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九州地区のラジオ番組、出演(環境アセスメント講座)


九州初の「環境アセスメント講座」が、2/15金〜17日、3日間開催されます。

広報もかねて、協力団体の門司の環境を考える会 会長 森下宏人さん、八記久美子さんと、あおぞら財団 上田が、FMKITAQ(九州地区)のラジオ番組「ガイアの風」に出演して、アセスメント講座についてお話をしました。

そのときのようすが、番組ブログ「ガイアの風 ラジオ番組の舞台裏」にも紹介されています。

ガイアの風 ラジオ番組の舞台裏 HP

門司の環境を守る会の取り組みなども紹介されています。

みなさんどうぞ、ご覧ください。




Filed under: 環境アセスメント — aozorafoundation 公開日 2008年2月1日4:42 PM

市民塾 第2回講座「Noからはじまる住民参加」開催


12月16日(日)(13:00〜16:50)、あおぞらビル3階・グリーンルーム
市民塾 第2回講座
「Noからはじまる住民参加−ある日突然!私の街に大きな道路が通ったならば…あなたならどうする?−」

「交通政策への参加を考える」を全体テーマとする今期道路環境市民塾の第2回講座が12月16日あおぞらビルで開催された。講座は、A町において25年前に都市計画決定されていた道路建設が最近になって浮上し、あおぞら台という住宅地のど真ん中を貫く事業が実施されることになり、その測量に向けた第1回の住民説明会が開催されるという設定で行われた。箕面などの道路公害問題の原告側の方々や、環境問題の研究者そして学生まで、年齢・活動分野も多彩な一般申込みの方々に、運営委員を交えて計22名の参加者があった。

 
■ロールプレイ 
まず、「都市計画局長」「都市計画部長」「工務課長」「工務係長」の4名が座り、工務係長役の南氏の司会で始まった。都市計画局長役の堀内からの挨拶に続き、都市計画部長役の村松先生から道路建設の必要性と計画の概要について説明があり、工務課長役の宗岡氏から計画道路の詳細について説明が行われた。

説明が終わると住民側から質問があり、工務課長役の宗岡氏が回答を行った。その後、「賛成派」が2グループ、「反対派」が2グループに分かれて、ワークショップを行い、「賛成」「反対」のそれぞれの理由を模造紙に書いた。ワークショップが一段落着いた後で、再びローププレーを実施する。ここでは「賛成派」「反対派」の各グループから、それぞれの理由を説明した後、工務課長役の宗岡氏から住民の疑問および希望に対する意見を述べた。

■グループ討議
参加者が4つのグループに分かれ、今回は「賛成派」「反対派」という枠を超えて、「道路建設計画」実施に対するやるべきことを「先ず最初」「その次」「最後に」の3STEPの住民参加策を検討した。ここではロールプレイと同様に各自の意見をポスト・イットに記入し、「先ず最初」「その次」「最後に」の3STEPに分けて、模造紙に貼り付けを行った。その後、各グループが発表を行った。

■事例報告
発表報告後に、西須磨都市計画道路公害紛争調停団事務局長の宗岡明弘氏から、西須磨の現状を中心にスライドを用いて説明が行われた。幅員36mの高架道路が計画されていたが、住民側の頑張りにより、建設が中断している様子と、既存の道路も車道と歩道の間に自転車専用レーンが設けられている場面が印象的だった。続いて塾長の村松昭夫氏からは、「第二京阪道路公害紛争調停」について、講義が行われた。村松先生からは、第二京阪道路の建設現場をスライドを用いて説明を受け、「沿線住民も、このような巨大な高架橋が建ち始めて、ようやく道路建設の負の側面を理解するようになる。計画の段階から反対して欲しい」という旨を述べられた。

追記 : 小生が講演から感じたこと
ワークショップなどを通じて、社会インフラの整備が一段落着いた成熟社会を迎えた日本では、道路建設は道路が開通することのメリットよりも、道路が完成することで生じるデメリットの方が多いように感じました。そのため道路建設は、昭和30年代の前半のように緊急を要する課題ではないと思います。
だが行政は、戦後直ぐの時期に計画した道路であっても、計画に忠実に建設する傾向にあります。そして住民の合意を得るためには、「道路交通渋滞の緩和」以外に以下のような説明を行うことが分かりました。
①道路が完成すると、照明が完備されるために、治安が良くなる。
②自動車の所有者は、円滑に幹線道路に入れる
③幅員の広い道路を整備すれば、火災時の延焼を防止できる
④道路が拡幅されると、救急車や消防車などの緊急自動車が円滑に走行できる
⑤道路が拡幅されると、公共交通も走行しやすくなるため、所要時間が短縮される。
⑥新しい道路には植樹されるため、環境にも優れる
⑦新しい道路が完成すると地価が高騰するため、固定資産税収入が増加する
しかし①、③、④の治安や防災、人命救助は、新しい道路の整備および拡幅が実施される、されないに拘らず重要な問題であり、今日建設に着手したとしても完成までに長い年月をようすることから、道路整備だけに頼らない新たな治安対策や防災、人命救助のあり方を検討する必要性を痛感しました。
今後のあり方ですが、A市だけで道路問題を考えるのではなく、周辺の自治体も視野に入れて道路問題を考える必要があり、物流面ではトラックから鉄道や内航海運へのモーダルシフトを実施する必要があると思います。また少子高齢化社会を迎えた今日では、自動車を運転出来なくなる高齢者の増加が予想される。そのためバスや鉄道などの公共交通の充実を図りながら、道路交通渋滞を緩和させる政策が必要であると思います。
自動車大国である米国でも、1991年にISTEAと言われる総合陸上交通効率化法が施行され、自動車一辺倒の交通政策を脱皮し、公共交通へも予算を分配するようになった。米国の事例からも、自動車にのみ依存した交通政策は行き詰っており、日本も旅客・物流ともに脱クルマ社会を模索することが不可欠であると感じる。

以上
                             運営委員
                                   堀内記





Filed under: 道路環境市民塾 — aozorafoundation 公開日 2008年1月10日11:59 AM

環境アセスメント最終回


立命館大学 出口耕路 記

全4回環境アセスメント講座の最終回が12月2日(日)午前9時から15時30分までの間行われました。今回の講座は、今までの講座で学んだ知識をフル活用しつつ、実際にアセスの現場を訪ねよう!といった趣旨のものでした。

最初に大阪ガスさんの泉北天然ガス発電所に行きました。ここは、他燃料に比べて環境負荷の小さい天然ガスを燃料とすることに加え、発電効率の高いシステムの採用によって、より環境に優しい発電所を目指しているところです。計画発電企画チームである岩橋拓さんの解説を聞きつつ、バスの中から発電所内を見学しました。この貴重な光景にみなさんは驚きつつも目を光らしていましたね。どの方も真剣な様子がうかがえます。

次に関西電力さんの堺港発電所に行きました。ここは元来の重油・原油・天然ガスを燃料とした形から、天然ガス一本に使用する燃料をシフトしようとしているところです。品質管理課長である谷本盛男さんが、パワーポイントを用いて説明をしてくださいました。発電所内にトンボ池や緑地帯を設置するなど、ユニークなアイディアが光っていたように思えます。環境に負荷をかけないといっても、様々なアプローチの仕方があるのですね。

そろそろお腹もへってきたころ、堺名物せいろそばの店へ行きました。コンクリートと木造建築が合体したような不思議な建物です。これだけでも、一見の価値ありですよ!もちろんおそばのほうも美味しくいただけます。食べるばかりではなく、堺観光ボランティアさんの案内で旧堺燈台や千利休屋敷跡といった臨海部の開発が行われる以前の自治都市として堺のまちの面影や雰囲気を堪能しました。ゆったりとした時間を過ごせて、どこかほっとできる場所でしたね。

午後からはNPO地域づくり工房の傘木宏夫さんによる、実際に環境アセス図書に触れ、体験することを目的としたワークショップが行われました。ある事業のアセス図書を用いて、グループにわかれ、それぞれ気づいたこと発表しあいました。短い時間でしたが、本当にたくさんの意見が出て、非常に驚きました!

最後に、3回以上出席した方へ修了証が、主催した地球環境基金の藤井様より手渡されました。今回のアセスメント講座の参加者は37名、そのうち3回以上出席した18名の方に修了証が手渡されました。全回を通じ、毎回質疑が活発に飛び交うなど熱心な受講生が多く、環境アセスメント制度の関心の高さを示す講座となりました。

しかし、「環境アセスメント」といった言葉の浸透率はまだまだ低いように感じられます。言葉自体のイメージが固く、とっつきにくいのも問題なのかもしれませんが・・・。あなたの住む町にいきなり巨大な謎の建物が建てられようとしたとしたら、あなたは黙っていますか?おいおい、一体何をするつもりなんだ、とこうなりますよね。よし、じゃあとりえず話だけでも聞かせてもらおうか、となるかもしれません。これが「環境アセスメント」の第一歩だと私は思います。案外、自然で簡単な道理です。躊躇しているなら、思い切って飛び込んでみてはどうでしょうか!あなたの街をより良くするために。




Filed under: 環境アセスメント — aozorafoundation 公開日 2007年12月28日4:33 PM

高校生が作った西淀川区自転車マップ手元版完成


西淀川区自転車マップ手元版完成

昨年の夏から取り組んできた西淀川区自転車マップですが
ついに手元版が完成しました。
本日(2007・12・3)の産経新聞大阪版に記事が出ていますのでご覧ください。

http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/071203/osk0712030403000-n1.htm
西淀川高校の生徒が自転車マップを作製 大阪
2007.12.3 04:03
 環境のために自転車を活用しよう−。環境問題の授業に積極的に取り組んでいる府立西淀川高校(大阪市西淀川区)の生徒たちが、地域を自転車で走るための地図を作製した。3年生5人が中心になって地元の道、危険ゾーンなどをくまなく調査。生徒たちは「自転車で安全に、楽しく街を走る情報が詰まっています。地球にやさしい自転車を多くの人に使ってほしい」と話している。

 (上岡由美)

 「自転車マップ」は、昨年7月から約2年をかけて作製した。西淀川は、車の排ガスや工場の煤煙(ばいえん)による公害認定患者が多く住む場所。そんな歴史が、高校生たちを動かしたという。

 生徒たちは、夏休み中に区内を3日かけて走り、警察署で交通ルールも調べた。地図上に情報やコメントを書き込んでいき、畳2枚分にも及ぶ巨大な地図を作り上げた。この基本地図を縮小し、折り畳み式のポケットサイズとして完成させた。

 自転車道が狭いところや、大型トラックがすぐ横を通る危険な場所などについては、安全面に配慮したコメントを記載している。「子どもの飛び出し注意」や「坂でスピードが出る」「事故多し」「トラックが多い地域」などと書き込まれている。

 街の魅力をPRすることも忘れていない。特産のシジミの直売所や、防空壕(ごう)跡地に立てられた太平洋戦争の被爆者慰霊碑など、街の歴史に触れることができる場所も示している。

 いざというときに買い物ができるコンビニエンスストアや公共のトイレの場所なども記されている。面白いのは、約20店のタコ焼き店の場所を盛り込んだこと。高校生らしい遊び心がある。

 伊藤秀幸君(17)は「高校生活の良い思い出になった。車の排ガスは地球温暖化の原因にもなっている。この地図で自転車に乗る人が増えればうれしい」と話している。

 地図作製には公害地域再生センター(あおぞら財団)が協力。印刷費用は、国や企業が拠出して運営している地球環境基金の助成金を活用した。発行数は2000部。

 問い合わせはあおぞら財団((電)06・6475・8885)へ。




Filed under: 自転車マップ — aozorafoundation 公開日 2007年12月3日11:27 AM

第Ⅴ期 市民塾開講!


第Ⅴ期道路環境市民塾 第1回講座
「Yesからはじまる市民参加−市民が創った電車とバス−」

10月21日(土)(13:00〜16:50)、あおぞらビル3階・グリーンルーム

「交通政策への参加を考える」を全体テーマとする今期道路環境市民塾の第1回講座が10月21日あおぞらビルで行われました。遠くは横浜から地元の西淀川まで、年齢・活動分野も多彩な一般申込みの方々に運営委員を交えての26名の参加がありました。
講座は第Ⅰ部:講演と第Ⅱ部:ワークショップの2部構成で、第Ⅰ部では、松原光也さん(関西大学大学院地理学専攻/RACDA高岡・幹事)に「高岡におけるLRTを活かしたまちづくり活動〜路面電車の存続と新生〜」と題し、能村聡さん(NPO法人環境エネルギー政策研究所・環境交通主任研究員)に「日本初!NPOがバスを動かす〜京都醍醐の市民運動奮戦記〜」と題し、それぞれ講演をしていただき、第Ⅱ部では、「考えよう!市民が公共交通を創るには」をテーマに、ダイヤモンドランキングを作成する手法により、ワークショップを行いました。

第Ⅰ部 : 講演

              左:能村さん 右:松原さん

松原さんの講演は万葉線活性化の軌跡のタイトルでパワーポイントを駆使し、Ⅰ.万葉線存続の経緯⇒ Ⅱ.万葉線沿線の状況⇒ Ⅲ.生まれ変った万葉線は?⇒ Ⅳ.万葉線を使った取り組み⇒ Ⅴ.高岡のまちづくりの順序立てにより、映像を加えながら、分かりやすく話をしていただきました。
Ⅰ.の存続経緯では、従前から存廃問題が見え隠れしていたなか、1998年2月に事業者が廃線を表明し、それを機に4月には「路面電車と都市の未来を考える会・高岡」(通称:RACDA高岡)が設立され、市民による存続活動が本格的に始まり、勉強会やイベントはもちろんのこと、自治会単位で出前まちづくり交流会の「ラクダキャラバン」を重ねるほか、「なくすな万葉線」のポスターを活動に賛同する個人宅や団体・施設の建物に軒並み掲示するなど、多種多様な活動を展開するとともに、2001年3月には万葉線募金活動を手掛け、存続にあたっての初期投資6.0億のうち市民が1.5億(出資0.5億+寄付1.0億)を負担し、2002年4月に従来の加越能鉄道㈱に代わって第三セクターの万葉線㈱による運行が開始されるまで、詳細な説明がありました。
Ⅱ〜Ⅴの万葉線運行後については、思わしくない沿線状況ではあるものの、行政や事業者の考え方が変わり、市民のイメージも変わるなか、関係者がこぞってサービス向上やイベントに取り組み、利用者が着実に増えているので、残る問題は高岡のまちづくりであり、松原さんも大阪と高岡の間を行き来して「飛越能交流プラン」の検討に携わっておられることが紹介されました。

能村さんの講演は、レジメ資料の2論文に加え、パワーポイントによって説明していただきました。
講演の内容は、地域交通における市民の責任と役割から始まり、①能村さんが醍醐コミュニティバスに関わることになった発端(いきさつ)、②醍醐コミュニティバスが地域で求められて検討されるに至った背景、③地域住民の積極的かつ活発な活動内容・・・女性会や自治町内会連絡協議会を中心とする醍醐地域にコミュニティバスを走らせる市民の会の立ち上げ(2001年9月)⇒行政頼み・既存事業者任せでの苦い経験から自らの力で運行を目指した動き、④地域でつくる地域のバスとするための意思決定までの過程、⑤市民の会(運営主体)と交通事業者(運行業務)と協力施設(資金支援)の3者が連携・協力しての市民共同方式による運営体制、⑥利用者のアクセス性・利便性を高めるために工夫した運行形態(ルート・ダイヤ・運賃)など、2004年2月に運行開始までの経緯について詳しく説明していただきました。
締めくくりでは、コミュニティバスは民主主義の学校とたとえて7つの成功要件(推進力)をあげられ、なかでもパートナーシップと人材育成(最後まで諦めないリーダーなど)の必要性を強調されました。

第Ⅱ部 : ワークショップ


参加者が5つのグループに分かれ、それぞれがLRT導入を検討しているあおぞら市(大都市から電車1時間の距離で、人口40万人)において活動に関わる団体の一員であるとの前提で、ワークショップを行いました。
ワークショップの内容と流れは、これから活動を行うにあたって想定された9つの選択肢(LRTを導入するための戦略 参照)に対し、活動団体の一員としてどの戦略が重要だと考えるかのランキングを決め、各自の意見(ランキング)に基づいてグループ内で議論をしたうえ、グループとしての意見(ランキング)をまとめて発表するものです。
各グループともに活発な意見のやりとりが見られ、提示された戦略に対しての視点や評価基準に差異もあり、ランキングの最上位に選択されたのは、③が3グループ、①と②が各1グループとばらつき、それに次ぐ上位の2項目には、⑤が5グループすべてで含まれる結果になりました。
グループ発表のあと、この作業を企画した南さんから戦略項目についての解説があり、それぞれが架空ではなく実例に基づくもので、該当する都市がどこであるかの種明かしもされ、最後に第Ⅰ部講師の松原さんと能村さんから講評をいただき、活動を成功に導くにはまちづくりを目的とするビジョンをどのように描けるかがポイントであり、戦術上で市民力を結集できるエポックのとらえ方もキーになるとのアドバイスがありました。
なお、講師のランキングは、松原さんが高岡における事例に基づいて最上位に②、次いで③と⑦(以下、省略)を、能村さんが体験に基づくマニアックな選択との注釈つきで⑨を最上位に、それぞれ挙げられました。

LRTを導入する
ための戦略

①提言を作り、本にして広く世間にPRをする。
②イベントを行って啓発してゆく。
③地域の公民館や商店街を巡回し、地道にLRT導入提言をPRしてゆく。
④TVやラジオなどマスコミを使って、LRT導入のPRを行う。
⑤身体障害者の団体と連携して、バリアフリーや人権問題からLRT導入を訴える。
⑥自分たちでLRT運行会社を設立し、自力での導入を目指す。
⑦財界や市のブレーンの学者などにロビー活動を行う。
⑧自分たちの作ったLRT導入提言を、市長に直接ぶつける。
⑨自分たちの代表を、LRT導入を公約として、選挙に出させて市長や市会議員にする。

追記 : 小生が講演から感じたこと
お二人の講演を拝聴し、市民活動の実践事例における経緯やプロセスを理解するとともに、
2つの事例は、いずれも住民の要望(“YES”)が活動の動機であったものの、当初の働き掛けに対し、行政・事業者はもとより、地域住民の反応もどちらかといえば”NO”であったのが現実で、それにめげず多種多様な活動を根気よく展開することにより、それらを支持する市民の熱意(“YES”)が結集して推進力となり、行政の決意も引き出し、プロジェクトを実現させるに至ったということ。
また、公共交通といえば、行政が規制を行い、それに従って事業者が運行し、市民はあてがいぶちのサービスに甘んじるものとの実感であったのが、規制緩和によって状況が大きく変化しょうとしており、公共交通がまちの個性や魅力を高めて活性化につながると意識するとき、これらを市民自らの問題としてとらえ、行政に頼るのではなく、自らが交通事業者とも協働して精力的に活動すれば、市民の手による公共交通もつくりだせるということ。
の2点を確認し、市民活動の意義について認識を新たにしました。

以上
                             運営委員
                                   蒲田記





Filed under: 道路環境市民塾 — aozorafoundation 公開日 2007年11月6日8:25 PM
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