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ブログカテゴリー » 環境学習

淀川親子ハゼ釣り大会


記:本村信一郎(大阪大学大学院工学研究科 博士前期課程1年)

2007年10月13日(日)
淀川親子ハゼ釣り大会が淀川の河岸で行われました。天気は晴れ。参加者は小学生を中心に子ども66人、大人31人、合計97人と多くの参加がありました。

淀川ではマハゼというハゼが釣れ、秋になると淀川の川岸はハゼ釣りでにぎわいます。今回の大会は、子供たちに遊びの体験を通して身近な自然環境に関心を持ってもらいたいとのねらいで、「大野川緑陰道路の教材づくり研究会」の主催で行われました。西淀川区のシンボルともいえる大野川緑陰道路の歴史やつくられた背景、緑陰道路の自然を、子供たちに伝えたい、小学校の授業などで活用してほしいという思いから、出来島小学校の天野憲一郎先生を中心に有志が集まり結成され、現在、子供向けの本「西淀川の自然と歴史にふれあおう 〜地域の宝大野川緑陰道路〜」を作成しています。

最初に、釣りの名人である西口勲先生から挨拶と淀川の歴史や役割についてのお話があり、その後ハゼの釣り方の説明がありました。参加者の中には魚釣りを今までしたことのある人、初心者の人など様々な人がいました。先生や指導員から糸のつけ方を教わり、さあハゼ釣り開始です。朝早くに魚釣りをしていたおじさんに話を聴くと今日はなかなか釣れないという話でしたが、さあいかに。

ハゼ釣り風景

10時を過ぎた頃から始めましたが、最初の一時間くらいはなかなか釣れません。おじさん達の言うとおりかと思っていたら、一時間くらい経つと、「釣れたー!」の声がいろいろな所から聞こえはじめました。子ども達は最初の内はエサのゴカイをつけるのにもビクビクしていましたが、途中からは男の子も女の子も関係なく釣りを楽しんでいました。

二匹釣れたよ!

二時間くらい釣りをして、最後に結果発表をしました。ハゼを釣った数は、参加者全員で59匹でした。その他、釣り名人の西口先生が8匹釣りました。一番大きいハゼを釣ったのは、小学生の高田雄哉君で、大きさは16㎝でした。その後、釣ったハゼをその場でさばいてそのまま天ぷらにして皆で食べました。天ぷらはとてもおいしく、大好評でした。

ハゼをさばきます

天ぷらづくり

使った河原のごみ拾いもしました

午前中だけでは物足りなかったのか、午後から続けて魚釣りをする人も多くいました。参加者の方たちに楽しんでもらえたみたいで良かったです。
私は魚釣りをしたことは何回かありますが、釣った魚をそのままその場で天ぷらにして食べたのは初めてでした。そこに魚釣りのさらなるおもしろさを感じました。また、一人二人でする魚釣りもいいですが、大人数でする魚釣りはもっと楽しくておもしろいなと思いました。淀川で魚釣りをしてみてはいかがですか!


Filed under: 地域づくり,環境学習 — aozorafoundation 公開日 2007年10月18日12:39 PM

ノビタキ発見!第78回探鳥会


2007年10月6日
第78回矢倉海岸定例探鳥会開催

 第78回矢倉海岸定例探鳥会が10月6日(土)午前9時30分から12時30分まで開催され、
9人が参加しました。
 天気は快晴、午前9時30分に阪神電鉄西大阪線福駅に集合し、最初に、日本野鳥の会大阪支部の中野さんが、「この季節は、ノビタキを草の上で見ることができるかもしれないので注目を、あまり天気が良すぎるより、薄曇りの方が、鳥が出やすい、今日の干潮は午前10時2分、高さは52センチ。」と、野鳥観察のポイント解説をして下さり、大野川緑陰道路(緑道)から矢倉海岸に向けて出発しました。
 「例年、この時期にアキニレの実を食べに、カワラヒワを緑道でよく見かける、今年、まだ見かけないのは、天候のせいか、一部、高木が剪定されていたためか」という話を聞きながら、観察を進めました。また、よく聞こえるヒヨドリもあまり鳴いていないようでした。
 緑道の観察を終え、淀川の堤防まで歩くと、福の漁港で、アオサギダイサギを発見、アオサギは、丁度小魚(15センチ前後)を長い黄色いクチバシで捕まえたところで、4分間、丸呑みするまで、しっかり観察しました。ダイサギの特徴は、黄色いくちばしと目の重なり方で見分ることができます。

また、きれいなイソシギを見掛けました。中野さんが、来月の探鳥会の紙資料の表紙を飾る写真を取りたいと、フィールドスコープにカメラを置いて、何度もシャッターを押していました。
対岸を見ながら、いつも大量のカワウミサゴが羽を休めている鉄塔のところまで来ましたが、今日はミサゴを見かけませんでした。代わりに、トビがカワウと追いかけっこをしていましたが、カワウはミサゴの方が恐いようで、一度逃げてもまたすぐに、鉄塔に戻ってきていました。
 矢倉海岸に近い淀川の河川敷で、いつもウナギの仕掛けをはっているところに、先月はなかったテトラポットがあり、ウミネコを見かけました。何のために置いたのか、今度確認してみることにしました。
野球用のグラウンドの手前では、セイタカアワダチソウの中で、モズのメスを見かけました。
 そして、ついに、餌の虫を探して、何回も飛び立っては戻ってくるノビタキの姿を見かけました。全体に黒っぽいオスでした。
 ノビタキをじっくり観察したあと、矢倉海岸に着くと、干潟で、アオアシサギソリハシシギを見かけました。ソリハシシギはその名の通り、クチバシが弓のように反っている、とても特徴のある鳥です。30分程度観察して、緑地公園に移動、鳥合わせを行い、今日の予定を終了しました。公園では、阪神高速5号湾岸線の向こうを優雅に舞うミサゴを、やっと最後に見つけることができました。
来月は11月3日の土曜日に開催です。そろそろカモを多く見かける季節になるので、ぜひ参加して下さい。

●2007年10月6日(土)に観察した鳥=合計24種
  1.カンムリカイツブリ、2.カワウ、3.ダイサギ、4.コサギ、5.アオサギ、6.ヒドリガモ、
  7.オナガガモ(矢倉干潟で)、8.ミサゴ、9.トビ、10.アオアシシギ(2)、11.イソシギ、
  12.ソリハシシギ(3)、13.セグロカモメ、14.ウミネコ、15.キジバト、16.ヒバリ、
  17.ハクセキレイ、18.ヒヨドリ、19.モズ、20.ノビタキ(今日の目玉!!)、
  21.スズメ、22.ムクドリ、23.ハシボソガラス、
  24.ハシブトガラス(福漁港にて対面、特徴は口バシが広く、おでこが出ている)
                                         以上(文責:矢羽田薫)




Filed under: 矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2007年10月8日5:07 PM

チャリンコチャンピオン


あおぞら財団 立命館大学 出口耕路
2007年9月15日 14:00〜15:30

じめじめした蒸し暑い中、鶴見緑地公園の一角でチャリンコチャンピオンが開催されました。自転車は環境に優しい乗り物であると知ってもらうと同時に、正しい交通ルールを学んでもらい、さらには安全な乗り方まで身に付けてもらおうという、とても欲張りな企画です。当日は15名ほどの小学校低学年からおじいちゃんくらいの世代まで、幅広い年齢層の方々が参加をしてくれました。

まず最初に、増え続ける二酸化炭素によって起こる温暖化と、自転車の因果関係について簡単に説明がされました。小学生には少し難しかったかもしれませんね。意味はよくわからなくても、何かを感じとってくれたら嬉しいです。

次に交通ルール○×ゲームをしました。例えば、傘をさしたまま自転車に乗っても良い、○か×か、のような感じで楽しみながら正しい交通ルールについて学びました。ちなみに正解は「×」です。比較的、子供たちの正解率は高かったように思えます。よく見かける光景や、自分が普段何気なくしていた行為が実は違法だったりして驚かせられました。


最後に、実際に自転車に乗って自分がどれくらいの運転技術があるかを確認するために、4つのコースを体験します。八の字コースやジグザグコース、一本橋コースなど、どれもやってみると一筋縄ではいかないやっかいなコースばかりです。でもひるむことなく子供たちは果敢に挑戦していました。

途中で通り雨にあいましたが、すぐ止んだので無事にこの企画を終えることが出来ました。自動車やバスと違い、排気ガスを排出しないエコな乗り物である自転車、その自転車を移動手段として利用することは、地球にとってとても良いことです。でもそれと同じくらいルールを守って自転車を運転することも大切です。みなさんも正しい知識を備えて自転車に乗ってくださいね。




Filed under: あおぞらプラン — aozorafoundation 公開日 2007年9月25日8:12 PM

池田市立緑丘小学校での環境学習


あおぞら財団 インターン 徳島大学 山口奈津美
2007年9月20日(木)13:50〜16:00

池田市立緑丘小学校で、小学4年生と保護者を対象に、てづくりせっけん教室と、二酸化窒素簡易カプセル測定を行いました。
財団の林さんを筆頭に、市民生活部・環境にやさしい課の大西さん、室さん、池田市のエコスタッフの長尾さん、私山口がスタッフメンバーでした。

てづくりせっけんは、①3種の植物油と苛性ソーダ、水をペットボトルに入れて、②とろっとするまで振り(約10分)、③各自で持ってきたコーヒーやココア、はちみつやヨモギの粉などを入れ、④ハッカ油を入れたら再び振り、⑤牛乳パックの型に注いで、⑥1ヵ月ほど乾燥させたらできあがりです。
今回は②〜⑤をしましたが、振る作業はなかなか大変で、子どもたちが汗を掻きながら(しかも教室は大変暑かった!)作ったせっけんは環境祭りで販売をされるそうです。

後半の二酸化窒素簡易カプセル測定では、子ども達が事前に家周辺の二酸化窒素をカプセルに集めてくれたものを測定し、値ごとに色分けしたシールを地図に貼り、子ども達が住んでいる区の空気の様子をマップにしました。
連続の授業でしんどい中、前に出てきて測定の様子を興味深々に眺めたり、話を熱心に聴く姿を見た限り、生活することと空気の関係について何か感じ取ってくれたのではないかと思います。

                  ↑作った二酸化窒素調査マップ

〜思ったこと〜
子ども達に「公害って知ってる?」と聞くと「知ってる知ってる。」という答えが返ってきて、どこで聴いたのだろう!と驚いたのですが、どうやら西淀川の公害についてのビデオを授業で視聴したようです。
新聞の記事でもよく見かけますが、最近の小学校の熱心な環境教育には驚きです。
子どもの頃から公害や環境問題を、生活や意識の近くに置こうとしたり、今回のように保護者も一緒に参加して、環境に対する意識を共有する機会を設けてくれるような取り組みは素晴らしいと思います。
そして子どもや保護者がそこから気づいたことをきっかけとして、小さなことからでも積極的に取り組んでくれるようになることが環境教育の一つの成功と言えると思います。
私自身大学で環境を学びながら環境とは何か、まだまだよくわかりませんが、よくわからずとも大事にしたいなあと思い、できることを探すばかりです。
授業で海の環境について少し話す機会をいただいたのですが、とりあえず伝えるということをこれからしっかり学びたいと思います、本当に勉強になりました。
皆さま、どうもありがとうございました。


        ↑興味深々の4年生         

        ↑西淀川の公害について一所懸命に聴いている

        ↑池田市の地図にシールを貼る




Filed under: あおぞらプラン — aozorafoundation 公開日 2007年9月21日3:32 PM

フードマイレージ買い物ゲーム、撮影がありました!


あおぞら財団 インターン 立命館大学 出口耕路

2007年9月7日(金) 11:00〜13:00

今日、9月11日(火)にNHKニュース「おはよう関西」7:30〜の中で放送される、“街角ウォッチ〜地産地消でCO2を減らせ”というコーナーの撮影が行われました。この「おはよう関西」という番組は、関西のニュースや気象・交通情報、また身近で役立つ情報などをコンパクトに、かつわかりやすく伝える番組で、その中でフードマイレージ買い物ゲームがとりあげられることになったのです!

番組の流れとしては、まだ詳しくは教えることができませんが(ぜひご自分でご覧になってください)、リポーターがフードマイレージ買い物ゲームを自ら体験することで、日頃のなにげない行動が環境にどれほどの負荷をかけているかを理解しコメントするという形でした。

カメラがまわっている間は、部屋が独特な空気と緊張感で満たされていました。少しのミスでも撮り直しとなってしまいます。また、実際の放送時間は数分なのですが、撮影にかかった時間は約2時間に及びました。きっと番組を作り上げるには大変な努力と忍耐が必要なのでしょう。


しかしカメラがまわってない時はリポーターの方がきさくに話しかけてくれました!今思えば本物のアナウンサーとテレビを通してではなく面とむかって喋っていたと考えると、なんだか不思議な感じがしますね…。

この放送を見ることで、1人でも多くの人が自分の行動を見直して、地球のことを考えてくれたら嬉しいです。本当に小さなことでいいんです、自分が出来る範囲でいいんです。「地球が危ないんだ」と思うだけではなく、何か次のアクションにつなげる、そんな人達が増えてくれたら、地球は変わるかもしれません。




Filed under: フードマイレージ — aozorafoundation 公開日 2007年9月7日5:59 PM
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