうっとおしいなと思っていたが、今は慣れた」、「スピードオーバーで捕まる心配がなくなった」、「子どもに誇れる運転を続けていきたい」など、現場での苦労や成果を発言いただきました。
当日の参加者からの意見を紹介しますと、「エコドライブが、燃費の向上だけでなく、事故も減るというのは重要だ」、「継続していくのが大変だ」、「エコドライブを実行するのは人であり、人のつながりが大切だと感じた」、「地球環境保全も我々一人一人の行動によって変えていけると感じた」などでした。
少しずつ、取り組みの輪が拡がってきています。今後も、取り組みを継続し、自家用車も含め、地域全体に拡がっていくようにしていきたいと思います。