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第Ⅰ期環境フロンティア講座(第4回)


「地域からの地球温暖化防止」
講師:植田 和弘(京都大学大学院経済学研究科教授)

 
 3月4日、第Ⅰ期理論編最後の講義に21名の方が参加しました。
 講義の最初に植田先生の学生時代のお話を聞くことができました。
先生は、学生時代、工学部として公害地域に赴き、原因物質の調査や排水処理に携わる中で、「技術」を用いて公害に対して貢献したいと考えていました。
 それは、公害は、排煙や排水の処理技術が未発達であるが故に起こるのだと考えていたからです。
 しかし、研究を進めるうちに、水俣病やイタイイタイ病などの公害は、正確に技術が適用されていれば、これほど大きな被害にはならなかっただろうということに気付き、公害問題は、技術の未発達が原因で起こるのではなく、技術が正確に用いられない社会の仕組み、経済に問題があるのではないかと考えます。
 
 講義では、ドイツの先駆的なエネルギー政策や都市構造を紹介され、日本はエネルギーを国が独占しているのではないかと問題を提起されました。
 また、国が打ち出すCO2削減コストを挙げて、数値が出されるまでの経済モデルへの理解が、メディア、国民共に不足しているのではないかなど、鋭い視点からの意見を頂きました。

 他では聞けない、学生時代の問題意識の移り変わりなど貴重なお話を聞けてとても楽しく講義を受けることができました。

 第Ⅰ期4回全て出席してくださった方に修了証、3回出席してくださった方に参加賞が授与されました。


第Ⅱ期環境フロンティア講座—実践編
第1回「地域カフェを通じたネットワークづくりなど」
講師:高田 研(都留文科大学教授 あおぞら財団理事)
日時:5月21日(金)19:00~20:30
会場:キャンパスポート大阪(大阪駅前第2ビル4階)
ぜひご参加ください。

あおぞら財団スタッフ
森井隆二




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