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大阪府地球温暖化防止活動推進センターOJT研修 フードマイレージ 食育セミナー


                あおぞら財団インターンシップ生 奈良女子大学3回 川淵絵里子

9月19日(土)あおぞらビル3Fにて、フードマイレージに関する食育についてセミナーが開催されました。
対象者は大阪地球温暖化防止活動推進センターの推進員です。
フードマイレージ教材作成に取り組むメンバーの中から9名が参加しました。


今回のセミナーでは大阪教育センターの岡本真澄さんにお越し頂き、食育に関する以下のようなお話をして頂きました。
岡本先生はフードマイレージ教材化研究会のメンバーで、教材開発者の一人です。

平成17年の食育基本法により、「食育」という言葉は学校を中心に今では世間に広く浸透してきています。
偏った栄養摂取や朝食欠食などの食生活の乱れは、過度の肥満や痩身を増大させ、生活習慣病にもつながります。あらゆる食べ物が溢れている現代に生きる私たちにとって、今や食の問題は避けて通ることの出来ない課題だと言えます。

この課題は大人に限らず子どもたちにも関わっています。社会が発展し、ものが豊かになるにつれて日本人の食は急激に欧米化していきました。昭和40年代と比べると現在は肉類が4倍、油類は3倍も多く摂取するようになっています。そのため現代の子どもたちは50年前と比べ栄養バランスが悪く、偏食も増えているのです。

また、科学技術の発展も食に大きな影響を及ぼしています。コールドチェーンが開始されたころから冷凍食品を多用する家庭が増え、外食や中食(テイクアウトや総菜などを買って家で食べるという食事)も増加していき、手作りをする家庭が減少することとなりました。
このことにより現代の家庭では、家族が居るのに一人で食べる「孤食」や、それぞれ別の物を食べる「個食」、外食など家で食べない「戸食」、食が細い「小食」、パンや麺類といったものを好む「粉食」といった「5つのこ食」が広がっています。

このままでは、現代人の食生活はさらに乱れ、食生活はおろか家庭の崩壊にもなりかねません。

こうした食生活の問題を子どもたちに知ってもらい、考えてもらうためにはフードマイレージの考え方は非常に有効だと言えます。食品がどこから来ているのか、バランスはどうなっているのかを知ることで、毎日の食と環境・健康との関わりや「地産地消」を理解しやすく、自発的な食生活の評価・改善を促すことが出来るからです。

子どもたちの将来、そして日本の未来の為にもフードマイレージの活動を今後も広げていくことが望まれます。


セミナーでは岡本さんも参加者も質問や感想などを出し合い、和気あいあいとした会になりました。
私は特に大阪府認証の特産物である「大阪産(おおさかもん)」が21品目とたくさんあることが印象深かったです。その美味しい調理法のレシピも頂いたので、是非試してみようと思いました。

セミナーの最後に、子ども対象だけでなく親対象はないのかという質問が出ました。
親子クッキングや勉強会があるとの回答でしたが、残念ながら本当に来て欲しい人ほど参加が少ないとのことでした。食に対し今は意識が高くない人達をいかに巻き込めるかが今後、常に課題となりそうです。

私も食育に関してほとんど知識が無く、今回のセミナーは知ることばかりでした。今まで食べ物の産地を確認することや、地産地消の考え方でものを選ぶことをしていなかったことに気づきました。
また、この50年の食生活の変化や栄養バランスの偏りを知りショックを受け、改善しなくてはと強く思いました。
「食事は愛情を食べること」という言葉が胸に響き、いつか自分に子どもが出来た時に食の大切さと環境との関わりを伝えたいと思いました。




Filed under: インターン生,フードマイレージ — aozorafoundation 公開日 2009年9月24日5:23 PM

西成高校—あおぞら財団 チャレンジ人権総合学習【2日目】


                あおぞら財団インターンシップ生 奈良女子大学3回 川淵絵里子

西成高校で行われている人権総合学習の一環で、あおぞら財団では9月11・18・25日の5・6時間目を使って3回の授業を受け持っています。
私は2回目の18日のお手伝いをしました。

11日は教室で授業を行いましたが、18日は学外に出て自分たちの街を探検してもらいました。
実際に身のまわりをじっくり観察することで地域の環境問題や街の良さを発見し、考えてもらうことがねらいです。

今回は渡船を使って西成区から大正区へ渡り、工場と住宅が混合している様子を見学するチーム2つと、地域を走る主要な道路(国道43号線と国道26号線)の交通量をカウントするチーム2つの4チームに分かれ、それぞれのチームにあおぞら財団のスタッフが1人ずつ付きました。(上田さん、小平さん、川淵、岡田くん(桃山学院大学インターン生))
私は上田さんと一緒に自転車で大正区を見学するチームに付きました。

開始早々、一方のチームが先に出発してしまい、はぐれてしまうというハプニング!
急いで追いかけてもらい、2人合流できましたが、残り3人が見つからず、仕方ないので連絡を取りつつ後で合流しようということになりました。
事前に下見をしていなかったことが原因の失敗です!反省すべき内容です。

生徒を捜している間に他のメンバーを落合下渡船にて乗船させ、木津川を渡りました。


大正区に入るとさっそく工場群が出迎えてくれました。

自転車で走っていると目にゴミがたくさん入って痛かったです。
大正区は沿岸部に工場地帯が広がり、その中に住宅が混合して建っているという地域です。そのため細かい塵や埃が比較的多いのだろうと感じました。
生徒たちも喉が痛い、工場のニオイがすると感想を漏らしていました。

大正区を見学しながら、工場や公園、民家の様子など気になったもの、面白いものを写真に撮ってもらいました。


               誰もいない公園…


        戸内に収まらないものがあふれ出してる


                    商店街

あっという間に時間は過ぎ、急いで落合下渡船へ。


はぐれた3人とはそこでも会えず、結局学校で再会することとなってしまいました。
本当に申し訳なかったです!

学校へ戻ると、交通量調査の結果が出ていました。


2つの道路で大きな差は見られませんでしたが、たくさんの車がこの道路を利用していることが改めてよく分かる結果となりました。
生徒たちもこの結果から何が分かるのかと考えてくれたようです。

各グループで撮ってきた写真を印刷し、次回の宿題である二酸化窒素測定について説明した後解散となりました。

こちら側のミスで、生徒や先生に大変な迷惑をかけてしまったことが非常に悔やまれますが、生徒たちの様子を見ていると、今回のフィールドワークに興味を持ち、思い思いに感想を持ってくれたように感じたので良かったと思います。今回の反省点を生かし改善を加えていけば、次回にも繋げていけるのではないかと思いました。

生徒たちが少しでも自分の街に対して興味・関心、愛着を持ち、地域の問題点などを考えてくれるよう、こうした機会をたくさん設けることで今後も協力していけたらいいなと思いました。




Filed under: インターン生,西淀川公害授業 — aozorafoundation 公開日 5:13 PM

緑の募金活動


               あおぞら財団インターンシップ生 奈良女子大学3回 川淵絵里子

9月19日(土)の10:30〜11:30の間、西淀川区にある関西スーパー大和田店敷地内にて緑の募金活動を行いました。
今回はガールスカウト26団、カブスカウト、西淀川高校、淀中学校、あおぞら財団から合計28人が集まってくれました。

作業の確認と自己紹介を済ませ、さっそく募金活動開始!!
私はカブスカウトの子たちと一緒にスーパーの入り口で募金を呼びかけました。
子どもたちは元気いっぱい!!大きな声に圧倒されるほどでした。
遅れて3人のカブスカウトの子がやってきてくれ、一層にぎやかになりました。
おかげで活動を始めてすぐに、たくさんの方が募金をしに来てくれました!
年配の方から主婦の方、2歳くらいの子まで、様々な人が協力してくれました。

今回は募金活動と一緒に菜の花プロジェクトの案内も行い、菜種を配ったり、9月26日に行われる区民まつりで廃油を回収することをチラシで宣伝したりしました。
子どもたちも競うようにチラシを配ってくれたので、たくさんの人に広報出来たのではないかと思います。

大きな声を出し続け喉が枯れて、子どもは足がだるくなっていましたが、一時間はあっという間でした。
この日集まった金額は合計28,748円でした。
前回より少ないとのことで、やはり人の多い日曜日に行うのが良いようです。
集まったお金は菜の花プロジェクトの資金としても利用され、環境保護に役立てられます。
募金にご協力して下さった皆様、本当にありがとうございました!!


募金活動は初めて行ったので少し緊張しましたが、子どもたちを見習って負けないように大きな声を出してアピールすることが出来ました。また、募金という行為を通して人の優しさ、思いやりに直接触れられた気がしました。こうした活動が、環境にも人にも優しいまちづくりのきっかけになればいいなと思います。




Filed under: インターン生,西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 4:58 PM

矢倉緑地 ぬけがら調べ


桃山学院大学 あおぞら財団インターンシップ生 田中 淑恵
本日(8月26日)に前回緑陰道路で行ったセミのぬけがら調べ(8月18日)の延長で、今回は場所を変更して独自にあおぞら財団から自転車で約20分かけて矢倉緑地へ行ってきました。

矢倉緑地へ行く途中に福のふなだまりを通り過ぎ、公園へ到着してすぐに、市内では珍しい自然石が足場になっている潮溜まりがあります。




   

対岸には、奇抜なデザインが印象的な此花区の清掃工場、阪神高速道路湾岸線も見ることができます。いつもの道路から見るのとはまた一風変わった景色ですよ。



 

今日は天気もよく、過ごしやすい陽気だったので矢倉緑地の近辺にはサイクリングや散歩、なかには潮溜まりで釣りをしている方が多く見られました。

セミの抜け殻調べではツクツクボウシなどセミの鳴き声がよく聞こえていました。
これほど鳴き声が聞こえればセミのぬけがらもたくさん取ることができると期待していましたが、残念ながらツクツクボウシのぬけがらは見つけることができませんでした。
しかし、矢倉緑地の海沿いのしげみの方でメスのアブラゼミのぬけがらを見つけることができました。矢倉緑地中を約1時間調べてぬけがらをたった1つしか見つけることができませんでしたが、西淀川でクマゼミの数が圧倒的に多い中、貴重なアブラゼミを見つけることができて大満足です!


 
次回はアブラゼミだけではなく、ツクツクボウシやクマゼミなど様々な種類をたくさん捕まえて今後の調査に活かしていきたいです。





Filed under: インターン生,環境再生・まちづくり — aozorafoundation 公開日 2009年8月26日2:53 PM

セミの抜け殻調べ


セミの抜け殻調べ
2009年8月18日 エルモ西淀川にて
あおぞら財団 インターンシップ生  奈良女子大学3回  川淵絵里子

太陽がまぶしいくらいの良い天気となったこの日、子どもたちと一緒にセミの抜け殻調べを行いました。
「セミの抜け殻調べ」というのは、セミの抜け殻の種類を調べることでその地域の環境の状態を把握し、自然度を評価しようというものです。また、年月をかけて調べることで地域の環境の変化を知ることも出来るため、毎年子どもたちと一緒に抜け殻を集めています。

今回の抜け殻調べはあおぞら財団のビル横の大野川緑陰道路で行われました。範囲はエルモ西淀川を拠点に南は国道43号線、北は大島橋までの間で、チームに分かれて調べました。

10時から受付が始まり、近くの小学校や学童保育から70人もの小学生や幼稚園生が参加し、とても賑やかな会場となりました!(スタッフ等、大人を含めると総勢90人!)

今回スタッフとして、あおぞら財団の職員・インターンシップ生の他に、山本康子さん(ガールスカウト26団・子どもの参画べんきょう会)、天野憲一郎さん(緑陰道路サロン世話人会・大阪市立四貫島小学校教諭)、講師は高畠耕一郎さん(社団法人大阪自然環境保全協会理事)、山本智子さん(同協会)です。

10時半ごろから開会し、山本康子さんに開会のことば、緑陰道路の歴史を天野さんからお話がありました。緑陰道路の航空写真や昔の写真・説明に子どもたちは興味津々!しっかりと学習している様子でした。


その後、私は子どもたちに紙芝居でセミの一生・見分け方の説明を行いました。上手く伝わるか心配していましたが、クイズを出すと積極的に参加してくれたので良かったです!

一通りの説明が終わり、いよいよグループに分かれて抜け殻とりに出発です!!子どもたちは我先にと緑陰道路へ元気いっぱいに走っていきました。


しばらく歩いていくと、大きな「あったー!!」の声!
1本の木に大量の抜け殻がついていました!!残念ながらそれらは全てクマゼミでしたが、子どもたちが一生懸命抜け殻を取ろうとする姿はとても微笑ましかったです!



抜け殻を見つけては取り、種類を確認するも全てクマゼミで、子どもたちも疲れ始めた時、ついに、
「アブラゼミおったーーー!!!」の声が!!思わず子どもたちと一緒に現場へダッシュしました!
抜け殻を怖がっていた女の子も一緒にアブラゼミの抜け殻を確認し、とても嬉しそうな表情をしていました。

抜け殻取りは約1時間で行いました。会場に帰る時間になっても「まだあそこにある!」「あっちにも見つけた!」と言って、なかなか帰ろうとしてくれない程、みんな抜け殻取りに夢中になっていました。



やっと会場に戻って、グループでお昼ごはんを食べました。


それからとった抜け殻の数をみんなで数え、オスとメスを選り分けました。私のグループではアブラゼミの抜け殻は4個見つかりました。 nMouseOver=”this.style.cursor=’hand'”/>

抜け殻のカウントが終わると、次は新聞を作って発表をしました。


どのグループも個性が表れていて、とても素晴らしい作品になりました!中にはセミの産卵痕(セミが卵を木の枝に産みつけた時に木につけた傷)やセミの卵を見つけたグループや、アブラゼミの抜け殻を大量に見つけたグループなどがあり、非常に面白い発表会となりました。






発表会後は表彰式をしました。審査の結果を待つ間、高畠さんがセミクイズを出してくださいました。中には私が紙芝居で説明した内容も入っていましたが、子どもたちはそのことを覚えていて、ほとんどの子が正解していた様子でした。私の説明で学んでくれたと分かり、とても嬉しかったです。また、インターン生の井上さんが手描きのイラストで、菜の花プロジェクトの説明をしました。


クイズ等も楽しく終わり、いよいよ表彰になりました。今回は各グループに、「カラフルで賞」や「写真が上手で賞」など、それぞれ名前の違う賞があり、とても喜んでいました。
その後感想を書き、解散となりました。
◎みんなが作ったセミ新聞はコチラ

全グループ合わせ、今回とれた抜け殻は全部で1416個でした!!そのうちアブラゼミは26個で、過去最高の数となりました!
こちらが結果一覧です。(過去の結果はコチラ!2008年2007年

アブラゼミの抜け殻は主に会場の南側(エルモ〜43号線)で多く発見されました。アブラゼミは地面がしめっている里山などの場所を好み、反対にクマゼミは乾燥した街中などを好みます。つまりアブラゼミがいる環境の方が、自然度が高いと言うことが出来ます。今回アブラゼミの抜け殻がたくさん取れたことは、非常に喜ばしい結果だと思いました。これから先もアブラゼミがたくさん見つかり、自然がより豊かになることを期待しています。

はじめにセミの抜け殻を取ると聞いた時、虫が苦手な私は正直不安でいっぱいでした。しかし、セミについて調べたり、実際にセミの抜け殻を取ったり、絵を描いたりしているうちにセミに対して恐怖心はなくなっていきました。そして、このセミの抜け殻調べを通して命の大切さを学んだように思います。担当していたグループの女の子も、死んでしまったセミを見て「かわいそう」と言っていました。幼いながらも色んなことを学んでいるのだと感じ、私個人にとっても非常に良い経験となりました。
私にとって、たくさんの子どもたちと触れ合う機会は少なく最初は戸惑ってしまいましたが、好奇心いっぱいの表情や走り回る姿を見ていると、自分も元気を貰ったような気がしました。セミの抜け殻調べはあっという間に終わってしまいましたが、私はこの日のことをずっと覚えていようと思います。そして子どもたちにも、抜け殻調べをしたことを覚えていてほしいです。今はまだ分からなくても、もう少し大きくなった時に抜け殻調べをしたことを思い出して�
��環境問題や命の尊さについて考えてくれたらいいなと思います。
◎その他、参加したインターン生の感想はコチラ




Filed under: インターン生,にしよどがわこどもエコクラブ — aozorafoundation 公開日 2009年8月24日2:14 PM
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