



タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)
11/5-6に開催された「みてアート2022」に今年は、あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)として参加しました。
今年で10周年を迎えた「みてアート」は、アートをきっかけに地域で交流しようと始まったイベントで、あおぞら財団で事務局をつとめてきました。
エコミューズでは「絵画やポスターに見る西淀川公害とその地域」と題して、地元在住の画家である江波正寛氏から寄贈された工場風景の絵画や、地元在住のデザイナー・廣畑潤也氏がこの企画展のために制作したポスターなどを展示しました。
2日間で約360人が来館し、中には「昭和44年頃姫島3丁目に住んでいたころ、海の方は煙が夕日にあたり真赤に染まっていた事を想い出しました。」といった感想を寄せてくださった人もいました。
西淀川地域のこと、公害のことを考え、今の地域や暮らしを見直すきっかけになれば幸いです。
みてアート
http://miteart.blogspot.com/
(記:鎗山)
12/6、大阪公立大学大学院「都市基盤計画特論」(吉田長裕准教授)の3回目の授業があおぞら財団で行われました。今回の主な内容は、タンデム自転車のフィールドワークと西淀川区役所政策共創課長の西尾さんからのお話です。
タンデム自転車のフィールドワークでは、大野川緑陰道路を通り、淀川まで走りました。タンデム自転車で風を切って走りながら、淀の大放水路の姫島立坑の横を通り過ぎ、公害道路と呼ばれていた国道43号の下を通り、西島の多数の工場が立地する様子をみました。また、淀川の堤防に上り、街中が川の水面から低いことを確認し、水害の弱いということを感じてもらいました。
タンデム自転車を利用することで、町の様子を五感で感じながら移動できるのと同時に、受講生同士の信頼関係を強めることにもつながったようです。
あおぞらビルに戻ってからは、西淀川区の西尾さんからのお話です。西淀川区では「活気があり、笑顔にあふれ、常に進化するまち(もっと住みたい、もっと事業したいまちへ)」を目標にしています。その目標に向かって、様々な取り組みをされています。その取り組みの一つとして「みらいへつなげるみちプロジェクト」が実行されており、大野川緑陰道路に憩いの空間を整備するために修成建設専門学校の協力を得て、現在、整備を計画しています。また、多様化・細分化する地域住民のニーズに対応するために、区民・事業者との共創にも力を入れています。
お話の後、学生からは、西淀川区の子どもが遊べる場所はあるのか? 東西方向の移動にバスや自転車はよくつかわれているのか? 住民同士の交流はどうなっているのかといった質問が出ました。
最後に、西淀川の提案に向けてのグループ分けを行いました。今までの3回の授業で得たことをふまえて、各自でキーワードを出してもらい、それを元に「住民の交流、コミュニティ」、「モビリティ、交通弱者の移動支援」の2つのグループに分かれました。
今後は、この2つのグループごとに、テーマを深めて西淀川に対する提案を作っていきます。2週間後の授業では中間発表&意見交換がおこなわれます。どんな提案が出てくるのか楽しみです。
「都市基盤計画特論」が西淀川をフィールドに授業を行うになってから3年目です。
2022年度 大阪公立大学 授業「都市基盤計画特論」における西淀川区でのプログラムは下記のようなスケジュールで行う予定です。
日時 | 主な内容 |
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11月22日 | ロールプレイ、小講義「西淀川地域の現状と課題/あおぞら財団の地域づくり」 |
11月29日 | 市民参加に関するワークショップ、ヒアリング 西淀川公害患者と家族の会 |
12月6日 | 西淀川地域の現状視察(タンデム自転車を活用)、ヒアリング 西淀川区役所職員 |
12月20日 | 中間報告&意見交換 |
1月~2月 | 各グループで最終の提案づくりに向けた活動 |
2月 | 報告会 |
3月 | 西淀川への提案を発表 |
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あおぞら財団では、フィールドワークや公害患者さんの語り部などを取り入れたオーダーメイドの授業、研修を行っています。SDGs達成に向け、パートナーシップで問題解決に取り組んだ大気汚染公害の経験を、現地で学んでみませんか?
あおぞら財団の授業、研修に興味のある方はこちら↓をご覧ください。
研修受け入れ(あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館 エコミューズのページに飛びます)
(谷内)
歌島橋交差点と新佃公園前局に大気常時観測局の看板が設置されました。
大気常時観測局では二酸化窒素、SPM、PM2.5を測定しています。西淀川は公害訴訟の和解条項に基づき、国内でもいち早くPM2.5を測定し始めた地域です。
この大気常時測定局は道路の片隅に目立たないように設置されていますが、環境を守るために測定しているということをアピールするために、看板が設置されることになりました。
西淀川の道路沿道の大気の状況はこちら↓をご覧ください。
この看板の設置に関しては、西淀川地区道路環境沿道に関する連絡会において、検討されてきました。
道路連絡会の詳細な内容については下記をご覧ください。
https://aozora.or.jp/katsudou/machi_dukuri/road
各道路連絡会の資料および議事録:https://aozora.or.jp/katsudou/machi_dukuri/road/jisshi_jokyo
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大和田局に大気常時観測局の看板設置(2022年6月14日ブログ)