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ブログカテゴリー » フードマイレージ

京都版フードマイレージ買物ゲーム完成


2009年11月8日

京都府地球温暖化防止活動推進センターのOJT研修で
京都版フードマイレージ買物ゲームを作成してきました。
(一回目の様子はこちら

今回はお披露目ということで、推進員の皆さんに体験してもらいました。
京都版は1970年の7月と12月、2008年の7月と12月と4種類のゲームパックになります。



伝えたいこともいろいろと考えてもらいました

衣装もそろえて、気合充分です。

これから、京都でこのゲームを使ってフードマイレージ学習が活発になればと願います。
教材の貸出や講師依頼などは京都府地球温暖化防止活動推進センターでされるそうです。
なんとか完成して本当に良かったです。(林)




Filed under: フードマイレージ — aozorafoundation 公開日 2009年11月9日5:44 PM

完成しました!


2009年9月29日(火)
大阪府地球温暖化防止活動推進センターのOJT研修 第4回

あおぞら財団3Fでフードマイレージ買い物ゲーム小学生バージョンを作成しました。
前回までに、推進員の皆さんが、教材の作り方や食についての講義を受講し、食材を決めたり、計算チーム、値段調査チーム、印刷チームと3つに分かれて作業を進めてきました。

今日は全員で教材組み立て作業です。
1チーム3〜4人の4チームにわかれました。



印刷された食材カードに番号シールや封筒を貼り付けたり、封筒の中に★のついたカードを入れたり、メニューカードや食材カード(小)をラミネートしたりと、細かな作業が続きました。
皆さん、間違わないように、色・番号・向き・シールを貼る位置を確かめながら、黙々と作業していました。


3時間後、ようやく出来上がった教材を手にしたときには、歓声があがっていました。
教材を入れるバックは、傘から作った手作りのバックです。すごく良い教材が完成しました。
心をこめて作った教材が、多くの方に利用され、「食と交通と環境」について考えるきっかけになることと信じています。

今後、この教材は大阪府地球温暖化防止活動推進センターが管理し、貸出しすることになります。
(今のところ貸出し開始日は未定)
推進員の皆さんが講師として伺いますので、どうぞご利用下さい!

(長沼)





Filed under: フードマイレージ — aozorafoundation 公開日 2009年10月15日3:02 PM

石川県でフードマイレージ買物ゲーム


報告が遅くなりましたが、今年は3回も石川県でフードマイレージ買物ゲームをする機会に恵まれました。

2009年8月8日
いしかわ地球市民の会主催
第三回参加型学習セミナー「買物ゲームでフードエコを学ぶ」

国際教育を中心に実践されている方々の勉強会に招かれて講義を行いました。
フードマイレージ買物ゲームとダイヤモンドランキングをおこなうという豪華版です。

2009年9月16日(金沢市)
2009年9月17日(七尾市)
石川県地球温暖化防止活動推進センター((社)いしかわ環境パートナーシップ県民会議)主催
平成21年度地球温暖化防止活動推進研修会
今年度は地球温暖化防止活動推進センターの研修が続いていますが
これは、ストップ温暖化「一村一品」大作戦2009にて特別賞をいただいたこともあり、各都道府県の推進センターにフードマイレージ買物ゲームの存在を知ってもらえたことが大きいです。
内容は、8月の講座と同じく、フードマイレージ買物ゲームとダイヤモンドランキングを行いました。
金沢市での結果


七尾市での結果

石川県で実施して感じたことは、
地元のことを良く知り、
愛しておられる方が多いということです。
地元産の野菜として加賀野菜のことを紹介しましたが、
加賀野菜が生活の中で取り入れられ、
文化として根付いていることを実感しました。
また、交通まちづくりについても
バスレーンで中心市街地の渋滞緩和をおこなっていることなど理解が深く
ダイヤモンドランキングでも重要だと考える政策として一番にコンパクトシティを掲げる人が多いなど、感心することが多かったです。

また、石川県ではフードマイレージ短縮のため、エコチケット事業がおこなわれています。
http://www.eco-partner.net/ecoticket/activity/index03.htmlすてきなことですね。
(林)




Filed under: フードマイレージ — aozorafoundation 公開日 2009年10月9日6:05 PM

大阪府地球温暖化防止活動推進センターOJT研修 フードマイレージ 食育セミナー


                あおぞら財団インターンシップ生 奈良女子大学3回 川淵絵里子

9月19日(土)あおぞらビル3Fにて、フードマイレージに関する食育についてセミナーが開催されました。
対象者は大阪地球温暖化防止活動推進センターの推進員です。
フードマイレージ教材作成に取り組むメンバーの中から9名が参加しました。


今回のセミナーでは大阪教育センターの岡本真澄さんにお越し頂き、食育に関する以下のようなお話をして頂きました。
岡本先生はフードマイレージ教材化研究会のメンバーで、教材開発者の一人です。

平成17年の食育基本法により、「食育」という言葉は学校を中心に今では世間に広く浸透してきています。
偏った栄養摂取や朝食欠食などの食生活の乱れは、過度の肥満や痩身を増大させ、生活習慣病にもつながります。あらゆる食べ物が溢れている現代に生きる私たちにとって、今や食の問題は避けて通ることの出来ない課題だと言えます。

この課題は大人に限らず子どもたちにも関わっています。社会が発展し、ものが豊かになるにつれて日本人の食は急激に欧米化していきました。昭和40年代と比べると現在は肉類が4倍、油類は3倍も多く摂取するようになっています。そのため現代の子どもたちは50年前と比べ栄養バランスが悪く、偏食も増えているのです。

また、科学技術の発展も食に大きな影響を及ぼしています。コールドチェーンが開始されたころから冷凍食品を多用する家庭が増え、外食や中食(テイクアウトや総菜などを買って家で食べるという食事)も増加していき、手作りをする家庭が減少することとなりました。
このことにより現代の家庭では、家族が居るのに一人で食べる「孤食」や、それぞれ別の物を食べる「個食」、外食など家で食べない「戸食」、食が細い「小食」、パンや麺類といったものを好む「粉食」といった「5つのこ食」が広がっています。

このままでは、現代人の食生活はさらに乱れ、食生活はおろか家庭の崩壊にもなりかねません。

こうした食生活の問題を子どもたちに知ってもらい、考えてもらうためにはフードマイレージの考え方は非常に有効だと言えます。食品がどこから来ているのか、バランスはどうなっているのかを知ることで、毎日の食と環境・健康との関わりや「地産地消」を理解しやすく、自発的な食生活の評価・改善を促すことが出来るからです。

子どもたちの将来、そして日本の未来の為にもフードマイレージの活動を今後も広げていくことが望まれます。


セミナーでは岡本さんも参加者も質問や感想などを出し合い、和気あいあいとした会になりました。
私は特に大阪府認証の特産物である「大阪産(おおさかもん)」が21品目とたくさんあることが印象深かったです。その美味しい調理法のレシピも頂いたので、是非試してみようと思いました。

セミナーの最後に、子ども対象だけでなく親対象はないのかという質問が出ました。
親子クッキングや勉強会があるとの回答でしたが、残念ながら本当に来て欲しい人ほど参加が少ないとのことでした。食に対し今は意識が高くない人達をいかに巻き込めるかが今後、常に課題となりそうです。

私も食育に関してほとんど知識が無く、今回のセミナーは知ることばかりでした。今まで食べ物の産地を確認することや、地産地消の考え方でものを選ぶことをしていなかったことに気づきました。
また、この50年の食生活の変化や栄養バランスの偏りを知りショックを受け、改善しなくてはと強く思いました。
「食事は愛情を食べること」という言葉が胸に響き、いつか自分に子どもが出来た時に食の大切さと環境との関わりを伝えたいと思いました。




Filed under: インターン生,フードマイレージ — aozorafoundation 公開日 2009年9月24日5:23 PM

和歌山でフードマイレージ買物ゲーム


9月13日に和歌山の御坊に行ってきました。
今回は和歌山の地球温暖化防止活動推進センターが主催の推進委員養成講座の1つでお呼びいただきました。
和歌山は縦に長い(広い?)県なので、開催する場所が難しいみたいですね。今回は御坊でした。
さて、私は大阪以外の方とゲームをするのは初めてで、(実は)少し緊張してましたが、
ベテラン林シェフは楽しい話も交えながら講座を行いました。
どんな家族か考えてから献立を考えてみてくださいというと、父1人娘3人という家族構成や、父親が38歳で母親はその2つ下、息子が中学2年生と娘が5年生というとても具体的な家族構成を考えるチームなどがあり面白かったです。
和歌山名産の梅どりが入ってない〜と、さすが地元食材を考えている方もいてました。

献立を決めて各チームの発表のあと、星の数を数えます。1970年と現代と、差が開くことが多いのですが、和歌山の現代チームの中には、地産地消を考えましたと、さすが。


ここで和歌山の農業を見てみると、自給率は意外にも30%(大阪は2%)。
もっとあると思っていたけど、実は和歌山はあんまりお米を作っていないのだそうです。
果物などが多いと、やはり「自給率」は下がるのですね。
それから話は交通の問題へ。輸送されてくる距離も重要だけど、その輸送手段もとても重要なんですよね。
ただ私たちには、この食材がどうやって運ばれてきたのか、見えにくい現状があります。
現在国内の輸送はほとんどトラックによるものなので、少しでもそれが環境にいい方向へ変わっていけばなぁと思います。
そこで問題になってくるのは私たちの日頃の生活。みなさん、「ちょっとそこまで」で、車に乗っていませんか?
買物にどこへ何で行ったかで環境負荷は大きくかわってくるんです。
先ほどの献立決めで一番星の数が少なかったチームは、今回唯一車で買物に行ったチームでした。
なのでここでまさかの逆転です。

それからダイヤモンドランキングというものを行いました。
これは、市長や知事になったつもりで政策(の優先順位)を考えるというもので、今回はみなさんに市長になっていただきました。
各チームで、何市について考えるかを決めます。全部で6チームありましたが、今回は和歌山市が2チーム、海南市と岩出市、それから御坊市とみなべ町が1チームずつでした。それぞれ個人で一度政策の優先順位を決めたあと、チームごとに話しあい最終決定を行いました。
これも大事だしあれも大事…と皆さん悩んでいました。
すべての政策を同時には行えないので優先順位をつける、というのも難しいのですね。
少し市長さんや知事さんの気持ちが分かった(かも?)気がしました。
和歌山市2チームは農業地はあまりなく大きな街なので、農業のことよりもやはりまちづくりや交通のことが政策の優先順位の上位にきていました。大阪まで買物に行かず、和歌山でもっと消費するようにしないと!と。対照的に、御坊市などでは、農業をもっとなんとかしないと、となっており、同じ県でも市によって大きく異なるのだなぁと感じました。

ちなみに大阪でこのランキングをすると、ライフスタイルの啓発などが上位にくるみたいです。
大阪と和歌山とでは抱える問題が違うのですね。こうやって、自分たちにはどんな政策が必要なのか、ということを明確にすることも大切なんだなぁと感じました。
和歌山の方はとても熱心で、私たちもとても刺激を受けました。また機会があれば和歌山で買物ゲームをしたいですね。
参加された皆さん、遠いところからお疲れ様でした。


追記:
会場に行くのに乗った電車が廃線間近のようで、写真を撮っている人がたくさんいて驚きました。
味のある電車でした。

(記:眞鍋)




Filed under: フードマイレージ — aozorafoundation 公開日 2009年9月14日12:11 PM
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