12/6、大阪公立大学大学院「都市基盤計画特論」(吉田長裕准教授)の3回目の授業があおぞら財団で行われました。今回の主な内容は、タンデム自転車のフィールドワークと西淀川区役所政策共創課長の西尾さんからのお話です。
タンデム自転車のフィールドワークでは、大野川緑陰道路を通り、淀川まで走りました。タンデム自転車で風を切って走りながら、淀の大放水路の姫島立坑の横を通り過ぎ、公害道路と呼ばれていた国道43号の下を通り、西島の多数の工場が立地する様子をみました。また、淀川の堤防に上り、街中が川の水面から低いことを確認し、水害の弱いということを感じてもらいました。
タンデム自転車を利用することで、町の様子を五感で感じながら移動できるのと同時に、受講生同士の信頼関係を強めることにもつながったようです。
緑あふれる大野川緑陰道路をタンデム自転車で走行
工場が林立する西島地域
区役所 西尾さんからのお話
あおぞらビルに戻ってからは、西淀川区の西尾さんからのお話です。西淀川区では「活気があり、笑顔にあふれ、常に進化するまち(もっと住みたい、もっと事業したいまちへ)」を目標にしています。その目標に向かって、様々な取り組みをされています。その取り組みの一つとして「みらいへつなげるみちプロジェクト」が実行されており、大野川緑陰道路に憩いの空間を整備するために修成建設専門学校の協力を得て、現在、整備を計画しています。また、多様化・細分化する地域住民のニーズに対応するために、区民・事業者との共創にも力を入れています。
お話の後、学生からは、西淀川区の子どもが遊べる場所はあるのか? 東西方向の移動にバスや自転車はよくつかわれているのか? 住民同士の交流はどうなっているのかといった質問が出ました。
最後に、西淀川の提案に向けてのグループ分けを行いました。今までの3回の授業で得たことをふまえて、各自でキーワードを出してもらい、それを元に「住民の交流、コミュニティ」、「モビリティ、交通弱者の移動支援」の2つのグループに分かれました。
今後は、この2つのグループごとに、テーマを深めて西淀川に対する提案を作っていきます。2週間後の授業では中間発表&意見交換がおこなわれます。どんな提案が出てくるのか楽しみです。
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「都市基盤計画特論」が西淀川をフィールドに授業を行うになってから3年目です。
2022年度 大阪公立大学 授業「都市基盤計画特論」における西淀川区でのプログラムは下記のようなスケジュールで行う予定です。
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(谷内)