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ブログカテゴリー » 西淀川公害授業

大阪府環境教育用教材「大阪の環境、温故知新」に資料を提供しました

大阪府が「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けて制作した環境教育用教材「大阪の環境、温故知新~過去から学び、未来を変えていこう」に、あおぞら財団が所蔵する資料提供や情報提供を行いました。

動画はコチラ

詳細はコチラ

大阪府動画スクショ_治療中の子ども

大阪府動画スクショ_水質汚濁

大阪府動画スクショ_地域再生

この教材では、冒頭で典型七公害を紹介、戦前の大阪が「水の都」であるとともに「煙の都」でもあったことにも触れ、後の高度経済成長期へとつながる歴史を振り返ります。
そして、かつての深刻であった大阪の公害問題の代表的なものとして、大和川の水質汚濁/大阪湾の赤潮問題/大阪国際空港(伊丹空港)の騒音問題/西淀川公害の4つが挙げられています。

西淀川公害については、大気汚染公害裁判に先立つ、地域での取り組みも紹介されています。
大阪市が独自に西淀川区公害特別機動隊を配置し、工場の実態把握と改善指導を行ったこと(1970年)や、
1973年に企業の寄付を財源として「大阪市公害被害者の救済に関する規則」ができたことなども説明されています。
これらの背景には、西淀川の公害患者が声を挙げたことがありました。

その後、西淀川の汚染物質を環境基準以下にすることと損害賠償などをもとめて、
1978年に提訴された西淀川公害訴訟ですが、21年を経た後、国・企業などと和解。
その意義を「公害地域再生という新しいステージを切り開いた住民訴訟として代表的な事例となりました」と説明しています。

教材の後半では、現在の環境問題が紹介され、
2030年までに達成がめざされている「持続可能な開発目標:SDGs」は
「『誰一人取り残さない』持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現をめざすもの」と、紹介されています。
公害問題が、SDGsの原点であることがわかる内容となっています。

ぜひ授業などでご活用ください。

―――
■映像内容:ロング版(20分10秒)
1 オープニング(1分24秒)
  環境問題・公害とは何か

2 深刻であった大阪の公害問題(5分44秒)
  (1)大和川の水質汚濁、(2)大阪湾の赤潮問題、(3)大阪国際空港(伊丹空港)の騒音問題、(4)西淀川公害について

3 大阪の公害に対する取組み(5分36秒)
  (1)大和川の水質汚濁、(2)大阪湾の赤潮問題、(3)大阪国際空港(伊丹空港)の騒音問題、(4)西淀川公害に対する府民・事業者・行政の取組みについて

4 過去から学んだ今後必要な環境保全活動(6分33秒)
  気候変動・海洋プラスチック問題の状況と対策

5 エンディング(49秒)
  未来のために私たちにできることは何か

※映像はダイジェスト版(54秒)/ショート版(17分00秒)/ロング版(20分10秒)/英語版(20分10秒)の4種があります。

小学生が来館してくれました

今日は、5年生のときに公害の出前授業を聞いてくれた西淀川区の小学校6年生が、エコミューズに来館してくれました。

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4月から中学に上がるということで、宿題などのためではなく、自分で疑問に思って調べに来たそうです。
「今までの大気汚染公害の歴史を知りたい」「自分になにかできることはないですか?」という質問に、エコミューズのパネル「公害 みんなで力をあわせて」で説明したり、あおぞらビルの屋上から西淀川を通る多くの道路と交通量の問題、歌島橋交差点の測定局や防音壁などの環境対策について説明しました。
また、フードマイレージを意識することや大気汚染の測定状況をチェックすること、市民が大気汚染について調べるソラダスのような活動がされていること、大阪府の流入車規制やロードプライシングと、西淀川道路環境対策連絡会の紹介などなど、財団の資料をわたして紹介しました。

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自分から来てくれたことが嬉しくて、ついついたくさん話してしまったのですが、終始熱心に聞いてくれました。資料館の所蔵図書でかつての公害の写真集などを紹介したところ、「酸性雨で銅像がボロボロになったりしているんですよね」と言ったり、福島原発事故のことも話していたので、きっと今、環境問題への関心が高まっているのだろうと思いいました。
これからも環境問題に関心を持って、ぜひ学んでほしいです。またの来館をお待ちしています!(栗本)

「住民が動いたまち 大阪・西淀川の経験から考える市民力」 アクティブラーニング教材体験会を開催しました

大阪7/2(日)・東京8/7(月)に「住民が動いたまち 大阪・西淀川の経験から考える市民力」の教材体験会を実施しました。
大阪は23人、東京は18人の参加となりました。

この教材は、公害の学習が、西淀川や、水俣などの地域に直接行かなくとも、関心を持ってもらい、学習の入り口になってもらえればと思い、開発している教材です。
その中でも「住民が動いたまち 大阪・西淀川の経験から考える市民力」の教材は、実際に西淀川に住んでいた人たちをモデルにしたシミュレーション教材です。(対象:高校生~、所要時間:約90分)
「設定カード」を読み解きながら、想像力を働かせ、公害という社会課題に直面した人びとがどのように行動したかを追体験します。
この教材は環境教育だけでなく、色々な教育分野の方に使ってもらいたいと考えています。そのため、今回の体験会は、教材を体験していただいた後、使い方についてご意見を伺うという役割も担っています。

立場の違う人たちと共に社会課題の解決に向けてどのように行動することができるか?、市民としてどんな力を身につけておくべきか?など、多様なテーマに発展させることができる教材です。
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大阪では、環境教育の関係者と市民性教育、人権教育に関心がある人が参加してくださり、シュミレーション教材を体験してもらいました。
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5つの家族になってもらって、追体験をしてもらっています。
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思いがけず、「西淀川公害患者と家族の会」の森脇さんが立ち寄られ、シミュレーションの様子をじっと観察されていたのですが、
最後に「当時の感情がそのまま表れていて、50年前にタイムスリップしたようだ」との感想をいただきました。
教材を開発している者として、ほっと一息胸をなでおろしたところです。

大阪の意見交換会では、模造紙いっぱいに意見をいただきました。これからこの意見を取り入れて、教材をブラッシュアップしていく予定です。
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東京では、環境教育、開発教育、家庭科教育等の関係者が参加してくださいました。早稲田大学の会議室をお借りしたのですが、眺めの良さに一同うっとりでした。
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大阪の開催時にいただいた意見を反映し教材を改良して、参加度が高まるよう動きを取り入れました。

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皆さん、積極的に参加してくださいます。

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大阪の時と同じく、教材体験会の後は、意見交換会を行いました。
おおむね、好評で、高校や中学校で実施する上での具体的な改良案について、提案をいただきました。
これらの意見を反映させて、教材の完成に向けて頑張っていきたいと思います。
体験会にご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
教材を試したいという方は、あおぞら財団までご連絡ください。(林、栗本)

教育研究全国集会2017in岡山 環境・公害と教育分科会にて報告しました

2017年8月20日
教育研究全国集会の環境・公害と教育分科会にて「大阪の公害の経験から学ぶ~参加型教材開発の試み~」を栗本が報告しました。
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あおぞら財団が取り組んできた公害教育のあゆみと、なぜ今、参加型教材を開発するのかについて報告しました。
あおぞら財団ではESDを意識して実践しているのですが、その視点についての共感を示していただいたこと、
教員以外が、この様な教材を作成していることの意義について認めてもらえたことなど、勇気づけられることが多くありました。
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お昼休みの時間を削ってまで、教材を体験して下さるみなさまに感謝です。

イタイイタイ病の高校での実践の報告と共に発表したのですが、次世代に公害を伝える、公害を学ぶことを新しく考える時期が来たのだと思います。
公害から学ぶことを多彩に提供できるように、西淀川・公害と環境資料館としても頑張りたいと思います。(林)

【8/7東京開催】「住民が動いたまち 西淀川の経験から考える市民力」教材体験会

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住民が動いたまち 大阪・西淀川の経験から考える市民力

アクティブラーニング教材体験会

大阪7/2(日)・東京8/7(月)

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(写真は愛媛大学環境デザイン学科での授業の様子

あおぞら財団では、実際に西淀川に住んでいた人たちをモデルにシミュレーション教材「住民が動いたまち-西淀川の経験から考える市民力」を開発しました。(対象:高校生~、所要時間:約90分)
「設定カード」を読み解きながら、想像力を働かせ、公害という社会課題に直面した人びとがどのように行動したかを追体験します。

立場の違う人たちと共に社会課題の解決に向けてどのように行動することができるか?、市民としてどんな力を身につけておくべきか?など、多様なテーマに発展させることができる教材です。
公害・環境問題としてのみならず、市民性教育やまちづくりについて学ぶことができます。ぜひ体験してみてください!

■大阪開催
日 時:7月2日(日)10:00~12:00(教材体験)
13:00~15:00(教材をどう使うか、ゲストや委員と共に検討します)
*教材体験のみの参加も可能です
場 所:あおぞらビル グリーンルーム(555−0013 大阪市西淀川区千舟1−1−1あおぞらビル JR東西線「御幣島」駅 11番出口すぐ)
ゲスト:川中大輔さん(シティズンシップ共育企画)
教材開発委員:北野真由美さん(えんぱわめんと堺)、栗本敦子さん(Facilitator’s LABO〈えふらぼ〉)、下村哲史さん(元大阪市教員)
■東京開催
日 時:8月7日(月)13:00~15:00(教材体験)
15:30~17:00(教材をどう使うか、ゲストや委員と共に検討します)
*教材体験のみの参加も可能です
場 所:早稲田大学戸山キャンパス33号館第10会議室
ゲスト:小寺昭彦さん(サイエンスカクテル)、近藤牧子さん(開発教育協会評議員)
教材開発委員:西あいさん(開発教育協会)

参加・資料代:500円
定 員:20人(先着順)
お申込み方法:E-MAIL(webmaster@aozora.or.jp)またはFAXで、以下の必要事項をご連絡ください。
①お名前、②お電話番号、③メールアドレス、④申し込み動機(教材のどこに関心をもったかなど)、⑤教材モニター(下記参照)を希望するかどうか。

申込・お問合せ先:公益財団公害地域公害地域再生センター(あおぞら財団)
担当:栗本、林
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
E-MAIL :webmaster@aozora.or.jp
URL http://aozora.or.jp/
(地球環境基金助成事業)

— 教材モニター 募集中! —
あおぞら財団の開発した教材をモニターとして使っていただける方を募集しています。
◆ 募集期間 2017年5月~2018年2月
◆ ご自身がファシリテーターとして教材を使う意欲のある方を募集します。
◆ 教材を使っていただく場にスタッフがオブザーバー(記録者)として伺います。
◆ 授業の様子を録音・撮影しますので、ご了解ください。
◆ 教材を使う事前事後に、アンケートにご回答ください。
◆ 記録やアンケートでいただいたご意見を、あおぞら財団で教材に反映させる場合があります。

こんな教材があります!
〇西淀川公害フォトランゲージ(対象:小学校~)
西淀川公害に関する写真をみながら話し合う教材です。

フォトランゲージ1

〇ワークシート「照代の物語」を使って~「公害病になったら?」連想図(対象:小学校高学年~)
公害患者の物語を読んで、どんなことが起きたか想像し、連想図を書きながら公害被害の社会構造を考えます。 *実施例はコチラ

連想図_阪大

〇ロールプレイ「203X年、あなたの町で公害がおきたら」(対象:小学校高学年~)
町に住む様々な立場の役になりきって話し合う、簡単なお芝居をする教材です。
近未来、あなたの住む町でナゾの病気が流行ります。ひょっとしてあの工場のせいでは…?
*実施例はコチラ

西淀川高校にて話し合いの様子
〇シミュレーション教材「住民が動いたまち-西淀川の経験から考える市民力」(対象:高校生~)
大気汚染公害がひどかった頃の西淀川に実際に住んでいた人たちをモデルに開発した教材です。5人の住民とその家族の経験を追体験します。
*教材についての報道はコチラ
〇簡易カードバージョン「住民が動いたまち-西淀川の経験から学ぶ」(対象:小学校高学年~)
シミュレーション教材の簡易バージョンです。  など・・・

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