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» 2022 » 12月

12/6大阪公立大学「都市基盤計画特論3回目」タンデム自転車と西淀川区役所のお話

12/6、大阪公立大学大学院「都市基盤計画特論」(吉田長裕准教授)の3回目の授業があおぞら財団で行われました。今回の主な内容は、タンデム自転車のフィールドワークと西淀川区役所政策共創課長の西尾さんからのお話です。

タンデム自転車のフィールドワークでは、大野川緑陰道路を通り、淀川まで走りました。タンデム自転車で風を切って走りながら、淀の大放水路の姫島立坑の横を通り過ぎ、公害道路と呼ばれていた国道43号の下を通り、西島の多数の工場が立地する様子をみました。また、淀川の堤防に上り、街中が川の水面から低いことを確認し、水害の弱いということを感じてもらいました。
タンデム自転車を利用することで、町の様子を五感で感じながら移動できるのと同時に、受講生同士の信頼関係を強めることにもつながったようです。

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緑あふれる大野川緑陰道路をタンデム自転車で走行

工場が林立する西島地域

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区役所 西尾さんからのお話

あおぞらビルに戻ってからは、西淀川区の西尾さんからのお話です。西淀川区では「活気があり、笑顔にあふれ、常に進化するまち(もっと住みたい、もっと事業したいまちへ)」を目標にしています。その目標に向かって、様々な取り組みをされています。その取り組みの一つとして「みらいへつなげるみちプロジェクト」が実行されており、大野川緑陰道路に憩いの空間を整備するために修成建設専門学校の協力を得て、現在、整備を計画しています。また、多様化・細分化する地域住民のニーズに対応するために、区民・事業者との共創にも力を入れています。
お話の後、学生からは、西淀川区の子どもが遊べる場所はあるのか? 東西方向の移動にバスや自転車はよくつかわれているのか? 住民同士の交流はどうなっているのかといった質問が出ました。

最後に、西淀川の提案に向けてのグループ分けを行いました。今までの3回の授業で得たことをふまえて、各自でキーワードを出してもらい、それを元に「住民の交流、コミュニティ」、「モビリティ、交通弱者の移動支援」の2つのグループに分かれました。

今後は、この2つのグループごとに、テーマを深めて西淀川に対する提案を作っていきます。2週間後の授業では中間発表&意見交換がおこなわれます。どんな提案が出てくるのか楽しみです。

—-

「都市基盤計画特論」が西淀川をフィールドに授業を行うになってから3年目です。

2022年度 大阪公立大学 授業「都市基盤計画特論」における西淀川区でのプログラムは下記のようなスケジュールで行う予定です。

日時 主な内容
11月22日 ロールプレイ、小講義「西淀川地域の現状と課題/あおぞら財団の地域づくり」
11月29日 市民参加に関するワークショップ、ヒアリング 西淀川公害患者と家族の会
12月6日 西淀川地域の現状視察(タンデム自転車を活用)、ヒアリング 西淀川区役所職員
12月20日 中間報告&意見交換
1月~2月 各グループで最終の提案づくりに向けた活動
2月 報告会
3月 西淀川への提案を発表

—–

あおぞら財団では、フィールドワークや公害患者さんの語り部などを取り入れたオーダーメイドの授業、研修を行っています。SDGs達成に向け、パートナーシップで問題解決に取り組んだ大気汚染公害の経験を、現地で学んでみませんか?

あおぞら財団の授業、研修に興味のある方はこちら↓をご覧ください。

研修受け入れ(あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館 エコミューズのページに飛びます)

 (谷内)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | 環境学習 | 資料館(エコミューズ) | 視察受入 — aozorafoundation 公開日 2022/12/16(金) 04:48

大気常時観測局の看板が歌島橋交差点にも設置

歌島橋交差点と新佃公園前局に大気常時観測局の看板が設置されました。

大気常時観測局では二酸化窒素、SPM、PM2.5を測定しています。西淀川は公害訴訟の和解条項に基づき、国内でもいち早くPM2.5を測定し始めた地域です。

この大気常時測定局は道路の片隅に目立たないように設置されていますが、環境を守るために測定しているということをアピールするために、看板が設置されることになりました。

西淀川の道路沿道の大気の状況はこちら↓をご覧ください。

大阪国道事務所『大気観測結果』

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歌島橋交差点の大気常時観測局の看板

 

環境省職員研修で歌島橋交差点を見る

環境省職員研修で歌島橋交差点の大気常時測定局を見学

 

この看板の設置に関しては、西淀川地区道路環境沿道に関する連絡会において、検討されてきました。

道路連絡会の詳細な内容については下記をご覧ください。

https://aozora.or.jp/katsudou/machi_dukuri/road

各道路連絡会の資料および議事録:https://aozora.or.jp/katsudou/machi_dukuri/road/jisshi_jokyo

関連

大和田局に大気常時観測局の看板設置(2022年6月14日ブログ)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり — aozorafoundation 公開日 2022/12/14(水) 11:04

12/14(水)はあおぞら市です 

今年最後のあおぞら市です。

そんな12/14は「パーラーキアロルーチェ」さんが初出店!

ケーキや和菓子の販売など。少し早めのクリスマスプレゼントに

いかがですか?^^

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その他 谷口ファームさん、かるる市さんのオーガニック野菜の販売、

クーラパンネさん、富士製パン工場さんのパンの販売など、

楽成体さんの若石健康法マッサージの施術もあります。

是非今年最後のあおぞら市、おこしくださいね。

 

年明けは1/11(水)開催です!

(12/28はお休みですのでお間違えのないようお願いします)

2022年も沢山の方に来ていただきありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・
新型コロナウィルスの影響に以下の点で対応いたします。

・お店とお店の間隔を十分に確保します。
・半屋外空間ですので、換気を十分にいたします。
・テイクアウトのみの販売にします。
・手指消毒液を設置します。

日 時=2022年12月14日(水)10:00~13:30(順次開店)【雨天決行・荒天中止】
場 所=あおぞらイコバ(あおぞらビル1Fの地域交流スペース)
最寄駅JR東西線「御幣島(みてじま)」駅⑪出口スグ
地図・アクセス https://aozora.or.jp/accesscontact

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■パーラーキアロルーチェ

グルテンフリーのお菓子を店内にて製造販売。

天然色素を使用した身体にやさしいお菓子、和菓子を取り扱っています。

https://chiaroluce.storeinfo.jp/

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■谷口ファーム
兵庫県加東市東条町で生産した野菜です。

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■かるる市
奈良県宇陀市でお米を農薬と除草剤を使用せず天日乾燥にて収穫します。

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■富士製ぱん工場
天然酵母、国産小麦でアマランサスというミネラル豊富な南米原産の雑穀を混ぜ込んだ、ひと口食べると笑顔になれるぱんです^^

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■cura pane(クーラパンネ)
オーガニック・無農薬・無添加の素材にこだわり、体に優しいものを作っています。
手作り市への出店、パン教室の講師などの活動の場を通じ、食育や環境への取り組みをしています。https://m.facebook.com/curapane

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■足つぼマッサージ楽成体体の疲労と痛みを早急に緩和する健康ルームからあおぞら市へ出張マッサージ。

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あおぞら財団販売コーナー

・おっとせい(アルカリ電解水)、ハンドソープなど

今後の予定

※12/28は年末のためお休みです

<2023年>1/11、1/25

※あおぞら市は毎月第2・第4水曜日に開催しています。
※開催は予告なく変更する場合がありますので、詳しくはお問い合わせください

★☆★出店者募集中★☆★
あおぞら市で一緒に素敵なお店を出しませんか?野菜や雑貨、その他応相談。1スペース

500円

★地域交流スペース「あおぞらイコバ」貸出中 ~出会い、憩い、つながる場所に~
あおぞらビル1Fの地域交流スペース「あおぞらイコバ」は、会議、ギャラリー、コンサート、上映会などにご利用いただけます。https://aozora.or.jp/ikoba
午前:1,000円/午後:1,300円/夜間:1,300円/全日:3,000円

■お問い合わせ・ランチ予約
あおぞら財団(公益財団法人公害地域再生センター)
〒555-0013大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4F
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885

Filed under: あおぞらイコバ | イベント案内 — aozorafoundation 公開日 2022/12/10(土) 10:21

公害は環境省の原点。公害地域の“今”を知る環境省職員研修(10/27-28)

あおぞら財団では、環境省職員の「環境問題史現地研修」の受け入れをしています。コロナ禍に入ってからは中断していましたが、今年度は10月27日、28日の2日間にわたって再開して実施されました。この研修は、激甚な被害を経験した地域の“今”を知ることによって、公害のもたらす被害への理解を深め、環境省職員としての課題対応力を高めることを目的とします。参加者は環境省の若手職員12人と環境再生保全機構の3人の15人でした。

〇公害地域の“今”を「現地」で学ぶ
本研修では「現地」で学ぶことを大事にし、プログラムでは当事者のお話やフィールドワーク、資料館の見学、課題解決のグループワーク等の体験型の学びを多数盛り込みました。
公害患者の語り部からのお話では、51歳と公害患者の中では比較的若い濱田健一さんに、療養など公害患者の日常生活についてお話してもらいました。濱田さんは福祉施設で支援員をしながら、専門学校に通って介護福祉士の資格を取られた苦労人です。0歳からぜん息発作に苦しみ、今後も何十年も病気との付き合いが続くことをお話されました。

公害患者の語り部さんのお話

フィールドワークでは、バスで尼崎や西淀川の工業地帯をまわった後、国道43号で道路の大気汚染対策の説明を受け、大野川緑陰道路を歩いてあおぞらビルまで戻りました。国道43号では和解条項をふまえて、様々な道路環境対策が行われていること、それにも関わらず、未だに多くの大型車が通行し、騒音などの公害があることを体感しました。

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西淀川フィールドワーク

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大気常時測定局の前の看板で説明

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西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)の見学

 

 

また、「西淀川大気汚染公害訴訟を会社サイドからみる」を題して、元神戸製鋼法務部長で訴訟を担当された山岸公夫さんからのお話もありました。山岸さんはあおぞら財団の理事でもあり、西淀川の原告団が企業と対話を重ね、信頼関係を構築したからこそお話してもらえる貴重な内容です。

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元神戸製鋼法務部長の山岸公夫さんのお話

〇仕事への理解やモチベーションにつながる
研修後にいただいた参加者の感想からは、「実際に現地に赴き関係者に直接会ってお話を聞くのは、今後の仕事への理解やモチベーションに大きく差がつく」、「『対話』を重ね、信頼できる関係を構築することが前に進むことへの第一歩」と現地に触れる大切さ、コミュニケーションの大切さを学んでいただけたようです。西淀川で学んだことが環境行政に生かされるのを期待しています。

〇主な研修内容
1日目
・講義「西淀川公害、あおぞら財団について」
・公害患者の語り部さんからのお話
・村松昭夫弁護士(あおぞら財団理事長)のお話「大気汚染公害訴訟が環境政策に果たした役割」
・振り返りのワークショップ
・交流会(公害患者とあおぞら財団スタッフ)
2日目
・西淀川フィールドワーク(尼崎・西淀川の工業地帯、国道43号、大野川緑陰道路)
・西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)見学
・山岸公夫さん(元神戸製鋼訴訟担当)のお話「西淀川大気汚染公害訴訟を会社サイドからみる」
・ワークショップ 2日間の学びのふりかえり

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 資料館(エコミューズ) | 視察受入 — aozorafoundation 公開日 2022/12/08(木) 05:24

福小学校6年生30人があおぞら財団訪問(大野川緑陰道路しらべ学習)(11/15)

11月15日、西淀川区の地元にあります福小学校の6年生30人があおぞら財団に見学に来てくれました。授業で大野川緑陰道路について調べているそうです。
大野川緑陰道路や西淀川公害についてスライドで説明した後、資料館にある写真や資料を見てもらいました。
大野川緑陰道路は今は緑の多い自転車歩行者道として区民に愛されていますが、埋め立てられる前は水が汚染されドブ川になり、大阪市は自動車専用道路を整備する計画を立てました。そこに、住民から2万筆の署名と共に緑地帯にしてほしいとの提案がなされ、今のような整備がなされました。また、もともと、農民が農業用の水路としてつくったという歴史もあります。
見学の最後に「今日教えてもらったことを、周りのみんなに広く知らせていきたい」との言葉をもらいました。小学生の学びのお役に立てて嬉しく思いました。

後日、生徒さんたちからは一人一枚ずつ感想を書いたハガキが届きました。
みなさん、時候の挨拶も書いてくれていて、一生懸命ハガキを書いているのが伝わってきました。

「当日は大野川についておしえていただきありがとうございました。
あれから緑いん道路への価値観がものすごく変わりました」といった感想もありました。

福小見学1
福小見学2
Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 資料館(エコミューズ) | 視察受入 — aozorafoundation 公開日 2022/12/07(水) 11:56
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