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西淀川高校の菜の花プロジェクトが紹介されました(6/2毎日新聞)

6月2日(金)に、西淀川高校ですすめる菜の花プロジェクトが紹介されました。
西淀川公害の授業などについても書かれています。

◆以下、毎日新聞記事より転載(詳しくはこちら)====================

まなびやの宝:府立西淀川高校 菜の花プロジェクト /大阪
毎日新聞 2012年06月02日 地方版
 ◇資源循環の仕組み体験
 大気汚染や水質汚濁など、かつて「日本一の公害地域」と呼ばれた大阪市西淀川区。そんな区内にある府立西淀川高校(重田明彦校長)では、環境に対する意識を高めようと、07年度から「菜の花プロジェクト」を実施している。

 校内で菜の花を栽培し、地域から回収した廃食油でバイオディーゼル燃料(BDF)を作るなど、資源循環の仕組みを実体験を通して学んでいる。

 同校では公害訴訟を踏まえ、90年代から社会科で大気汚染を中心とした公害問題を学習してきた。それらをベースに、05年度からは3年生必修の独自科目「環境」を新設。区内の大気汚染状況を調べるマップ作り、西淀川公害病の患者からの聞き取りを通して自分の生き方を考える「私の環境宣言」作りなどを行っている。

 その中の一つとして生まれたのが、菜の花プロジェクトだ。「大気汚染で苦しんだ地域から明るいイメージを発信したい」。府教委からBDFの精製機や肥料の購入費などの助成を受け、校内の荒れ地を耕して菜の花栽培をスタート。廃食油からBDFを精製し、実際に発電機を動かして綿菓子を作るなど効果を体験してきた。

 現在はBDF精製はしていないが、地域と連携して廃食油を回収し、ハンドソープの原料などに充てている。

 08年には「授業以外でも活動したい」との声が上がり、同好会が発足。積極的に地域のイベントなどに参加して活動をPRしている。担当する辻幸二郎教諭は「自分自身が行動することで地域とつながり、社会とかかわることの大切さを学んでほしい」と期待している。【三上健太郎】

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