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関西大学社会学部大門ゼミ 研修受入れ(11/27)

2023年11月17日、関西大学社会学部大門ゼミの3年生等が15名が西淀川を訪れました。

まずはじめに、タンデム自転車に乗って西淀川のまちでフィールドワークを行いました。現在のまちを見て周り地域そのものを体験することは、地域の歴史や文化を学ぶ上で非常に重要です。語り部さんのお話を聞く際にも、当時と現在の対比が想像しやすくなりますね。

あおぞらビルのすぐ前から大野川緑陰道路に入り、タンデム自転車の乗り方を少し練習してからの出発しました。

はじめにタンデム自転車の乗り方について説明を受けます

初めにタンデム自転車の乗り方について説明を受けます

しっかりとメモをとる学生さんたち

しっかりとメモをとる学生さんたち

大野川緑陰道路の紅葉はちょうど見頃です

大野川緑陰道路の紅葉はちょうど見頃です

大野川緑陰道路を西に進み、終点までいくと目の前が淀川の堤防です。工業地帯、西淀川の住宅地、大阪市中心部のビル群、河口の埋立地などを四方に見渡すことができます。

そこから西島の工業地帯を超えて、国道43号沿いにある大気常時観測局「大和田西交差点局」に向かいました。ここで、かつての国道43号、大気汚染公害裁判、和解後の対策事業についての説明を行いました。

工業地域、住宅地、市街地、埋立地を見渡すことができます

堤防から工業地帯を望む

大気常時観測局の前で、現在の対策を解説

大気常時観測局の前で、現在の対策を解説

あおぞらビルに戻ったあと、まずは西淀川の公害とあおぞら財団の設立について講義が行われました。その後、西淀川公害患者と家族の会の矢根さんと上田さんにお話を聞かせていただきました。

概要の講義

西淀川公害の概要について講義

矢根さんと上田さん

矢根さんと上田さん

矢根さんは生野区の出身で、30代の頃に気管支ぜん息を発症されました。当時は大阪市全域で空が曇っており、多くの人々が大気汚染の被害を受けました。その中でも西淀川区は、認定患者さんが最も多い地域です。
発症当時は(世間一般で)大気汚染公害という認識がなく、「風邪の延長かな?」という程度に感じていたそうです。しかし次第に症状が悪化し、発作で倒れての緊急搬送を3度も経験し、その後は後遺症で手足の痺れが残りまともに働くことができない状況に陥ってしまいました。
通院を繰り返す中で患者さんどうしのつながりが生まれ、「手渡したいのは青い空」の思いに共感し裁判を闘ってこられ、今では語り部をしてくださっています。

上田さんからは汚染者負担の原則や共同不法行為、また大気汚染物質の環境基準についてのお話などをしていただきました。

質疑応答も盛り上がりを見せました

質疑応答も盛り上がりました

お話の後、あおぞら財団付属西淀川・公害と環境資料館「エコミューズ」を見学しました。実際に裁判で使われた資料、公害患者さんの手記、当時の小学生の文集などを閲覧しました。

裁判で使われた資料や公害患者さんの手記などを閲覧しました

裁判で使われた資料や公害患者さんの手記などを閲覧しました

最後に振り返りをおこなって、研修は終了となりました。

学生さんたちからは、「公害は健康被害だけでなく人生そのものに被害を与えるという深刻さが、語り部さんのお話からよくわかった」「上田さんたちが被告企業側と信頼関係を築いたことで和解に至ったというお話を聞いて、相手に寄り添うこと、多角的に見る視点の大切さを知った」といった感想が出ました。

小グループで感想を共有し合いました

小グループで感想を共有し合いました

タンデム自転車に乗って現在の地域を体感し、語り部さんのお話や資料館では歴史を知り、2通りの視点で多くのことを学ぶことができました。とても充実した研修となりました。

タンデム自転車を使ったフィールドワークは、必然的にパートナーとの信頼関係が生まれます。アイスブレークにも最適ですので、研修にお越しの際はぜひご利用ください。

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タンデム自転車を使った西淀川フィールドワーク(「あおぞら財団の研修・教育」のページ)

 (あおぞら財団アルバイト・小松)


あおぞら財団では、フィールドワークや公害患者さんの語り部などを取り入れたオーダーメイドの授業、研修を行っています。SDGs達成に向け、パートナーシップで問題解決に取り組んだ大気汚染公害の経験を、現地で学んでみませんか?

あおぞら財団の授業、研修に興味のある方はこちら↓をご覧ください。

研修・教育(「あおぞら財団の研修・教育」のページに飛びます)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,タンデム自転車,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2023年12月1日9:45 AM

追手門学院大学社会学部2年生 研修受入れ(11/11)

2023年11月11日、追手門学院大学社会学部の2年生11名が、藤吉圭二先生の引率のもと西淀川を訪れました。
今後、自分のテーマを探していく前に、深刻な大気汚染問題があった現場を歩き、生の声を聴くことが目的です。

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出来島駅に集合し、行程を確認して出発しました

出来島駅に集合して行程を確認した後、まずは国道43号の出来島小学校前へ向かいました。
西淀川区を縦断する国道43号はかつて、排気ガスによる大気汚染と悪臭や、大型車による騒音と振動が深刻で、「公害道路」とも呼ばれるほどでした。西淀川公害裁判の和解後は西淀川道路連絡会が設置され、車線の削減や光触媒の塗布など様々な公害対策がとられてきました。

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光触媒が塗られた白い壁や遮音壁など、様々な対策が見られます

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出来島小学校の大気常時測定局(自動車排出ガス測定局)

 

その後はあおぞら苑の前にある石碑、神崎川の防潮鉄扉、千北診療所、大阪マスジドを訪問し、大野川緑陰道路を歩いてあおぞらビルへ向かいました。

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地盤沈下のため海抜0m地帯が多い西淀川を守る防潮鉄扉

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多くの公害患者を支えてきた千北診療所

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大野川緑陰道路の地下には放水路があります

あおぞらビルに到着したら、エコミューズにて「フォトランゲージ 西淀川公害」に挑戦しました。大気汚染がひどかった頃の写真から情報を読み取り、その写真にタイトルを付けるというワークショップです。
フォトランゲージを終えた後、エコミューズを見学しました。

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当時の状況について想像を膨らませます

次に3階の会議室へ移動し、西淀川公害患者と家族の会の山下明さんと上田さんにお話を聞かせていただきました。
山下さんは大分県臼杵市から集団就職で大阪に来られ、結婚を機に西淀川に住まわれるようになりました。1969年ごろからぜん息の発作がひどくなり、その後公害病の認定を受けました。「空気のきれいな田舎でわんぱくに育ってきたから、まさか大阪でぜん息になるとは思っていなかった」とおっしゃられていました。ぜん息の発作で眠れず朝まで点滴を打ちながら、子育てのために仕事は休めず、自分はどうなってしまうのかと不安でいっぱいだったそうです。
裁判のために仕事を休むと白い目で見られ、被告側の弁護士にひどいことを言われ、それでも「自分達は苦しくても、子どもたちにはなんとかきれいな空気を吸わせてやりたい」と強く願い、闘って来られました。

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山下さんの熱い思いが伝わってきました

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熱心に山下さんのお話に聞き入ります

お話を聞いた後、振り返りを行なって研修は終了となりました。その際、藤吉先生が学生さんたちに言われた言葉がとても印象的でした。

「社会学ではしばしば当たり前を疑おうと言いますが、これは実はなかなか難しいです。それでも明るい空のもと見学できた今日と、昼間でもライトをつけて車が走っていた50年前で当た
り前の違いを感じることができます。今の当たり前を考えるのに過去を知ることがとても参考になります。」

時代は変わりましたが、新たな環境問題も発生しつつあります。公害患者さんたちが闘って来られたように、私たちもよりよい環境や社会をつくるために動き続けなければいけない、と改めて感じることができました。

 (あおぞら財団アルバイト・小松)


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Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2023年11月20日4:40 PM

龍谷大学清水ゼミ  公害患者さんへのインタビュー映像撮影(10/18)

2023年10月18日、龍谷大学政策学部清水ゼミの2年生が、西淀川公害の実情を詳しく学ぶ映像作りのため、「西淀川公害患者と家族の会」所属の須恵さんにインタビューを行いました。昨年度のゼミ生(現3年生)の作成した映像を参考に、今年度も映像作成に取り組みます。

インタビューは昨年度も映像作成でお世話になった、西淀川在住の映画監督・岸本景子さんチーム(監督:岸本さん、撮影:坂さん、音声:畑さん)の協力のもと執り行われ、学生さんたちも映像撮影を体験させていただきました。

朝から岸本さんチームに機材を設営していただき、続いて学生さんたちが集合。学生さんたちはインタビュアー・監督・助監督・撮影・音声役に分かれて、撮影の仕切り方や機材の使い方についての指導を受けました。

音声機器の使い方を確認

音声機器の使い方を確認

監督役の立ち回りなどについても解説

監督役の立ち回りなども説明していただきました

 

一通り説明をいただいたのち、学生さんたちは一人ずつ今日のインタビューに向けての意気込みをカメラに向かって話しました。この様子を撮影することで本番に向けての予行演習となりましたが…学生さんたちはカメラを前にして、ものすごく緊張した様子でした。

助監督役によるカチンコも重要な役割。

助監督役によるカチンコも重要な役割

 

昼休憩の後、インタビューの進め方や質問項目などの確認を行いました。そしていよいよ須恵さんがお越しになられ、インタビューの撮影が始まります。西淀川公害患者と家族の会事務局長の上田さんも応援に駆けつけてくださりました。
須恵さんは事前質問に対するたくさんのメモを用意して来てくださりました。「本格的な機材に囲まれてとても緊張する」とおっしゃられつつも、丁寧に、しっかりとお話していただきました。

 

須恵さんは結婚を機に西淀川に引っ越して来られ、その後ぜんそくの症状が現れました。夜中に発作が起きて眠れない、仕事中に息が苦しくなって出て裏へ駆け込む、といった被害があったそうです。「職場で『よう(よく)休むねぇ』と言われ、とても辛い思いをしました」とも話されていました。それでも、同時期に中途失明となり盲学校へ通い始めた夫を支えるため、ぜんそくと闘いながら仕事や家事を必死でこなしてきました。煤煙で空が真っ黒な状況が続きつつも、夫が盲学校を経てやっとの思いで職に就くことができたこともあり、簡単に引っ越すことができなかったとも語られていました。
様々な話題の中で、被害の実態について話されるとき、須恵さんの表情が引き締まる様を目の当たりにしました。当時の被害が須恵さんにとってどのようなものであったのか、言葉だけでなく表情からも伝わってきました。

休憩をはさみつつ、ゆっくりしっかりお話できました

休憩をはさみつつ、ゆっくりしっかりお話できました

 

明るい話題として、須恵さんは現在まで40年以上も三味線と民謡を続けてこられ、コンクール等でも活躍されてきました。(大きく息を吸って歌うことが、リハビリにもつながるそうです。)
なんとこの日、インタビューの最後には民謡「越中おわら節」を披露していただきました!90歳に近い年齢を感じさせない声量と迫力に圧倒され、僕たちの心は大きく揺さぶられました。

(須恵さんは11月3日(金・祝)に開催予定のにしよど音楽祭2023第2弾「野外音楽フェスティバルin矢倉緑地」に出演予定です。ぜひ須恵さんに会いにお越しください。)

「越中おわら節」を披露していただきました

須恵さんの歌唱力に心を揺さぶられました

 

インタビュー終了後、岸本さんチームと一緒に振り返りを行い、今後のスケジュールの確認などが行われました。

学生さんたちは公害の辛い経験を深く聞くことにやや躊躇してしまったようで、「もっと上手に話したかった」と少し心残りだったようです。しかし公害患者さんと直接会話することで、公害被害の深刻さや当時の状況をより深く学ぶことができました。
また、普段様々な映像を見る機会が多い中、映像作品の元となる企画や撮影の大変さを身をもって感じることができたようです。

これからどのような作品に仕上がっていくのか、とても楽しみです!

岸本さんチーム、今後もよろしくお願いします。

岸本さんチーム、今後もよろしくお願いします。

 

 (あおぞら財団アルバイト・小松)


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Filed under: 動画,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2023年10月26日9:41 AM

龍谷大学清水ゼミ 研修 ワークショップ&公害語り部(9/15)

2023年9月15日、龍谷大学政策学部清水ゼミの2年生が研修に訪れました。前回はタンデム自転車で西淀川のまちをめぐりましたが、今回は2つのアクティビティを行った後に、公害患者さんのお話を聞きました。

学生さんたちはまず最初に、「フォトランゲージ 西淀川公害」に挑戦しました。フォトランゲージとは、写真から様々なことを想像して言語化するというワークで、西淀川公害に関する写真から読み取れる状況や時代などをグループで話し合って、その写真に独自のタイトルをつけました。

今回は3グループに3枚ずつ、合計9枚の写真を扱いました。各グループの結論が出たところで、1枚ずつ写真のタイトルや読み取った内容を全体共有します。その後はそれぞれの写真が実際にはいつどこで撮られたのかについて解説が行われ、当時の状況や時代背景について解説が行われました。

1960年代の写真と1970年代の写真がランダムに配布されていましたが、各グループともに写真が捉えた状況を的確に回答していました。

話し合い風景

写真から読み取れる内容を話し合います。

写真の解説

写真の解説風景。みなさん鋭い洞察力です。

公害発生当時の時代背景を理解したところで、次に「公害ロールプレイ」が行われました。

ロールプレイとは、行政の環境担当者や工場経営者などの役割になりきって、原因不明の呼吸器疾患が発生している地域の今後について話し合うというワークショップです。

筆者の私も「娘にぜんそくの症状が出ている地域住民」の役になりきって、学生さんたちの議論に参加しました。健康被害を何とかしてほしいものの、他の役(セクター)にも様々な都合があるなどして、合意形成がまとまらないままに時間切れとなりました。実際の西淀川公害裁判では健康被害発生から和解まで20年以上かかりましたが、このロールプレイでも公害問題がいかに根深く複雑に絡み合ったものであったかを体験することができました。

共有

グループごとに違った結論が出るのもロールプレイの特徴です。

研修後半には、「西淀川公害患者と家族の会」から須恵さんと上田さんにお越しいただき、被害の実態や裁判の経過についてお話を聞かせていただきました。実はゼミ生たちには事前に、ロールプレイの経験を踏まえたうえでの質問を用意していただきました。その質問に答えていただくことで、ロールプレイで掴んだイメージと実際の出来事との相互理解がより深まったのではないでしょうか。

須恵さんは米寿を超えてもまだまだお元気です!

「本当に大変だったけれど、とにかく前を向いて生きてきた」と須恵さん。

学生さんの素朴な質問にも丁寧に答えてくださりました。

ゼミ生の素朴な質問にも丁寧に答えてくださりました。

最後に今日の振り返りを行い、研修は終了となりました。今回はグループディスカッションや質疑応答など話し合いが中心でした。ゼミ生たちは公害に関する知見を得たことに加え、ファシリテーション能力などにおいても大きな経験を得ることができたのではないでしょうか。

清水ゼミ2年生は、昨年度と同様に西淀川で1年以上にわたってゼミ活動を行う予定です。ゼミ生達が西淀川での出会いや発見を通して、学びや心境にどのような変化をおこし何を生み出していくのかが楽しみです。

ますます学びが深まっていきます。

ますます学びが深まっていきます。

 (あおぞら財団アルバイト・小松)


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Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2023年10月4日1:41 PM

大阪公立大学医学部医学科 研修受入(9/11)

2023年9月11日(水)に、大阪公立大学医学部医学科4人の研修受け入れを行いました。西淀川区保健福祉センターに研修に来ている中で、見学先の一つとしてあおぞら財団に来てくれました。

はじめにアイスブレイクとして「フォトランゲージ 西淀川公害」を実施した後、職員 谷内から西淀川公害についての講義を行いました。徐々に進行していく西淀川公害の様子や、当時の住民の様子、西淀川公害訴訟などについてお話しました。

講義の後は、資料館の見学を行いました。裁判や公害反対運動などの資料、1960年代の西淀川の真っ黒な空や「公害」というタイトルの小学校の文集といった資料をみて、被害のひどさに驚きながら熱心に資料を見ていました。

資料館エコミューズの見学

資料館の所蔵資料を見てもらいました

 

次に、西淀川公害患者と家族の会 山下晴美さんから、被害についてお話を伺いました。

山下さんのご主人は、気管支喘息を発症してから長い年月、病気と闘ってこられました。ご主人は、建設機械・くい打ち機のオペレーターをしていましたが、47歳の時の大発作では心肺停止の状態にまで陥ったこともあるそうです。発作の後に仕事に行くこともあり、奥さんは「行かんといて!」と泣きながらとめたこともあるそうです。「公害のない住みよいまちになることを望んでいます。これからの未来、我々のような思いは絶対にさせたくない」と語られました。

公害患者さんを囲んでお話を聴いている様子

上田さん、山下さんからお話を聴いている様子

 

最後に、参加者のみなさんとの質疑応答を行いました。

「公害患者として医師にお願いしたいこと」という医学部の学生さんならではの質問に対し、患者会の上田さんからは「環境の問題にふれて、自分もできることは何かないかと思う人が増えてほしい。想像力を鍛えること。自分がかけた言葉で患者さんがどう思うのかを想像できるかが重要」、山下さんからは「お医者さんが気を配って話を声をかけてもらえると患者の家族も嬉しく思う」というお答えがありました。

西淀川公害について、深く知らなかったため大変勉強になった、今後の医師としての姿勢に大変参考になる内容だったとの感想がありました。

今回来られた学生さんは医学科6年生とのことです。今回の研修で得た内容を、医師としての姿勢に生かしていただきたいと思います。

〇研修に関するお問い合わせ

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研修・教育(「あおぞら財団の研修・教育」のページに飛びます)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2023年9月21日4:43 PM
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