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ブログカテゴリー » 生物多様性

西淀川図書館でセミが教えてくれること展 開催中

西淀川図書館で、あおぞら財団の企画展
「セミが教えてくれること展」を開催しています。
セミのクイズや、大阪市自然史博物館から借りた、関西のセミの標本等を展示しています。

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今回の見どころは、『世界のセミ』パネルです。
アメリカのバード大学からのインターン生、クリスティーナ・ウェイドさんが、作成しました。
デザインも得意なクリスティーナさん。とても素敵なパネルに仕上げました。
インターネットの英語サイトを調べ、情報を集め、世界のセミの写真と特徴を集めた力作です。
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世界のセミ

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パネルを作成したクリスティーナ・ウェイドさんの感想

I enjoyed creating the top panel World’s Cicada poster. Within the poster readers can learn about a few of the many cicadas found across the globe. There was a lot of information that I learned along with creating the poster. Over all I enjoyed learning about cicadas and creating the poster. I think that everyone else will enjoy the poster as well.

私は展示ケースの一番上の段にかざられた「世界のセミ」というパネルを作りました。パネルの中で色々なセミを学ぶことができます。私はパネルを作る中でたくさんセミの事をまなびました。セミの事を学ぶことも、パネルを作る事も楽しかったです。皆に楽しんでもらえると思います。

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英語ができると、世界中の情報とアクセスできますね。

(小平)

【展示情報】
展示期間:9月27日まで
展示場所:西淀川図書館
開館日:火曜日~金曜日 午前10時~午後7時
土曜日・日曜日・祝・休日 午前10時~午後5時
休館日:月曜日・第3木曜日・蔵書点検期間・年末年始
西淀川図書館のURL:http://www.oml.city.osaka.jp/info/60nishiyodogawa/index.html

ミンミンゼミの成虫を、西淀川で見つけました

8月9日の大野川緑陰道路(エルモ西淀川周辺)で、ミンミンゼミの成虫をみつけた子供がいました。
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また、本日13日、ミンミンゼミの成虫の死がいを、天野先生が2号線歌島橋の上でみつけました。
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裏返したらオスでした。鳴くのはオスだけなので、鳴き袋の有無でわかります。
クマゼミは鳴き袋は鮮やかなオレンジですが、ミンミンは黒なんですね。

セミの鳴き声といえば、「みーんみんみん」というミンミンゼミの鳴き声を連想する人も多いのではないでしょうか。

ミンミンゼミは、日本中に分布しているセミですが、耐熱性に弱く、西日本では涼しい場所(低山や海風が通る樹林など)にみられるということです。

もちろん大阪市内では、とてもめずらしいセミです。
大阪自然史博物館によると、ミンミンゼミは市内ではなきごえは聞こえるそうですが(つまり成虫はいるということ)ぬけがらはみつかっていない(幼虫時は大阪市内ですごさない)ということです。

大阪府下をみると、ミンミンゼミのぬけがらは、低山地でみつかるということでした。

大阪自然史博物館 初宿学芸員によるミンミンゼミ紹介

私も今までミンミンゼミの成虫(なきごえも含めて)に、西淀川で出会ったことがありませんでした。
大発見です。

さて、この2匹のミンミンゼミは、どこで生まれ、育ったものなのか―

ミンミンゼミのぬけがらとアブラゼミのぬけがらはとてもよくにているので、今年のぬけがら調べでみつけたアブラゼミのぬけがらの中にミンミンが混ざっていないか、どうにか鑑定してみたいものです。

ちなみに、ひろったミンミンゼミの死がいは、標本にします。
セミの標本づくりは簡単で、冷凍庫にいれるだけ。
何日か冷凍庫にいれ乾燥させて、完成です。
生きているセミも冷凍庫にいれれば標本になるのですが、無駄に命をとるのはかわいそうですので、ぜひ落ちている死がいでお試し下さい。
ただ、セミの死がいが冷凍庫にあると、家族や職場の人がびっくりしますので、どうぞご注意ください。

(小平)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,にしよどがわこどもエコクラブ,生物多様性 — aozorafoundation 公開日 2013年8月13日7:23 PM

12/16 グローカルで考えよう 生物多様性企画書作りワークショップを開催しました!(2日目)

12月16日(日)、岡山シティミュージアムにて、平成24年度「環境保全戦略講座(生物多様性保全分野)」グローカルで考えよう 生物多様性企画書作りワークショップ(2日目)を開催しました。2日目の今日は21名の方が参加されました。

日時:2012年12月16日(日) 10:00~16:00
場所:岡山シティミュージアム
参加人数:21名(講師4名、スタッフ4名)
主催:(独行)環境再生保全機構 地球環境基金部
企画・協力:あおぞら財団
開催協力:みずしま財団
講師の紹介:https://aozora.or.jp/archives/12359

■講師:川廷昌弘 生物多様性はコミュニケーションの世界
川廷さんはその経歴を見てもわかるように、私たちも知っている様な普及啓発事業に関わってきています。「生物多様性は外から来た言葉。でも概念としてはもともと私たち(日本人)の中にあること。一般の人にそれをどう伝えるかがポイント」と話された通り、様々な具体例を用いて、普及啓発のコツを教えてくれました。

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いかに主流化(=自分化)してもらうか、そのためにターゲットを明確化し、万人の共感ポイントに落とし込み、やってもらえるようにすることが大切です。共感ポイントとして紹介があったのが「ラク」「カッコイイ」「快適」「健康」「お得」「便利」の6つ。例えばチーム・マイナス6%のアクションの一つ「温度調節で減らそう」から生まれたクールビズは、“「ラク」「カッコイイ」からやってみると結果的に環境にもやさしかった”と、環境に関心のない人にも広く参加してもらえた普及啓発事業の成功例と言えます。

■講師:長野義春 生物を地域振興に活かす-全国各地の普及啓発の事例-
今回の生物多様性講座の総合プロデューサーでもある長野さんからは、タイトル通り、全国でもちょっと珍しいカタチの4つの普及啓発事例の紹介がありました。その中の1つを紹介します。
①山口県周南市八代地域のツルのネグラ作り
 八代地域は本州で唯一、ナベヅルが毎年越冬する地です。ナベヅルは日中稲が刈り取られた後の水田で餌を食べて過ごし、夜は山奥の谷津田で過ごします。しかしその谷津田ですが今は稲作に使われておらず、夏の間は草が生え放題です。ツルが過ごすためには草刈りをし、耕し、水を張らなければなりません。
 1970年代、ツル監視員を務める地元の農家、弘中数実さんがこのネグラ作りを1人で行っていました。見るに見かねた九州支部の野鳥の会メンバーが手伝うようになり、やがてナベヅルのネグラ作りは地元住民も手伝うようになり、毎年の恒例行事となりました。今では地元住民の他に自然保護団体、子どもたちも加わっており、作業後の宴は地域の交流だけでなく、意見交換、情報交換の重要な場にもなっています。

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長野さんは最後に、「彼らの行動を見てきた、1人の目撃者である私が彼らから学んだ事は、微笑んで握手することでした。多少そりが合わなくても、人と人がつながり、世代を超え、地域を超え、国や立場を超えて、つながろうとした事。自分の気持ちを殺して、握手した事もあったようです。(中略)普及啓発はマニアを作ることではなく、理解者と仲間を増やすことなのではないか」と話されていました。地域には様々な立場や考え方の人がいます。その中で多くの人に普及啓発するためには、考え方の違いに対立するのではなく、お互いが納得し理解しあえるポイントを探すのが大切なのではないでしょうか。

■休憩、参加者の活動紹介
お弁当を頼んでいた参加者には、地元の里山弁当を配りました。肉は一切使っておらず、砂糖の使用も極力抑えたヘルシーなお弁当です。

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休憩時間の間に、参加者の活動紹介がありました。

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■グループワーク 生物多様性を普及啓発するための企画作り
いよいよ今回の講義の目玉の企画作りです。はじめにこの企画作りの趣旨の説明がありました。長野さんは「形式通りの企画書を作るのではなく、みなさんが普段頭の中で考えているアイデア・企画を、実際に企画として作っていく。みなさんが持ち帰って、財産になるようなものを作ってほしい」と話されました。
はじめの30分は各自で企画書を書きます。声を掛ければ講師陣がアドバイスをくれます。

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次に共通の要素でつながっている企画どうしでグループに分かれ、その中で企画を1つに練り上げます。

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■グループ発表、講師のコメント
出来あがった企画書を、グループの代表が発表します。
①意識をカエル よみガエル だるまガエル
子どもたちに、田んぼの管理体験などを通して自然の大切さを感じてもらい、自然との共生を目指すものです。収入源として助成金や下敷きグッズの販売、費用として広告費、スタッフTシャツ費など具体的に考えている部分もありました。ネックとしては田んぼの確保、農家の協力を得る難しさなどが挙げられていました。

②ドラえもんの森
地域の森を地域資源として掘り起こし、癒しや健康維持、自然体験や恵みを味わう場として提供するという内容です。また各地域でそうした森を整備し、全国ネットワークを築き、地域内外の交流、世代間の交流も図ろうというものです。課題としては地主を見つける、収入をいかに得るかが挙げられていました。

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③MIJ(まちじまん)47総選挙
子どもたちに地域のこと・歴史・文化を知ってもらうため、地域を歩いて見聞きする、お年寄りの話を聞く、ものづくり体験、伝統的な道具や技に触れるなどのプログラムを用意します。ゆくゆくは各地域でマップづくりをしたり、全国大会(コンテスト)を行うことを目指します。また子ども対象ですが、親にも参加してもらい、親子世代で地域の価値を再発見してもらいます。

④OBD(おかやま・ぼっけー・でーれー・プロジェクト)
ぼっけー、でーれーはどちらも岡山弁で「すごい(すごく)」という意味です。岡山で主婦向けの30分のテレビ番組を設けて、生物多様性の豆知識を加えながら、地域の自然、地元の食材を使った料理、特産品などを紹介します。それにより岡山の自然を知ってもらうことはもちろん、食育を通じた生物多様性の啓発を目的としています。メインキャラをネコにしたり、料理を紹介した次の日にはスーパーの店頭にその食材が並ぶようお店とのタイアップを図ったりと、ユニークな工夫も見られました。

講師陣のコメントとして、「どれも実現性が低い。内容を盛り込み過ぎ。企画はもっと余計な部分を取り除いてシンプル化していく作業が必要」「そのプロジェクトの背景の説明も必要」と厳しめの意見や、「盛り込みすぎなのは、アイデアを分割してたくさんの企画書にすればいい」とアドバイスをいただきました。
最後に長野さんから締めくくりとして、「誰がその企画書を読むのか意識すること。読む人の知識レベルに合わせて背景を書くなど、読む人を教育することも必要」と、重要な視点を教えていただきました。

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■終わりに
今回の講座は日本の生物多様性を引っ張っている方々に講師として来ていただきました。参加者も生物多様性の知識だけではなく、実践に使えるツールや企画のコツをたくさん得られたのではないでしょうか。
参加者並びに講師の方々、スタッフの皆さん、2日間お疲れ様でした。ありがとうございました。

平田

■おまけ
講義が終わってから希望者を募って、会場であった岡山シティミュージアムの常設展を見学にいきました。岡山の歴史や自然を学んできました。

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Filed under: イベント報告・ホームページ更新,生物多様性 — aozorafoundation 公開日 2013年1月10日3:47 PM

12/15 グローカルで考えよう 生物多様性企画書作りワークショップを開催しました!(1日目)

12月15日(土)、岡山シティミュージアムにて、平成24年度「環境保全戦略講座(生物多様性保全分野)」グローカルで考えよう 生物多様性企画書作りワークショップ(1日目)を開催しました。岡山の方をはじめ、遠くは九州の方まで20名の方が参加されました。
このセミナーは、2010年に名古屋で開催された生物多様性条約COP10での新戦略計画「愛知目標」を受け、生物多様性に関する国際レベルから地域レベルまでの最新動向を講師から学び、参加者が生物多様性を身近な問題としてとらえ、普及啓発するための企画づくりを2日間かけて行うことが目的です。

日時:2012年12月15日(土) 12:00~18:00
場所:岡山シティミュージアム
参加人数:20名(講師5名、スタッフ4名)
主催:(独行)環境再生保全機構 地球環境基金部
企画・協力:あおぞら財団
開催協力:みずしま財団
講師の紹介:https://aozora.or.jp/archives/12359

■開会挨拶、趣旨説明
はじめにあおぞら財団の小平の自己紹介のあと、主催である地球環境基金部長田さんから基金の説明がありました。
その後、あおぞら財団の紹介とみずしま財団の紹介がありました。

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■①生物多様性の予備知識 ②事例紹介 2011年度環境保全戦略講座『私達ができること 昨年度の100の提案』の紹介(あおぞら財団)
講師の講義に入る前にオリエンテーションとして、生物多様性の概要と愛知目標の概要、この講座の狙いなどを説明しました。
※前回のブログ:https://aozora.or.jp/archives/7615

■講師:磯崎博司 地域サミットから20年:生物多様性の課題~日本は今何を求められているのか~

磯崎さんには、世界の視点から環境と開発、南北問題、自然環境に関わる主な条約について、また国際社会の中で日本が果たす役割について話していただきました。磯崎先生の話の中で、「多様性とは変異性、変異する能力」と説明があり、参加者にはあまりなかった視点だったようで、2日間の講義を通して一番質問が多かった言葉となりました。

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■講師:道家哲平 ①今年の生物多様性条約締結国会議で何が決まったのか ②事例紹介 IUCN-J「にじゅうまるプロジェクト」について

道家さんからは、COP11について、COP10(愛知ターゲット)との位置づけをしながら解説がありました。愛知ターゲットの基本構図は5つの戦略目標と20のターゲットからなっており、2050年までの中長期目標「ビジョン」と、2020年までの短期目標「ミッション」を実現するためのものです。COP10でさまざまな決議がなされたので、COP11では決議よりとにかく「実行」、2020年に向けたスタートダッシュが切れているか、COP10実現のために何が必要か、愛知ターゲットを機能させる活動ができていたかなど、具体的な動きを検証し、さらに行動に移す会議でした。

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また事例紹介として「MY行動宣言」と「にじゅうまるプロジェクト」を紹介してくれました。MY行動宣言とは「たべよう」「ふれよう」「つたえよう」「まもろう」「えらぼう」という5つの行動を通じて、生物多様性を守ろうというものです。「にじゅうまるプロジェクト」は愛知ターゲットの20のターゲットを簡単なひとことずつの「約束」にまとめ、気軽に参加できるプロジェクトになっています。

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■質疑応答・意見交換
質疑応答では、「途上国へ支援した資金は目的通り使われているか」「COP11における海洋保護分野の進展は?」「多様性は変異性、とは?」などの質問が飛び交い、講師陣が答えました。

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■講師:草刈秀紀 生物多様性条約会議の愛知目標と生物多様性国家戦略2012-2020の改定ポイント
草刈さんからは、愛知目標がその他の国際的な取り組みのなかでどのような位置づけにあるか図で説明があり、また国内の環境関連の法律を体系図にまとめたものの解説があり、各法律の関連性がよくわかるものになっていました。

また、生物多様性基本法、生物多様性国家戦略のポイント、生態系サービスの記述、愛知目標のロードマップ問題点、生物多様性地域戦略、外来生物法改正、自然保護憲章、2020年の国際会議についてなど、多岐にわたって話がありました。

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■講師:原野スキマサ NPOや個人の生物多様性普及啓発の実践例
原野さんからは生物多様性に限らず、個人やNPOで活動する場合にとても重要な「普及啓発」について、ときには国語的に、ときにはライター・ジャーナリストとして解説がありました。

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特に個人的に重要だと思ったのは、「だれに(受信者)」「なにを(内容)」「どこまで(期待する効果)」の部分でした。「とにかく発信する」「できるだけたくさんの人に」となんでもかんでも発信しがちですが、どのくらいのレベルの情報を誰に、どこまで伝えたいのかが絞れていないと、せっかくの普及啓発も効果が期待できないと思いました。

■質疑応答・意見交換
質疑応答では、「地域戦略で外せないツボは?」「千葉のタウンミーティングの評価を教えてほしい」「2013年1月の通常国会で、外来生物法と種の保存法が改正になるが、どこが変わるのか?」といった疑問がぶつけられました。

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■グループワーク 意見交換
グループワークでは、参加者が4つのグループに分かれ、①自己紹介 ②今日の感想 ③私が(生物多様性に関して)していること・できること を話し合いました。

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■懇親会
講義終了後、近くの居酒屋で懇親会を開きました。お互いの活動に耳を傾け、それぞれ刺激し合い、また活動を続ける元気がもらえた懇親会だったと思います。

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平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,生物多様性 — aozorafoundation 公開日 3:36 PM

12/15、16「グローカルで考えよう 生物多様性企画書作りワークショップ」講師陣紹介!

12月15日(土)、16日(日)に開催される平成24年度「環境保全戦略講座(生物多様性保全分野)」の講師陣をご紹介します!
講座の開催情報についてはこちら→ https://aozora.or.jp/archives/12146

本講座では、日本の生物多様性保全に関して第一線で活躍されている方々を講師にお招きしています。

講師紹介(プログラム順)---------------------

環境国際法の第一人者、その発言は国も注目する!
磯崎博司さん(上智大学大学院地球環境学研究科教授・中央環境審議会委員)

お話のテーマ:「地球サミットから20年:生物多様性の課題~日本は今何を求められているのか~」

経歴:岩手大学人文社会科学部助教授、同教授、明治学院大学法学部教授を経て、現職。岩手大学名誉教授、国連大学客員教授も務める。国の重要な諮問機関である中央環境審議会自然環境・野生生物合同部会の委員を務め唯一の環境国際法の専門家。生物多様性条約やラムサール条約などに詳しい。生物多様性国家戦略の改正、国が候補として推薦するラムサール条約登録湿地も中央環境審議会に諮る。その他、環境省、経済産業省、農林水産省、各地方自治体、学術会議などの多くの審議会・委員会の委員も務める。山口県のナベツル渡来地のツルの塒整備や福井県中池見湿地などへ自ら足を運び現場の人々の話しを聞くなど、理論だけでなく、数多くの現場へも見てきたアクティブな一面もある。日本の「里山・里海のサブ・グローバル評価」にも関わるなど、現場を知り、国際社会への発信も行う。国内の諸自然保護団体の役員・顧問を務め、NGOが立ち回る上での師として仰ぐ人も多い。2009年には、生物多様性条約が選任したABS法律専門家会合において共同議長を務めるなど生物多様性条約のキーパーソンの1人。国際法学会、世界法学会、環境法政策学会、環境経済・政策学会などに所属。
過去の講演:「COP10/MOP5の論点~日本に求められていること~」(2010.日本環境共生学会シンポジウム、主催:日本環境共生学会)基調講演、生物多様性条約の現在・未来と日本の国家戦略(IUCN-J シンポジウム実行委員会第1 回勉強会)他多数

生物多様性条約を日本に広めたパイオニア
道家哲平さん(日本自然保護協会、IUCN日本委員会)

お話のテーマ:
①「今年の生物多様性条約締約国会議で何が決まったのか」
② 「IUCN-J「にじゅうまるプロジェクト」

経歴:2002年千葉大学文学部行動科学科卒業。日本自然保護協会(NACS-J)保全研究部に所属。IUCN(国際自然保護連合)日本委員会の事務局担当職員。IUCN(国際自然保護連合)は、1948年に創設された国際的な自然保護団体で、国家、政府機関、NGOなどを会員とし、日本も国家会員となっている。本部はスイスのグランにあり、「世界の絶滅のおそれのある野生生物のリスト」通称レッドリスト(red listRL)を作成する団体として知られている。その影響力は大きく、生物多様性条約は勿論、ワシントン条約、ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約)にまで与える。日本自然保護協会の職員として、IUCNと日本の草の根NGOとのパイプ役を務めてきた。「生物多様性に関する国際動向を紹介するIUCNセミナー」の運営・普及啓発を企画。2010年、名古屋で開催された、生物多様性条約第10回締約国会議(CBD-COP10)では、名古屋国際会議内に設置されたNGOルームにおいて、参加初心者向けに解説や助言を行うなど、日本人に生物多様性条約を分かりやすく解説してきた人物。本年、CBD-COP11にも出席、インドから届く、会議の最新動向は、道家さんのブログやフェイスブックから発信されており、その情報は、日本のNGOは勿論、霞ヶ関も注目する。

過去の講演:「COP10 何をするの?何がポイント?」(2010.6.6、学習会「わかったつもりを問い直す―生物多様性って何?」、主催:生物多様性かんさい)、「にじゅうまるプロジェクト」(2011.12.16、生物多様性民間参画パートナーシップ 第1回会員会合 兼美しい森林づくり企業・NPO等交流フォーラム、主催:経団連)他多数

法律で自然を守るNGOの政策提言者
草刈秀紀さん(市民がつくる政策調査会理事、IUCN日本委員会副会長)

お話のテーマ:「生物多様性条約会議の愛知目標と生物多様性国家戦略2012-2020の改定ポイント」

経歴:1981年日本大学農獣医学部拓殖学科卒業。日本自然保護協会の嘱託職員を経て、86年より財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)に勤務。「生物多様性基本法」の制定や生物多様性条約市民ネットワーク(CBD市民ネット)の設立に向けて、中心的な役割として活動。現在、市民がつくる政策調査会理事、財団法人自然保護基金(WWFジャパン)事務局長付。現在、野生生物保護学会フォーラム誌編集委員、IUCN-J副会長。 WWFジャパン事務局長付(元WWFジャパン自然保護室次長)。市民がつくる政策調査会理事、環境政策をNGOとともに進める議員連盟アドバイザーを務めている。著書は『自然再生事業-生物多様性の回復をめざして』編著:鷲谷いづみ,草刈秀紀(2003.3)、『知らなきゃヤバイ!生物多様性の基礎知識-いきものと人が暮らす生態系を守ろう』(2010.8) 他。国会議員政策担当秘書認定(参秘選第698号)。

過去の講演:「生物多様性条約の愛知目標について」(2011.12、環境保全戦略講座 生物多様性条約の愛知目標達成のために私達ができる100の提案づくりワークショップ)、自然と共生する社会へ(NHK視点論点)、ロビー活動をするための基礎知識-ロビー活動の相手を知る、法律の制定・改正のプロセスを知る等-(環境NPO政策提言実践セミナー)他多数

初心者が何を知らないかを知る環境ジャーナリスト
原野好正さん(バイオダイバーシティ・インフォメーション・ボックス代表、国連生物多様性の10年市民ネットワーク、環境ジャーナリスト)

お話のテーマ:「NPOや個人の生物多様性普及啓発の実践例」

経歴:大学で社会福祉学・心理学を学び、卒業後は心療内科で心身症などの治療に従事。この頃から“現代人の健康と環境”についての考察をはじめる。現在、フリーランスで企画・編集・執筆(医療・健康、教育、環境、サブカルチャーなど)を行う。2008年NGO「生物多様性フォーラム」の設立にかかわり、生物多様性条約COP9(同年5月/ドイツ・ボン)、G8市民サミット2008(同年7月/札幌)、ラムサール条約COP10(同年10-11月/韓国・チャンウォン)などに出席する。生物多様性条約COP10に向けた関係省庁や自治体との連絡調整会議「COP10円卓会議」にもNGOを代表して出席。2010年の生物多様性条約COP10/カルタヘナ議定書MOP5では、生物多様性条約市民ネットワーク運営委員やバイオダイバシティー・インフォメーション・ボックス代表として、海外NGOのホスト役、サポート役を務める。食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク副代表、ラムサール・ネットワーク日本理事も務め、日本で数少ない生物多様性条約に詳しいライター・ジャーナリスト。名古屋市在住。リオ+20にもオブザーバー出席。

過去の講演:「生物多様性保全私達にできることNPO・NGO、企業や個人の実践例紹介」(2011.12、環境保全戦略講座生物多様性条約の愛知目標達成のために私達ができる100の提案づくりワークショップ)、ドイツで開催「生物多様性条約締約国会議」に出席してみて(里地里山と生物多様性シンポジウム)他多数

普及啓発の企画作りはこの人に学べ!
川廷昌弘さん (一般社団法人CEPAジャパン代表)

お話のテーマ:「生物多様性はコミュニケーションの世界」

経歴:1963年兵庫県芦屋市生まれ。1986年京都産業大学卒業、博報堂入社 。「情熱大陸」(1998~)など番組コンテンツを多数立ち上げ。2005年から環境省「チーム・マイナス6%」の立ち上げから関わり、メディアコンテンツ統括責任者。2008年4月より博報堂DYメディアパートナーズ環境コミュニケーション部長、2012年4月より博報堂広報室CSRグループ部長で現在に至る。現職の他に、COP10の本会議で提言を行い決議を修正する成果を挙げ、「国際自然保護連合教育コミュニケーション委員会(IUCN-CEC)」のメンバーに。生物多様性をもっと身近に感じてもらうために、「広報・教育・普及啓発(CEPA)」に関する情報共有や推進の場として2011年設立された「一般社団法人CEPAジャパン」代表、「生物多様性と子どもの森キャンペーン実行委員会」委員長、「国連生物多様性の10年日本委員会」委員等も務める。また「日本写真家協会(JPS)」の会員で、プロの写真家でもある。

経歴:1963年兵庫県芦屋市生まれ。1986年京都産業大学卒業、博報堂入社 。「情熱大陸」(1998~)など番組コンテンツを多数立ち上げ。2005年から環境省「チーム・マイナス6%」の立ち上げから関わり、メディアコンテンツ統括責任者。2008年4月より博報堂DYメディアパートナーズ環境コミュニケーション部長、2012年4月より博報堂広報室CSRグループ部長で現在に至る。現職の他に、COP10の本会議で提言を行い決議を修正する成果を挙げ、「国際自然保護連合教育コミュニケーション委員会(IUCN-CEC)」のメンバーに。生物多様性をもっと身近に感じてもらうために、「広報・教育・普及啓発(CEPA)」に関する情報共有や推進の場として2011年設立された「一般社団法人CEPAジャパン」代表、「生物多様性と子どもの森キャンペーン実行委員会」委員長、「国連生物多様性の10年日本委員会」委員等も務める。また「日本写真家協会(JPS)」の会員で、プロの写真家でもある。

過去の講演:「環境コミュニケーションで貢献する持続可能な地域づくり」(2009.2.5民放連営業ゼミナール)「クラスターからのメッセージ発信を考える環境コミュニケーション・デザイン」(2010.5.23国際シンポジウムCOP10に向けた地域からの貢献)「国際森林年を深めるコミュニケーション戦略」(2011.2.14国際森林年シンポジウム)「広めあおう、学びあおう、伝えあおう、もっと身近に、生物多様性。」(2011.11.19環境NPOのための政策提言入門セミナー)「環境コミュニケーションにおけるFSCの可能性」(2012.9.16森林サミット2012 inはままつ)「生物多様性はコミュニケーションの世界」(2012.10.01)東京都環境局環境学習講座、他多数

生物多様性を語る環境教育プロデューサー
長野義春さん(越前市エコビレッジ交流センター、元中海水鳥国際交流基金財団)

お話のテーマ:「生物を地域振興に活かす-全国各地の普及啓発の事例-」

国際湿地保全連合作業部会委員。元生物多様性フォーラム評議員。総合環境研究所中海水鳥国際交流基金財団、NPO環境教育専門職員を経て現職。地域自然再生の計画、米子水鳥公園の立ち上げ、里地里山保全再生全国フォーラムの立ち上げなど、地方の生物多様性普及啓発に関わり、国際会議やコンベンションの地方誘致、ロジステックの仕事も経験する。締約国会議への出席は、1992年ワシントン条約COP8に始まり、ラムサール条約、ボン条約、生物多様性条約など主要な生物の国際条約に出席。環境省野生生物保護対策検討委員や保全連合の関係者として、アジア太平洋渡り鳥保全戦略の立ち上げなど国際事業にも参画。環境教育学会、日本生態学会、体験学習研究会に所属。

過去の講演:「生物多様性条約の目的と概要」(2010.5.22、環境省近畿地方環境事務所)、「生物多様性条約COP10で何が決まり、これから何が変わろうとしているのか」(2011.2.19、大阪市立環境学習センター)、「地方自治体・ローカルコミュニティーの立場から見たCOP10」(2011.3.8、日本生態学会COP10 で何が話し合われたのか、我々は何をなすべきか?)他多数

この豪華講師陣で、生物多様性分野の最新の動向や、事例などを紹介!
活動を企画するための知識やノウハウを教えていただきます。

Filed under: イベント案内,生物多様性 — aozorafoundation 公開日 2012年10月1日8:50 AM
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