佃西小学校5年生 公害語り部授業
2012年3月6日(火)
5時間目(2組)と6時間目(1組)に公害の語り部の授業に行ってきました。
語り部は永野千代子さんと岡崎久女さん。
お二人とも、「小学校での語り部は久しぶりやなぁ。何しゃべったらいいんやろう???」って緊張をしていました。
お二人のお名前がみんな読めるかな??ということを聞いて、
大いに盛り上がりました。
永野さんの名前は読めるけど、岡崎さんの「久女(くめ)」はなかなか読めません。
「久女」は何と読むか?ということが、思わずアイスブレークの役割を果たしてくれたのでした。
永野さんと岡崎さんには
「40年前の西淀川の空はどんな空だったのか?」
「公害病ってどんな症状があるのか」
「公害反対運動(裁判)について」
をお話ししてもらいました。
少しでも、お二人の負担を軽くして、子供たちにわかりやすくするために、
ところどころ、不足分を補ったり、質問をしたり、お手伝いをしました。
2組では「質問は?」と聞いたところ、なかなか質問が出なかったので
班で考えてもらったり、
1組では一人一人が質問を考えてくれたり、患者さんとのやり取りができました。
「匂いはどうだった?」
「公害に対して、どんな対策をしましたか?」(←すごい大人の質問!)
「公害病になって、いやだったことは?」
「西淀川の未来へ伝えたいことは?」
「公害病になってから、どれだけ病院に通いましたか?」
質問のやり取りしている中で、どんどん患者さんが元気になっていることを感じていました。
「小学生とのやりとり楽しいわぁ」というのがお二人の感想でした。
午前中の授業でビデオを見てくれていたので、西淀川公害については知ってくれていましたが、
いまは空気がきれいに見える西淀川では、ちょっと現実味がなかったかもしれませんね。
そんな中に、公害患者のお二人が表れて、自分と身近なことって思ってもらえたのかもしれません。
できるだけ、小学校で伝える機会を作ってあげたい・・・と決意を新たにした授業でした。(林)