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あおぞらビルにてコミュニティカフェを開催


体験型コミュニティカフェ
「てつ子の部屋」
あおぞらビルにて開催!

 7月19日、13:00 あおぞらビルにてコミュニティカフェが開かれた。
主催は大阪経済大学学生によるサークル『緑のまちづくりサークル「ミアイ」』である。「ミアイ」は、昨年度まで大阪経済大学現代GPの活動で、環境問題について様々な取り組みを行ってきた学生実行委員のメンバーが、立ち上げたサークルであり、「てつ子の部屋」とは、「ミアイ」の取り組みや、学生の姿勢を地域の方と接するなかで知ってもらおうという趣旨ではじめられた。今回で3度目の開催となる。
ミアイのHP(http://miaichan.web.fc2.com/

地元の方のご好意で寄贈いただいたジオラマ(鉄道模型)を店の看板とし、ジオラマの走行を鑑賞しながら、お茶やお菓子を頂ける鉄道カフェの形をとっている。
横1m縦4mのジオラマは店の中央に設置され、その存在感は実に堂々としたものであった。

   「学生の粋な計らいです」

しかし、このカフェの目玉はこのジオラマだけではない。
「ミアイ」のメンバーが、あおぞら財団、地元の学童保育所に協力を求め、4人の小学生と1人の中学生にカフェの店員として手伝ってもらったのだ。

   「お待たせしました!」

   「中学生の店員さんが操作方法を教えてくれます」

当日、あおぞらビルに集合した子どもたちは、おそらく、大学生と共に何かをすることも、カフェの店員の仕事をすることも始めてのことだろう。
緊張のせいか最初は大学生と何を話せばいいのか戸惑っている様子だった。
しかし、さすが小学生。場慣れしている大学生の力もあってか、わずか1時間ほどで皆仲良しになってしまった。

   「笑顔で頑張っていきましょう!」

午後1時、いよいよ開店だ。
雨雲に覆われる天気のせいか、数十分たってもお客さんが訪れない。困惑気味の大学生。しかし、手伝ってくれている小学生の為にもここで立ち止まっていても仕方ない。
チラシを片手に、緑陰道路や住宅地を歩く方に声をかけ、趣旨を説明してまわる大学生。それに習って、子どもたちも笑顔で呼びかけを行ってくれた。

   「たくさんの方が協力してくれました」

そのかいあってか、徐々にお客さんの数も増え、ウェイターの仕事を手伝ってくれる子どもたちも大忙しだ。「いらっしゃいませ。」「ご注文はお決まりですか。」など、練習では恥ずかしがってなかなか口にできなかった言葉も、お客さんを前にすると自然に口から出る様子だった。小さな店員さんに接客してもらうお客さんもつい笑顔がこぼれてしまう。

   「気をつけてね」


1階では、大学生手作りの射的や輪投げなどで小さな子どもにも楽しんでもらえた。空気砲を使った紙相撲、割り箸を使ったゴム鉄砲など細かな工夫が子どもたちの心をつかんだようだ。1階で楽しんでくれた子どもにはかき氷のプレゼントがあり、そちらが心をつかんだのかもしれない。
   「空気砲を使った紙相撲です」
   「手作りの鉄砲がお気に入りの様子です」
   「お好み焼き「百ちゃん」からお借りしたかき氷機で作りました」

午後4時半、わずか3時間ほどのカフェだったが、大学生も小学生もお客さんも、皆笑顔で終えることができた。準備不足で冷や冷やする場面もあったが、皆の笑顔を見る限り、今回の「てつ子の部屋」は大成功だったようだ。

   「笑顔でなにより!大成功です!」

   「おつかれ様でした!」

入場者数はおよそ30名!
ご協力頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
大阪経済大学
緑のまちづくりサークル「ミアイ」
森井 隆二




Filed under: 事務局より — aozorafoundation 公開日 2009年7月21日4:20 PM

廃油回収


5月13日水曜日
廃油回収をあおぞら財団で
行っています。
毎月 第2.4 水曜日です.
今日はガールスカウトの
メンバーが近所の廃油を
あつめてもってくれました。
この廃油は車が走る
燃料になる予定です。
西淀高校 環境部 前田浩輔


Filed under: 事務局より,西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2009年5月15日5:46 PM

あおぞら財団会員のつどい2009〜わたしがとりくんでよかったこと〜開催


3月7日(土)、「あおぞら財団会員のつどい2009〜わたしがとりくんでよかったこと〜」があおぞらビルで開催されました。
職員含め21人が参加をしました。

第1部は活動報告。
「財団で今年はこんなんやりました〜事務局からの報告」の後、
「こんな思いで活動しています〜一緒に活動している人からの報告」と題して一緒に活動をしている人たちにそれぞれの取り組みを発表してもらいました。

発表してくれた方は次のみなさんです。
定年退職後のシニアの方から大学生、倉敷市にあるみずしま財団の事務局長など、多くの人があおぞら財団と一緒に活動をしています。

地域づくり
(1)ボランティアや市民塾に参加して 浅井真二さん(道路環境市民塾運営委員・自転車文化タウンづくりの会幹事)

資料館 
(2)西淀川図書館で知った資料館ボランティア池田風弥さん(佛教大学学生)

環境学習 
(3)大阪経済大学現代GPとフードマイレージ教材に関わって中原佳穂さん(大阪経済大学学生)

環境保健 
(4)公害患者さんのリハビリ〜息切れを取って楽に過ごそう!〜太田映知さん(倉敷公害患者と家族の会)

国際交流 
(5)日中環境NGO・公害被害者の相互交流を(事務局)

第2部は、グループワークと全体討論です。「あおぞら財団でこれがやりたい!」
をテーマに、活動報告をうけて感じたことや、日頃思っていることなど自由に意見をまとめてもらいました。


グループで意見交換の様子。
ちなみに写真右上にうつっている「会員のつどい」の看板は、西淀中学校の生徒が職場体験で書いててくれたものです。



グループ発表の様子

あおぞら財団は会員の方をはじめ、いろんな人に支えられて活動をすすめています。
財団に対し、みんながどんな事を思っているのか、今後どんなことをめざしていくべきなのか、参加者のみなさんと共に確認ができた一日でした。




Filed under: 事務局より — aozorafoundation 公開日 2009年3月14日3:44 PM

西淀中学校 職場体験


2009年2月18日〜2月20日  西淀中学校 職場体験

今年も、西淀中学校から4人の生徒があおぞら財団に職場体験に来ました。
3日間に渡り、ニュースレターファイルの整理や、郵送作業など様々な面で財団の活動を体験してもらいました。3日目には、財団や西淀川公害について学習してもらうために、西淀川公害展示パネル(あおぞらビル5階にあります)や、ビデオ「手渡したいのは青い空 〜未来からのメッセージ〜」を見てもらいました。


その上で、職場での体験も踏まえて、4人の生徒に感想文を書いてもらいました。

「あおぞら財団」
池川悠

あおぞら財団ができたのはいろんな人たちのおかげということを知った。
1930年ごろから、高度経済成長期にはいり、いろんなことが便利になったが、その反面人々が苦しまなければならないということが起きた。とくに、西淀川区はとてもひどく、昼でも真っ暗ということがあったり、ぜん息という病気のようなものになったりと、西淀川住民を苦しめ続けてついに西淀川で患者会が誕生した。
1970年には、西淀川区が大阪市で唯一の公害指定地域となり、公害病と認定され西淀川区医師会は西淀川区医師会立公害検査センターをつくった。そして、西淀川区に訪れたジャーナリストなども西淀川区の公害を多く伝えていき、その後も社会の矛盾点を市民の立場からひろめていった。
ついに西淀川住民の人々は、企業や国に対して裁判を行った。このことを支えたのは弁護士たちだった。しかし資料が乏しく、立証も難しく、勝訴の見込みがないと思われました。
しかし、患者や弁護士たちが、公害病の苦しみと裁判への支援を訴えて、全国から130万筆を超える署名を集め、20年もかけてついに裁判に勝利しました。そしてその和解金の1部であおぞら財団がつくられました。
21世紀に生きる僕たちが今しなければいけないことは、昔のことを知り、未来に生きる子どもたちがいい環境で暮らすためにもCO2などを減らすことだと思います。

「公害のことを聞いて」
池野 裕悟

最初、初めてこの「あおぞら財団」にあいさつに行き、西淀川区の空気がよごれているのを知ったが、展示を見て、大阪の大阪湾の奥の区域のほとんどが工場で、西淀川区の隣にある此花区や尼崎市なども、ふくめた阪神工業地帯の出すガスや、道路が大阪には、多いので、そこを通る車の排出するガスなどが、大阪府全体の空気を汚して、公害での病気にかかった人が今も苦しんでいるのを知りました。その他にも、ビデオを見て、十年前よりもその病気になっている人が増え続けているのもしりました。
だけど、「それじゃだめだ。」と思った人たちが立ち上がった事には少しほっとしました。その人たちは、工場や道路の企業に、勝つのは難しい裁判をして、その他にも、公害患者の運動などをして、裁判は二十年にも渡り続けて、最終的に、公害患者の人たちの要望が通り、裁判に勝ったところが、自分は一番印象に強く残りました。もしも、自分が公害患者としたら、自分もその運動に参加したと思うからです。
でも、今の大阪だけでなく、日本全体の空気が汚れてきていることも知りました。自分は、「今は大丈夫。」「今は空はきれいじゃん。」と思ってきました。だけど、今のままでは、もっと空気や空が汚れてきて、「自分の未来はどうなるんやろ。」と思ったが、ごちゃごちゃ考えてもしょうがないし、「自分の未来は、自分でどうにかしろ。」と思った。
だから、自分は今、知れてよかったと思い、今からだったら、間に合うと思い、自分はこのことを広めて、皆に知ってほしいと思い、大人になってもそのことを忘れずに、自分で、できることを少しずつでいいから、今からやっていこうと思った。

「あおぞら財団で学習した感想」
福原旺達
ビデオを見て感じたことは西淀川区は空気が汚かったんだなと思った。
小学校の時に公害のことを少し習ったが、公害名などを習っただけで西淀川区の昔のことは今日初めて知った。昔の、西淀川区の、立ち上がった人たちのプレートが僕は一番印象に残っている。裁判で二十年もかかったと聞いて政府の人たちは何をしているんだと思いました。工場のけむりでたくさんの人たちがいのちを失ったんだと言うことも今日初めて学んだ。 何年もかけて西淀川区をきれいにしたという理由で僕はこのプレートが一番印象に残った。西淀川区のことをもっと知りたいと思った。頑張ってこの町をきれいにしたんだなあーと思った。 あおぞら財団のことも今日初めて知った。よく、ビルの前を、通ったりするけどただのビルかと思っていた。だから初めてここに挨拶しに来たときに、「ああー、ここか」と思った。学校では教育、保育の場所のらんにあおぞら財団があったので保育所かなと思っていた。だから今日のビデオを見て驚きました。資料を見ていって僕たちが起こそうと思った行動は身近なエコかつどうなどをしたらいいと思った。今日、学んだ公害、公害をなくそうとした地域の人たち、あおぞら財団などのこと、公害の起こす病気のことなどを忘れないようにしたい。今は大丈夫だけどこの先はどうなるのか、等を考えると僕たちはこのように頑張っているあおぞら財団などのことを知っておかなければならないと思いました。                   「終」

「公害のことを学んで」
森山 直人

展示を見て分かった事は、西淀川区は大気汚染のせいで、人々の、病気や苦しみの連鎖で大変だったことが分かりました。
そのため、人々は、企業や国に、公害の責任を認めさせ、きれいな空気を取り戻すために、
西淀川の公害患者たちは、二十年の歳月をかけた裁判公害行政の後退を止めました。
とっても長い歳月をかけたんだと思いました。
裁判が終わっても、環境が改善されたとはいえず、道路公害は、未解決であり、子供のぜんそく患者たちは増える一方だそうです。
一番印象に残ったのは、病気や苦しみの連鎖です。病気のせいで、仕事ができない・学校に行けない・食事や
入浴が困難・のけ者と呼ばれるなどいろいろなことに、苦しむ人々がいる。と言う事が一番印象に残りました。いろいろな事があったというのが、あおぞら財団で分かりました。
これからは、使った油を持っていって、車をその油で動かすなどいろいろな事をしていきたいと思いました。
あおぞら財団で、いろいろなことを学んでためになったな。と思い、今後も環境のことについて、どんどん考えていったり、行動をおこしていきたいな。と思いました。


Filed under: 職場体験実習(中学生),資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2009年2月26日11:08 AM

あおぞら財団誕生日


今日は、あおぞら財団の12回目の誕生日です。
1996年9月11日にあおぞら財団が誕生しました。

とくに、休みを取るわけでなく通常勤務をしていますが、
これまで活動を続けてこれたのは、皆様の支えがあってこそだと思います。

これからもあおぞら財団をどうぞよろしくお願いいたします。




Filed under: 事務局より — aozorafoundation 公開日 2008年9月11日5:00 PM
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