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ブログカテゴリー » 西淀川ESD菜の花プロジェクト

菜の花畑


菜の花畑の雑草除去作業

 8月25日、西淀川高校で畑作業を行いました。
菜の花を収穫した後の畑には雑草が生い茂り、放っておくと次の種植えができません。そこで除去作業の呼びかけを行ったところ、西淀川高校エコ倶楽部のメンバー、淀中学校生徒会のメンバー、そのご家族、西淀川ESD関係者あわせて約15人の方が集まってくれました。

鍬を使い地中深くまで伸びた根っこを掘り起こし、雑草を取り除いていきます。日照りが強く、土が固いため、大変な作業でしたが、皆さん汗を流しながらも、談話を楽しみながら作業を行ってもらえたようです。
畑の上をたくさんのトンボが飛んでいたり、畑からバッタが飛び出したりと、乾ききったグラウンドの片隅の畑に、小さな自然を感じることもできました。

鍬で根から掘り起こします


土が固くて苦労しました

1時間ちょっとの作業でしたが、大人数で作業したおかげで、畑からすっかり雑草が取り除かれました。

こんなにきれいになりました

みなさんおつかれさまです

作業終了後、教室でお茶を飲みながら、自己紹介をしたり、菜の花の取組みについて話し合ったりして、交流を深めました。人数が多く、話が盛り上がったためか、気がつくと畑作業と同じくらいの時間が経っていました。

それぞれの取組みや感想などを語りました

「単純に土いじりは楽しい」という感想がありました。私もそう思います。人と話しながら身体を動かすことは、それだけで楽しいものです。この畑で作られる菜の花は、菜の花プロジェクトを通じて皆さんに環境問題について考える時間をくれます。手をかけて育てる菜の花が、逆に私たちに環境について考えさせてくれるというのは不思議なものですね。

あおぞら財団スタッフ
森井 隆二




Filed under: 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2009年8月26日5:15 PM

菜の花プロジェクト


油の回収量を示す看板をつくりました

 8月11日、あおぞらビル入り口に、菜の花プロジェクトで回収している、てんぷら油の回収量を示す看板を設置しました。


 みなさんの持ち寄った油でバスを走らせましょう。目標量は1000Lです。ぜひお願いいたします。

看板作成者
あおぞら財団スタッフ
森井 隆二




Filed under: 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2009年8月11日5:29 PM

西淀川菜の花プロジェクト2009


てんぷら油でバスを走らせよう

西淀川ESDでは、10月24日、西淀川高校の環境教育フェスタにむけて、使用済みのてんぷら油を1000L集める取組みを行っています。てんぷら油からバイオディーゼル燃料(クリーンな軽油代替燃料)を精製することができます。これを使用することで、軽油を消費しない分の環境負荷を抑え、また、大気汚染の原因となる有害な微粒子の排出を軽減することが出来ます。
皆さんのご家庭で使用されたてんぷら油を集め、バスを走らせましょう。


より油を回収しやすいように、幅広い地域で回収拠点として活動してくださる方々を募集しています。詳しくは下のチラシをご覧ください。もし、ご不明な点がございましたら、お手数ですが、あおぞら財団までお問い合わせください。

③1000Lよびかけチラシ【カラー】(pdf)
④1000Lよびかけチラシ・日時用(pdf)
⑥廃油回収ステーションよびかけチラシ(pdf)
⑦FAX報告シート(pdf)
⑧廃油ポリタンクシール(pdf)
⑨消防法規制調査(doc)
⑩廃棄物処理及び清掃に関する法律について(doc)

よろしくお願いいたします。

西淀川ESD事務局 あおぞら財団




Filed under: 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2009年8月7日2:35 PM

菜の花プロジェクト


合同環境教育学集会

7月30日と31日の2日間、西淀川高校でECC(エコ部)のメンバーと、大阪市立中学校の生徒会メンバーの合同で、菜の花プロジェクトの勉強会を行いました。
4人の中学生が参加してくれ、西淀川高校のこれまでの取り組みやBDF精製の実験を行うことで、廃油を回収する意味や、BDFを利用することの意義を学びとってくれたようです。

1日目
まずはECCの部長、前田君が西淀川高校の菜の花プロジェクトのこれまで活動報告を行ってくれました。校内で菜の花を育て、刈り取り、油を精製する様子や、使用済みの天ぷら油からつくられたBDF(バイオディーゼル燃料)を利用し、わたあめを地域の人に配る様子など丁寧に説明してくれました。


 ECC手作りの環境紙芝居を披露する予定でしたが、メンバーが風邪でお休みしてしまったこともあり写真でのお披露目になりました。少し残念でしたが、紙芝居はとても丁寧に作られている様子で、次回のお披露目が楽しみです。

 あおぞら財団の小平さんが、10月の環境教育フェスタに向けて天ぷら油を1000l集める取り組みを行っていることなど説明してくれました。

 初日は中学生の皆に、堆肥づくりを体験してもらいました。この堆肥は地元のボランティアの方の協力で、ECCのメンバーが、雑草や米ぬかを素にして日々つくってきたものです。

 暑い中、おつかれさま。

2日目
 BDFがどういうもので、なぜ廃食用油を回収するのか、滋賀県豊郷町の青山裕史さんの取り組みをビデオでみて学習しました。ビデオを見ることで取り組みの流れが分かってもらえてようです。


 さあ、実際に持ち寄ったてんぷら油からBDFを精製する実験を行います。油を濾しながらビーカーに注いで量を計測します。油の4分の1のメタノールと10分の1の水酸化カリウム(今回は水酸化ナトリウム)を混ぜて、油に注ぎます。

 お湯につけてながらかき混ぜ反応させます、本来は油のなかにグリセリンの凝固したものができ下に沈んでいくはずなのですが、どうしたことか、油全体がどろどろに固まってしまい大苦戦。このままではグリセリンを分離させられないので、メタノールを追加してさらに混ぜることにし、なんとか凝固したものを沈殿させることができました。

 今回の実験はここまでですが、本来はグリセリンを取り除き、水で洗浄することで油と混ざっている余分なものを取り除きます。この一連の作業を行ってくれる機械がこちらです。

 実験は少し、苦戦してしまいましたが、廃油�
�らBDFが精製される過程はみんな理解してくれたようです。

最後に油を持ってきてくれたみんなに廃油回収のポイントカードが贈呈されました。

 
 使用済みてんぷら油を回収し、BDFとして利用することで、軽油の使用を抑え、また、ディーゼルエンジンから排出される有害な微粒子も軽減することができます。これまで、地域からゴミとして出されていた廃油を、地域の人の協力で集め、クリーンなエネルギーとして再利用することで、地元の自然を守り、住みよい町にしていくことができるのではないかと思いました。
 たくさんの学生に勉強してもらって、こういった取り組みが広がるといいですね。
大阪経済大学4年
森井 隆二




Filed under: 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 10:42 AM

西淀川高校・淀中学校菜の花収穫


5月29日(金)
西淀川高校・淀中学校菜の花収穫作業(12:30~16:00)

5月29日(金)12:30〜西淀川高校で菜の花の刈取り作業を行いました。
メンバーは、西淀川高校エココミュニケーションクラブの生徒やそのお友達で、お手伝いをしてくれた生徒12人を中心に、西淀川高校の教職員、菜の花プロジェクトみのお、大阪経済大学緑のまちづくりサークル「ミアイ」、あおぞら財団などから、約20名で作業を行いました。
まずは、菜の花の刈取り作業です。3本しか用意されていなかった鎌でしたが、生徒たちは率先して、やっていました。希望者多数のために、じゃんけんで刈る係りの人を決めていました。

               みんな頑張って、刈取り作業をしていました。

刈る係りになった生徒の中でも慣れた手つきでサクサク刈っていく生徒もいれば、不慣れでなかなか刈れない生徒など様々であったことも印象的でした。
刈った菜の花は一度、大きなゴミ袋の中に集められ、20~30袋と相当な量となりました。
ゴミ袋に集められた菜の花は、ブルーシートの上に出され、種の入った穂の部分を竹の棒でバンバン打ちつけて種を取り出しました。生徒たちは菜の花プロジェクトみのおの木村さんの指導の下、菜種と砂が混じらない様に靴を脱いで、作業を行っていました。この作業は、道具が多く用意されていたので、生徒達も皆、バンバン叩いて菜種を取り出していました。しかし、途中から強風が吹き、それには皆難儀していました。

ここから菜種とそれ以外の穂の残りを分けるのですが、西淀川高校での作業はここまでです。取り出した菜種と残った穂の部分をひとまとめにして、片づけました。
                        Before
                        After

一旦、交流会を兼ねての休憩時間となりました。そして、各団体や個人の活動などの報告を行いましました。その際に、西淀川高校での環境の取組みが世界へ発信されていることも報告されていました。
休憩を終えて、15:00ごろになって、近くにある淀川中学校に菜種の収穫作業へ出発しました。
淀中学校では生徒会の生徒が6人待っていてくれました。先ほど、菜種の収穫作業をした西淀川高校生が今度は教える番です。
淀中学校では3鉢での栽培のため、西淀川高校から生徒たちが分担して菜の花を持って行きました。それらの菜の花と淀中学で大切に育てられた鉢の菜の花とを合わせて、菜種を取り出すことになりました。

鉢で育てられた菜の花は、淀中学校の生徒たちに刈取ってもらいました。そこから、西淀川高校での作業と同様にブルーシートの上で菜の花の穂の部分をバンバン叩いて菜種と穂の部分を落とす作業を行いました。西淀川高校の生徒が見本を見せて、一緒に菜種を取り出す作業を行いました。

次に、先ほど叩き出した菜種と穂の部分から、菜種のみを荒いふるいにかけ、またさらに細かいふるいにかけていく作業です。ここからは、今日、西淀川高校ではやっていない作業です。しかし、菜の花プロジェクトみのおの皆さんに教えてもらいながら作業を進めました。淀中学校や西淀川高校の生徒だけでなく、中学校の先生なども参加して、みんなで交代しながら作業をしました。

ふるいにかけられた菜種の精度を高めるために、次は軽いゴミ(穂の残りかすなど)を吹き飛ばす作業です。大きなちりとりの様な農具の上に先ほど、ふるいをかけた菜種をのせ、うちわで比重の軽い穂の残りかすを飛ばします。あまり強く扇ぐと、菜種まで飛んでしまうので、要注意です。こちらの作業は、西淀川高校で昨年も同じ作業を行っていた生徒を中心に行っていました。この作業は、カン箱のふたなどでもできると言うことで、淀中学の生徒はカン箱のふたで各自、精製作業を行っていました。
 菜種のみになったところで、淀中学校の先生が理科の実験でよく使う集気ビンを持って来られました。「さすが、学校だな。」と思いながら、この日の成果をビンの中に入れました。

                  みんなの頑張った結晶、収穫した菜種

このビンを中心に記念撮影を行いました。高校生と中学生が一緒になって行った菜の花の刈取り作業と菜種の取り出し作業は、最後に、掃除をして、これで終わりました。


近隣であっても、公立の中学校と高校が交流を持つことは滅多とないことだと思います。その上、、菜の花プロジェクトみのおや、大阪経済大学、あおぞら財団など学校関係以外の多くの人と関わりながらできることはこれもまた滅多とないことだと思います。菜の花プロジェクトを通じて、たくさんの人が関わりを持ち、すすめていることがわかりました。
菜の花プロジェクトと共に西淀川高校の生徒たち、淀中学校の生徒たちの成長も期待してみたいなと思いました。

大阪経済大学4年
波部 碧




Filed under: 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2009年6月17日10:20 AM
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