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「ちょっとしたきっかけから」


あおぞら財団 インターン 谷内美映

22日より夏休みワクワク資料室「大野川緑陰道路であそぼう」というイベントが始まりました。
22日は、3人の子どもたちがお母さんと一緒に来てくれました。
クイズや展示にとても興味をもってくれたみたいでとても楽しそうでした。
「緑陰道路は、秋になるとどんぐりや葉っぱが落ちてとてもきれいなんだよ。」
と話す子どもたちの姿はイキイキしていました。その言葉にとてもうれしくなった私です。
さて、「大野川の今と昔」の展示は、子どもたちの目線から見れるように、
低く展示してあります。
昔の写真をめくると今の姿が登場するようになっています。
大人の方もぜひ少し腰を低くして子どもたちと同じ目線
から大野川の姿をのぞいて見てください.
当たり前ですが、大人になると自然に子ども時代より高い位置からものを見ています。
子どもの頃見上げていたものが、今は見下ろしていたり。そういえば、同じものでもいろいろな角度や高さで見え方、印象が違いますよね?。

★西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)のホームページはこちら

ちょっと屈んでみることでいつもの景色が少し違って映ります。
もちろん、展示は大人の方、屈まなくてもちょっと下を見下ろせば見れます。
でも、しゃがんた方が写真をめくったりでき、楽しいですし正面からちゃんと、見れますよ。
いろんな見方すること忘れてませんか? 




Filed under: インターン生,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2005年8月24日10:46 AM

てづくりせっけん教室スタート


あおぞら財団くじら工房の「てづくりせっけん教室」がスタートしました。
第1回目(8月11日)の参加者は、大人6人、子ども3人。子ども達は夏休みの自由研究にするようです。
林さんによる手づくり石けんの効能や作業の注意点などの説明のあと、早速せっけん作りにとりかかりました。
まず、4種類の油をレシピどおりの量測ってボールに入れてもらいました。次は、油を40度前後に温め、精製水で溶かした苛性ソーダを混ぜる作業です。初めてのことなので、皆さんとても真剣な顔で慎重に作業していました。そのあとは、20分間、ただひたすら泡立て器で油を混ぜるだけ。この混ぜ続ける作業だけは、ちょっと根性を要しますが、勢いあふれる女性二人連れのパワーに影響されてか、皆さんとてもハイスピードで混ぜあげ、20分後にはやわらかいマヨネーズ状に出来上がりました。
最後に、オプションのあずき、きな粉、炭の粉のうちの1つと香り付けのはっか油を混ぜ込んで、牛乳パックに型入れして無事完了。
終了後は、今はやりの寒天ゼリーをお茶請けにルイボスティー(アフリカのハーブティー)を飲んで歓談しました。
ハーブの話しや酢リンスの話し、職場の人を集めてやってほしいという要望まで飛び出し、まずまずの滑りだしでした。
次回は10月13日です。みなさんぜひ一度参加してみて下さい。自分で作った石けんでゆったりバスタイム、しあわせですよ。

当日のレシピ  「和のさっぱりせっけん」
太白ごま油  100g
米油      100g
オリーブ油  100g
パーム油   100g
ココナッツ油 100g
芋性ソーダ  66g
精製水    190cc
ハッカ油   大さじ1

[オプション]いずれか大さじ1
きなこ
あずき
炭の粉 
 




Filed under: 事務局より — aozorafoundation 公開日 2005年8月18日10:34 AM

「川を美しく」


あおぞら財団 インターン 谷内美映

みなさん身近にある川をのぞいて見てください。
まず、何が目に映りました?
「ごみ」と答えられる方がいないことを祈ります。
水は澄んでいますか?
生き物はいますか?

今、私は「夏休みワクワク資料室〜大野川緑陰道路で遊ぼう」
というイベントの展示準備に励んでいます。
下の写真はそのイベントに使うもので区役所からお借りしました。
かつての大野川は、こんなに汚れていたのです!!
川から不満の声が出ている様です。
川の声にちょっと耳を傾けて見てください。
この自然からの不満を疑問「?」に変えて考えていきましょう。

イベントでは大野川緑陰道路の今昔の姿を展示しています。
もっと他にも写真を見て見たい方ぜひイベントに足を運んでください。
川は変身します。
目に映る景色がピカピカだと気持ちまですっきりしたいい気分になりますよ。
「川を美しく」






Filed under: インターン生,にしよどnote — aozorafoundation 公開日 2005年8月16日10:21 AM

撤去から三日…


                                あおぞら財団 インターン 松浦寧々
 八月九日(火)、区役所から繋がっている二つの横断歩道がついに撤去された。
撤去の瞬間に居合わせた方々はひどく驚いた様子であった。 そこには、子供さんを後ろからおろしてスロープを降りていく親子さんたち、また無理矢理自転車で横断しようとするのを警察にとめられているといったような様々な光景が見られた。そんな中『地下道ができて便利やわぁ!』という声を耳にすることは一度もなかった。実際に地下道へと降りてみると、何処にあがっていいのかわからず立ち往生している方や、地下駐輪場に向かって自転車をおさずに乗ってくる高校生などがみられた。今はみな自転車をおして地下道を通っているが、慣れてくるとじきに自転車に乗って地下道を通る光景が当たり前になるのではないかと心配になる。問題は多々あるが、その中でも二つ大きな問題としてとらえているものがある。一つ目は、自転車利用者に優しくない地下道であること、もう一つは地下道の地図があまりにも簡易で、且つわかりにくいところに表示されているという点である。
 地下鉄の利用者には、非常に便利な地下道といえるかもしれないしかし自転車利用者にとっての地下道でもあるということも考えてつくられたのかどうかという点では、決して便利とはいえないだろう。
 三日経った今、以前あった横断歩道を渡ろうとする人は見受けられないが、地下道の入り口で立ち止まる方は少なくない。





Filed under: インターン生,にしよどnote — aozorafoundation 公開日 2005年8月12日11:45 AM

廃プラスチック処理の危険性


 「廃プラスチックから有害化学物質が出る」と言われても、えー本当?という感じではないでしょうか。でも、本当です。実は、すでに「杉並病」で大問題になり、公害等調整委員会は、「杉並病」は、廃プラを含むゴミを圧縮梱包している杉並中継所が原因であるという結論を出しています。廃プラに機械的な力を加わえたり、熱処理などを行うと、ベンゼンやトルエン、ノルマルヘキサンなどの化学物質が発生し、これらの化学物質は、めまい、吐き気などを伴ういわゆる「化学物質過敏症」や「シックハウス症候群」などの原因物質であり、発ガン性も指摘されています。
 ところが、寝屋川市や枚方市などの北河内4市は、十分な環境アセスメントも行わないまま、寝屋川市打上地区に共同で大規模な廃プラの圧縮梱包施設を建設しようとしています。それに隣接して廃プラを熱処理などしてパレット製造を行う民間工場も操業を始めています。
 こうしたことから、去る8月3日、寝屋川市の住民が、2つの廃プラ処理施設の建設と操業差し止めを求める裁判を提起しました。建設予定地域には、すでに清掃工場があり、1日交通量10万台を超える第2京阪国道の建設も進められています。このままでは、自動車排ガスからの有害化学物質も加わって、建設予定地域一帯は有害化学物質の大変な複合汚染が進行することにもなります。
 近時のアスベスト汚染の広がりを見ると、微量でも深刻な健康被害を与える恐れのある有害化学物質に関しては、被害が出る前に汚染を差し止めること、これがいかに重要であるかを教えています。
 四日市公害、西淀川公害、アスベスト・・・・、もう公害被害を繰り返すことは止めたいものです。
 そのためには、予防原則の重要性をもっともっと訴えていきたいものです。
 私が弁護団長ですので、これからも裁判の情報を提供したいと思っています。
 




Filed under: 村松理事のコラム — aozorafoundation 公開日 2005年8月7日5:30 PM
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