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【防災部】人形劇とかるたで防災を学ぶ! 第3回にしよど防災かるた大会開催(8/6)

※あおぞら財団は、にしよど親子防災部の事務局をしています。

8月6日(水)に「第3回にしよど防災かるた大会」を西淀川区役所で開催しました。
参加者は62人‼️過去最高でした😳
今回は始めに
人形劇「カンカン塔のみはりばん」を鑑賞。
村の安全を見守る「カンカン塔」で見張り番を務めるうさぎの親子が、 火事・大雨・オオカミの襲来などをさまざまな音の合図で村人に伝えます。 音の意味を考え
て行動することの大切さを学べるお話で子どもたちもかなり楽しんでいました。


その後は「防災かるた大会」
いつもは2回戦ですが今回は1回戦勝負とあってみんな必死!
札の取り合いで涙する子もいました。
今回は低学年、高学年で表彰を分けてみました。
高学年の1位は3人!
3年連続1位の女子は読み札を完全に覚えている強者!
でも、今年度で小学校卒業なので防災かるた大会も最後でした。
低学年は3位が2人
いつもは賞をもらいにくい低学年にも賞状を渡せて良かったです。
表彰の後は参加賞とバルーンアートをプレゼント。
区役所防災安全課の方が用意してくれた災害時のトイレなどを見てもらい終了しました。
暑さの厳しい日でしたが、体調を崩される方などおらず良かったです。
参加された方、運営をお手伝い頂いた方、暑い中本当にありがとうございました!

奥に災害時にトイレになるテント、手前に防災グッズが並んでいます

災害用のトイレや防災備品の展示も行い、かるた大会の後に見てもらいました!

第3回にしよど防災かるた大会 概要
・日時:2025年8月6日(水)13:00〜15:00(受付開始:12:30)
・会場:西淀川区役所 5階 会議室
・対象:西淀川区在住の小学生とその保護者
・参加費:無料
・内容 人形劇『カンカン塔のみはりばん』(TOA(株))、「にしよどおやこぼうさいかるた」を用いたかるた
・主催:にしよど親子防災部(事務局:あおぞら財団)
・共催:西淀川区役所
・協力:NPO法人にしよどにこネット、NPO法人西淀川子どもセンター、にしよどおやこ劇場、NPO法人くるる、大阪防災企画

※大阪市ボランティア活動振興基金を受けて実施しました。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,地域づくり,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2025年8月12日6:41 PM

エコミューズ館長日記No.33

参議院選挙の余韻いまだ収まらぬうちにあおぞら財団へ行く。先日来、整理を終えた序言をはじめとする本文の前付け、および後付けに付属する文章を手入れしたデータをコウタくんに渡し、共有した。ほぼ終了したと見てもよいのだが、略年表のみ途中までのものにとどまっている。それから資料本文の校訂作業についてコウタくんに尋ねた。ほぼ準備ができていると判断できたので、最終的な手入れをやってもらうことに決めた。資料本文のなかに出てくる数字表記や、NOx、SO₂とかいった表記をどうするか、基本原則を定めて、それで上手くいくかどうか現物で確認した。そんなに難しい問題はなかったように思うので、翻刻文の校訂作業はコウタくんとミナコさんの二人に一任することにして、どうにも判断がつかないところだけ、相談することにした。コウタくんは漢字の使い方など一家言を持っていることがわかって、その方面の話をいろいろとやった。久しぶりに楽しい時間だった。

 

それで、自分は略年表の作成途中であるのをそのまま引き続いて作成することにして、パソコンを使いはじめた。10件ほど作業が進捗したところで「何か変だな」と気が付いて、よくよく点検してみると、打ち込んだはずのデータが消えている。それを知らないで、新規に数件のデータを打ち込んでいることも判明した。どうも知らぬうちに楽園の時間を過ごしていたようだ。いくら探してもどこにも元のデータが見当たらないので、仕方なくもう一度いちから作り直すこととした。若い頃はこんなことはなかったんだが、歳をとることはいやなことだと思ってしまった。開票後、比較第一党の責任という人が出てきたようだが、自分といっしょの症状が出ているのかなと、、、思うか、思わなかったか……。それは秘密。

 

校訂原稿

2025.07.23 小田康徳

—————————

あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

【ご寄附のお願い】「西淀川公害がわかる資料集」のための寄附を募集しています。どうぞみなさまの寄附でこの活動を支えていただきますようお願いいたします。
■寄附の方法はこちら https://www.aozora.or.jp/ecomuse/contibution_doner

※資料集のウェブ版作成には、(独法)環境再生保全機構地球環境基金助成金を活用しています。

#おもろいわ西淀川
#にしよど
#魅力発信サポーター
#エコミューズ
#西淀川公害がわかる資料集

エコミューズ館長日記No.32

関東地方は今日梅雨が明けたとのこと。大阪の梅雨明けは6月中だった記憶がある。それでもやっぱり梅雨明けは洪水と共に来るのか。何とも言えない、律儀と言えば律儀、調子が狂うと言えば調子が狂う・・・。変な気象かなぁ。これをちょっと575で言うてみたい。

梅雨明けは やはり豪雨と ともにあり

傘持たず 空の晴れ間が 気にかかる  (ちょっとしょうもない陳腐な歌になっちゃった・・・)

午後からエコミューズ定例会議。いろいろ議題はあったが、メインは出版社と結ぶ予定の出版協定案の検討。一冊の値段をいくらにするかが、重要となることを確認。第二に1ページの組み方が詰めすぎると、読む人が苦痛を感じるのではだめ。そうするとページ数が増える。そうするとハンディーではなくなる。そうすると最初の目標が実現しがたくなる。そうすると、どうすればいいのか。うーーん。苦しい判断が求められたなぁ。しかもページ数が増えると定価に影響する。適正な定価はいくらか・・・。悩ましい。ただ、出版協定書は出版業者さんとあおぞら財団とが協力して一冊の本を作成することを確認する面で、社会に対する多大な責任を確認しあうものであるから、どこに出しても恥ずかしくないものにしておきたい。いくらの定価で、なんぼの部数つくればいいのか。たくさん買ってほしい、安くつけたい、という気持ちは強いのだが、たくさんつくったら、たくさん売れ残ったというのでは洒落にはならない。安く作ったら、売れただけ損するということにもなりそうだ。あぁどうしよう。ちゃんとした資料集をちゃんとした本でちゃんと残すという気持ちに悩みはないけれど、現実は簡単ではない。今日は悩みの連絡になりました。

皆さん本が出来たら買ってね☆

定例会の後は、ミナコさんの資料紹介。「西淀川まちづくりプラン(解説)」と、それを地図上に落とした絵図。1991年第一次訴訟の第一審判決が下されるのとほとんど同時に作成された。いろいろ意見を交換するうち、このプランが西淀川区の範囲内でのプランであることに気づいた。そもそも西淀川公害とは、西淀川区内で完結していた公害問題ではなく、隣接する尼崎市や大阪市此花区などと一体となって展開していた問題である。そこを考えると、

この地域の再生プランを、もっと広く考えるべきではなかったか、という考えがむくむくと湧いてきた。ひょっとするとなにか大事なポイントを突いたかもしれない。それはまあ、もう少し楽しみを先にまわして、今日はここまでにしておきたい。

 

2025.7.18 小田康徳

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あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

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フレイルを防ぐ食事とは? 楽らく呼吸会で管理栄養士さんから学びました(7/11)

7月11日(金)に楽らく呼吸会を開催しました。

今回は、西淀病院の管理栄養士・窪香菜子さんを講師にお迎えし、「栄養について」をみんなで学びました。参加者は計7人(スタッフ2人、講師1人含む)でした。

管理栄養士さんからのお話

【呼吸器疾患と栄養】

呼吸器疾患がある方は、健康な人に比べてエネルギーの必要量が多く、体重管理がとても重要です。ある研究によると、COPDの患者さんでは、呼吸に使うエネルギーが健康な人の約10倍にもなることがあるそうです。

【やせ型の人はフレイルに注意!】

フレイルとは、加齢に伴い心身の活力が低下した状態。

若い世代では「肥満」が健康リスクになりますが、高齢者ではむしろ「やせすぎ」がリスクになります。

やせ型の高齢者は、フレイルや健康障害につながる可能性が高く、注意が必要です。

フレイルの原因は、身体、精神・心理的、社会的なものがあります

フレイルが続くと、次のようなリスクが高まると言われています:
・転倒の発生:1.3倍
・移動能力の悪化:1.5倍
・日常生活自立度の悪化:2.0倍
・入院:1.3倍
・死亡:2.2倍

【セルフチェック!】

参加者みんなで「指輪っかテスト」や「イレブンチェック」を使って、現在の状態を自己チェックしてみました。チェックテストで自分の状況がよくわかります!

【フレイル予防のポイント】

食事・栄養でフレイルを予防するには、①毎日 朝昼夕と3食摂る、食事は主食、主菜、副菜を揃える、③好き嫌いせず、いろいろな食品を食べることが大切です。

中でも重要なのはたんぱく質の摂取

健康な成人では
[1.0~1.2(g)×体重(kg)]のたんぱく質が目安です。
呼吸器疾患がある方は、より多くのたんぱく質が必要になります。

アミノ酸スコアが高い食品を選びましょう。
また、たんぱく質は朝食で摂るとより効果的ということも教えていただきました。食べる時間によって栄養が身体に与える影響って変わるんですね。

肉、魚、卵、大豆製品、乳製品にたんぱく質が多く含まれています

アミノ酸スコアが高い食品をとりましょう!

たんぱく質を食べるなら朝!

【質問タイムも盛り上がりました!】

栄養士さんのお話の後は、質問タイム。

  • 「ふだん食べている鯖はどう?」
     →「サバは良質な油(DHA)も含まれていておすすめです!」

  • 「納豆の食べ方を教えて」
     →「納豆トーストもおいしいですよ」

など、講師だけでなく参加者からも意見が出て、和やかに盛り上がりました。

【最後は笑いヨガでリフレッシュ!】

締めくくりは、日本笑いヨガ協会の動画を観ながらの笑いヨガ体験

笑いヨガとは、笑いとヨガの呼吸法を組み合わせた健康法で、理由がなくても笑うことで心身の健康を促進する体操です。

笑いヨガでみんな笑顔に!

最初は不思議な感じでしたが、だんだん楽しくなり、最後にはみんな笑顔で終わりました。

(谷内)


🌿今後の 楽らく呼吸会スケジュール

興味のある回だけでも、是非、気軽にご参加ください。

次回の楽らく呼吸会は、9月12日(金)に、環境再生保全機構の協力のもと、千住先生のお話のほか、呼吸リハビリ体験、FeNO検査など盛りだくさんで実施します!

次回の楽らく呼吸会は申込み制です。申し込みフォームからお申込みください。https://www.erca.go.jp/yobou/event/event/r7/kokyuukai/form/index.html

日程  テーマ  場所  講師
 第88回  9/12(金)13:30~15:00  自己管理、呼吸筋ストレッチ体操

FeNO検査

※協力:環境再生保全機構

 グリーンルーム(あおぞらビル3F会議室)

全国のサテライト会場と繋ぎます(予定)

びわこリハビリテーション専門職大学 教授 千住秀明先生
 第89回  11/14(金)13:30~15:00  呼吸リハビリ、じぶんでできる運動、体力測定  グリーンルーム(あおぞらビル3F会議室)  西淀病院 理学療法士または作業療法士
 第90回  2026年1/23(金)13:30~15:00  お話会、DVDをみながら呼吸筋ストレッチ体操  開催場所未定  -
 第91回 2026年3/13(金)13:30~15:00  薬について 開催場所未定 ファルマプラン 薬剤師

※チラシでは第88回を「栄養について」としていましたが、都合により「自己管理、呼吸筋ストレッチ体操」と変更しました。ご注意ください。

📌過去の楽らく呼吸会の取り組みについてはこちらをご覧下さい。

お問い合わせはこちら→ TEL.06-6475-8885(あおぞら財団 谷内・鎗山)

 

チラシのpdfデータはこちら

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2025年7月14日4:43 PM

関大社会安全学部 越山ゼミ フィールドワーク(6/24)

6月24日(火)に、関西大学社会安全学部越山ゼミのみなさんが西淀川区でフィールドワークを行いました。

テーマは「防災」。越山ゼミのみなさんは、卒業研究や「にしよど防災エキスポ」への出展などを通じて、西淀川との関わりを深めてくれています。

西淀川のまちを歩き、防災について“見て・聞いて・考える”フィールドワーク。
越山ゼミの学生たちが、地域の現場でリアルな防災の課題に触れました。

●フィールドワーク

出来島駅に集合し、まち歩きがスタート。
国道43号沿いの交通環境や、地域福祉施設「あおぞら苑」の津波避難ビル指定、防潮鉄扉、大阪マスジド(イスラム教徒の礼拝所)など、西淀川の特性を肌で感じながら巡りました。

公害道路と呼ばれた国道43号で様々な環境対策を確認

西淀川区内の学校は災害時避難所に指定されています。 また、津波避難ビルは100か所以上指定されています

公害の石碑があるあおぞら苑(かつての大気汚染公害裁判を記念したもの)

神崎川の水位と市街地の標高差を比較。 西淀川区内の橋には防潮鉄扉があります

区民の声を反映して作られた大野川緑陰道路 地下には、豪雨時に水を流す「淀の大放水路」が通っています

緑豊かな大野川緑陰道路を通って、区役所5階会議室に到着。

●講義、区役所の防災安全課による備蓄倉庫の見学

 あおぞら財団による講義「西淀川区に迫る災害リスク」を行い、西淀川区役所 防災安全課からは、令和6年能登半島地震での避難所開設支援(輪島市派遣)の経験をもとに被災地や避難所などの状況についてお話していただきました。その後、地下にある備蓄倉庫に見学に行きました。

能登半島地震の被災地の状況についてお話

西淀川区の地下の備蓄倉庫の見学。大阪市内に全部で8か所

非常用トイレの備蓄

●グループワーク

次に、災害体験のエピソードをもとにしたグループワークを行いました。支援が必要な人々(高齢者・障害者・子連れなど)が災害時に経験した状況をもとにしたエピソードを読み、自分ならどう行動するか、社会にどんな備えが必要かを考えました。

災害時には高齢者や障がい者の死亡率が高く、東日本大震災では、亡くなった人の6割以上が60歳以上の高齢者でした。このワークでは災害時要援護者の立場になって防災を考えることを目的としています。

最後は、研修を通しての気づきや西淀川に対する提案をまとめたグループワークを行い、発表で締めくくりました。

学生たちからこんな意見が挙がりました。

気づき:

  • 西淀川は緑が多いが、全体的にもっと街の活気がほしい

  • 標識や避難ビル指定など、住民への防災意識を高める工夫がされている

  • 多文化共生のまちで、イスラム教徒など多様な人々が暮らしている

提案:

  • 災害について正しい知識を得ることが、まずは大切

  • 街の活気を高めることが、人のつながりや災害時の助け合いにもつながる

  • 若者や地域住民が挑戦できる“スタートアップ”の場づくりを

  • 地域の防災力を高める”行政と企業の連携”

  • 多言語対応の標識を増やすなど、多文化共生に配慮した防災施策を

  • 防災の担い手をもっと育てていくべき

最後に越山先生から「課題ごとに対策を考えるだけでなく、学んできた多様な視点を組み合わせることで、より豊かな地域づくりにつながる」というお話がありました。

今回の西淀川でのフィールドワークは、越山ゼミのみなさんの今後のゼミ活動のヒントの一つになっていくのではないかと思います。

是非、今回で得たことを活かして、防災の研究を深めていただけたらと思います。

今後も西淀川をフィールドに、若い世代の視点から新しい防災のアイデアが生まれることを楽しみにしています。

(谷内)

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あおぞら財団では、公害だけでなく、防災、まちづくり等様々なテーマに合わせた学びの場を提供しています。

ご希望に合わせた“オーダーメイド型”のフィールドワークや研修もご提案できます。ぜひお気軽にご相談ください。

西淀川フィールドワーク・団体研修

 

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