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» 2008 » 4月

菜の花プロジェクトみのお 第3回菜の花祭


これまでにもご紹介してきたように、西淀川でも昨年から西淀川高校を拠点として菜の花プロジェクトをすすめていますが、2005年から活動されている先輩、「菜の花プロジェクトみのお」さんの「第3回菜の花祭り」に参加して成果を拝見し、おはなしをうかがってきました。淀川区塚本在住で堆肥作りや菜の花栽培に携わってこられた木村さんにご紹介いただいて実現したものです。

箕面へ向かうまえに、まずは塚本の町会で堆肥作りと菜の花栽培の現場を見せていただきました。

堆肥の中の温度はおよそ60℃。空気を入れるためにフォークを使って持ち上げると、むっとした熱気が立ち上ってきます。

こちらは塚本公園で木村さんが栽培されている菜の花。堆肥のおかげか、とても立派に育っていました。

塚本を離れていよいよ箕面へ。


美しい山々に囲まれた畑は…

菜の花でいっぱい。大阪市内の菜の花はもうずいぶんと散ってしまいましたが、箕面ではまだきれいに咲いていました。

畑の面積は20アールほどあるとのこと。西淀川ではなかなかこのような畑を確保することはできません。うらやましいですね。
雪やヒヨドリによる被害を受けはしたものの、1・2年目よりも育ち具合は良好ということでした。

西淀川高校のKくんも堆肥づくりに挑戦。フォークを使って「きりかえし」の作業をおこないました。

箕面市長やプロジェクト会長のあいさつに続いて昼食・歓談。野菜がたっぷり入った具だくさんのお味噌汁やみなさんが持ち寄られた品々をいただきました。参加者は全部で50名強となかなかの盛会。ホームページや市の広報を見て参加した方もいらっしゃり、じわじわと認知度も高まりつつあるようです。とはいえ、草抜きや刈り取り、脱穀などにはかなり人手がかかるとのこと。作業する人を確保するのはやはりむつかしいようです。

食事を終えて草抜きなどの作業。

三味線とオカリナのコンサートやビンゴゲームを楽しんで解散となりました。

試行錯誤を重ねながらも着々と実績を積み重ねてこられた菜の花プロジェクトみのおのみなさん。成果が目に見えるようなかたちで活動をしてゆくことが大切だというのが会長さんのお話でした。今回の菜の花祭りがたくさんの人の参加をえて終了したのも、さまざまな取組みがすこしずつ前進しつつある証ではないでしょうか。菜の花の種などについての情報をいただいたり、同じような取組みをされている方々と交流したりと、よい勉強の機会と刺激をいただきました。西淀川でも菜の花プロジェクトを担うひとが増えてゆくといいですね。みのおの皆さん、木村さん、どうもありがとうございました。




Filed under: 環境学習 | 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2008/04/28(月) 08:05

道路環境市民塾「道路特定財源緊急勉強会」開催報告


 道路特定財源暫定税率の延長問題で、道路特定財源の見直し等が国会・報道等で話題になっていますが、今一度道路特定財源について認識を深めるため、勉強会を実施しました。

 実施日 2008年4月12日 14時〜17時
 当日参加者 17名

前半は、西村先生・兒山先生にお話を頂き、後半は全体で討議を行うという流れで実施しました。

○西村先生のお話
 1.道路特定財源の歴史的経過について
  イ.戦後道路政策の確立過程について、説明が有りました。
   ・道路特定財源は1954年、当時一議員だった田中角栄氏による議員立法から始まった。
   ・最初は、揮発油税のみであったが、徐々に拡充、今では国税・地方税8種類、約5兆円。実質的に道路以外に使えない目的税。国税のほぼ一割が道路特定財源
   ・特定財源の問題点として、
     予算総計主義を逸脱。予算の硬直化。国会の予算審議権をも束縛している。
     租税徴収の応能主義原則に応益主義原則を導入している。
  ロ.道路整備政策の展開とその批判について
   ・道路整備の充実と整備目標が、変化し道路五カ年計画が当初の2600億円が第12次迄に78兆円になっている。
   ・渋滞は容量拡大政策だけでは解消しない!にもかかわらず、巨額の投資
   ・高速道路整備の矛盾
     先進国へのキャッチアップほぼ達成、同等水準へ しかし、有料道路のため利用割合低い
     経済発展と道路整備政策との整合性崩れつつある しかし、整備の制度は残る
   ・道路整備政策の問題点と帰結
①自動車交通需要追従、地域生活後回しに 多面的道路機能の自動車通行への特化
②経済効率性を重視して、迅速、大量、安価に作られてきた道路の欠陥性
③道路政策の垂直的(中央−地方)性格、あるいは非民主的性格

2.道路特定財源の実態・使われ方
 ・交通運輸政策研究会発行「会報 交運研 第23号」を配布して頂き、
①なぜ道路特定財源が問題とされているのか
②道路特定財源諸税の概要
③平成19年度予算案における、財源(総道路投資)構成
④道路財源をめぐる論点
        等について、説明が有りました。

3.質疑応答
  ・本当は何に使われているのか
    70%が新設 30%が維持管理
 ・今、話題にされている論点は
    道路整備を「自動的」に進める制度を残すのか、「民主的」議論によって進める制度にするか

○兒山先生のお話
  「兵庫県の道路整備と財源に関する国会議員等公開アンケート」の内容説明及び、当日までに回収された内容について、説明が有った。
  アンケートの集計結果については、あおぞら財団HPに掲載されています。
    ◎「兵庫県の道路整備と財源に関する国会議員等公開アンケート」

○全体討議
1. 西村先生、兒山先生からも問題提起されましたが、今まで道路をつくることを主に
考えていたが、今後維持管理をしていくための財源確保が必要ではないか。
  2.その他多くの意見が出、議論を深めました。

 (文責 浅井)




Filed under: 地域づくり | 道路環境市民塾 — aozorafoundation 公開日 2008/04/12(土) 06:00

西淀川高校菜の花満開です


あおぞら財団の屋上でも菜の花が満開ですが
やはり畑を開墾した西淀川高校の菜の花が満開になると迫力が違います。
きれいですね〜





写真を西淀川高校の辻先生からいただきました。




Filed under: 環境学習 | 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2008/04/08(火) 09:55

探鳥会4月5日


5日の矢倉海岸探鳥会には珍しいお客様が2人。
一人はスペインバルセロナからこられたフェルナンデスさん。
海洋調査に必要なテクノロジー開発をされていて、神戸で開かれる会議に参加するために来日。
海岸域のバードウォッチングとなりました。
もう一人は2才のバードウォッチャー姫佳ちゃん、お父さんと一緒に参加しました。
33種の鳥とであったこの日の会の参加者は、17人でした。
フェルナンデスさんによると、ジョウビタキとユリカモメが初めての出会いだそうです。日本ではなじみの鳥もヨーロッパでは希少種になるのですね。
分布の異なる生態系、ひとつひとつがかけがえのないもなのだということを教えられます。

探鳥会での収穫
大野川緑陰道路〜福〜でカンサイタンポポに会いました。
いつもより早い気がします。温暖化の影響でしょうか?

一方、セイヨウタンポポはとても元気で、2月頃から咲き始め、春本番で一気に広がったようです。
今日は1株だけだったカンサイタンポポも、4月の後半には増えてほしいものです。
4月5日 上田敏幸




Filed under: 環境学習 | 矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2008/04/07(月) 10:38

菜の花が屋上で咲きました


西淀川高校で菜の花プロジェクトが進んでいることは以前に紹介しましたが
http://aozorabsw.exblog.jp/6360906/

実は、あおぞら財団でも菜の花の栽培を試みていたのです。


10月の芽が出てきた様子です。

プランターで育てていました

4月になって、ようやく花が咲きました。


少し茎の色が濃い緑色なのがわかりますか?
川原で咲いているのとは違って、食用の品種です。
川原で咲いているのは、エルシン酸が多くて食用に適さないようです。

プランターでもしっかり育っています。

水をやり忘れたりしていたけれど、立派に育ちました。
西淀川で菜の花プロジェクトを進めていく一歩になればうれしいです。




Filed under: 環境学習 | 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2008/04/03(木) 08:22