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ブログカテゴリー » イベント報告・ホームページ更新

龍大清水ゼミ  公害患者の家族の方へのインタビュー映像撮影(2024/10/18)

2022年から龍谷大学政策学部清水ゼミの2年生が公害患者さんのお話を聞き、映像やテキストで残す活動をおこなっています。
https://aozora.or.jp/kougai_lecture/tool/oral_history/#gakusei

今年の2年生は、すでに2回あおぞら財団を訪れ、様々な学びをおこなっています。
https://aozora.or.jp/archives/41661
https://aozora.or.jp/archives/41549

2024年10月18日は、3つの班に分かれ
そのうちの1班が、映像の撮影を行いました。

西淀川在住の映画監督・岸本景子さんはじめ、音響の平川さん、脚本の堤さんの指導のもと
午前中は、機材の使い方や撮影の基本、インタビューについて学んでいました。

音声担当の役割を教えてもらっています

音声担当の役割を教えてもらっています

画角などカメラの扱い方を教えてもらっています

午後からは、他の班の学生の協力も得て
西淀川公害患者と家族の会の山下晴美さんのお話を撮影しました。
最初はぎこちなく撮影していましたが、徐々にチームで連携しながら取り組んでいきます。

インタビュアーの学生さんは、お話を聞く難しさを感じながらも
岸本監督からの「相手の答えにさらにもう一言返す」というお題に応えるようとがんばっていました。

インタビューの撮影

山下さんのお話は、公害の話はもちろんありましたが、その中からあふれてくる家族への愛を非常に感じた話でした。

この後、学生さんたちは1つの映像作品をつくっていきます。
話を伺う、それを形にしていくなかで、わからないことなどに直面して、さらなる学びにつながっていくのだと思います。

こうした取り組みを始め、学びの場を作る上では、丁寧に関係をつくりながら行っていかなければならないと思っています。
公害患者さんはじめ、さまざまな方のお話を伺うこと、それを残すことの意味や、取り組みについて、今後も一緒に考えていけたらと思いました。

山下さんを囲んで記念撮影

(補助スタッフ 白神加奈子)

 

※この動画作成の取組みは、(独法)環境再生保全機構地球環境基金助成金を活用しています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2024年10月28日4:36 PM

月刊 あおぞら 2024年10月号

あおぞら財団の活動報告、お久しぶりの発行です。
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1 今月のトピックス
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みてアート2024~にしよどがアートのまちになる日~
かつて大気汚染などが深刻化し「公害のまち」とも呼ばれた
西淀川区で、アートをきっかけにみんなで交流するイベントです。
https://miteart.blogspot.com/

にしよど音楽祭2024 野外音楽フェスティバルin矢倉緑地
知る人ぞ知る西淀川の魅力スポット「矢倉緑地公園」にて開催!
出演者は、みな、西淀川区にゆかりのある人やグループです。
のんびり遊びに来てください。キッチンカ―もやって来ます!
https://nishiyodoongakusai.blogspot.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2 これまでの活動報告
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◆ ………………………………………………………………[地域づくり]
【防災部】第2回にしよど防災かるた大会開催(8/8)
https://aozora.or.jp/archives/41380
【タンデム】6/9大阪でタンデム自転車を楽しむ会の総会と走行会を開催
https://aozora.or.jp/archives/41129
2024年6月の二酸化窒素の自主測定結果の報告
https://aozora.or.jp/archives/41301
太陽の光で発電してくれました!(2023年分)
https://aozora.or.jp/archives/40793
◆ ………………………………………………………………[環境保健]
楽らく呼吸会「自己管理、呼吸筋ストレッチ体操」を開催(7/12)
https://aozora.or.jp/archives/41282
西淀川区役所でCOPD・肺年齢チェックを実施(6/22・8/29)
https://aozora.or.jp/archives/41141
https://aozora.or.jp/archives/41580
◆ ………………………………………………………………[資料館]
西淀川公害=資料の紹介(7)西淀川公害患者と家族の会が裁判提訴を決断
https://aozora.or.jp/archives/40791
エコミューズ館長日記 No.1~9
https://aozora.or.jp/archives/category/ecomuse/ecomusediary
エコミューズ活動報告書 第9号を作成いたしました
https://aozora.or.jp/archives/41342
エコミューズ所蔵資料の勉強会(7/22)
https://aozora.or.jp/archives/41320
◆ …………………………………………………[研修受入・講師派遣]
大阪から公害をなくす会フィールドワーク(5/11)
https://aozora.or.jp/archives/40985
環境省職員環境問題史現地研修(5/30-31)
https://aozora.or.jp/archives/41185
関西環境教育学会 研修受入れ(6/1)
https://aozora.or.jp/archives/41066
大阪医科薬科大学 公衆衛生学実習(6/11-12)
https://aozora.or.jp/archives/41106
関大社会安全学部 越山ゼミ フィールドワーク(6/15)
https://aozora.or.jp/archives/41226
フードマイレージお買い物ゲームをしてきました!(8/8)
https://aozora.or.jp/archives/41377
地震学会のフィールドワーク!(8/22)
https://aozora.or.jp/archives/41490
龍谷大学政策学部清水ゼミ 西淀川フィールドワーク(9/4)
https://aozora.or.jp/archives/41549
立命館大学法学部石橋ゼミ 研修の受入れ(9/5)
https://aozora.or.jp/archives/41590
大阪公立大学医学部生の研修を受入れ(9/11)
https://aozora.or.jp/archives/41576
市川国際奨学財団 研修受入(9/12)
https://aozora.or.jp/archives/41682
◆ ………………………………………………………………[動画公開]
【動画】環境省のyoutubeで公害患者のインタビューを公開
https://aozora.or.jp/archives/41037
【映像】元神戸製鋼 山岸さんのインタビュー映像の公開
https://aozora.or.jp/archives/41299
【映像】学生が聞く西淀川大気汚染公害2023 映像の公開
https://aozora.or.jp/archives/41279
◆ ………………………………………………………………[国際交流]
8/1(木) 中国の青少年による「善芸プロジェクト」研修受け入れ
https://aozora.or.jp/archives/41411
◆ …………………………………………………………………[事務局]
佃中学生が職業体験に来ました(2024/7/4-5)
https://aozora.or.jp/archives/41188
西淀中学校から職場体験(9/18-9/19)
https://aozora.or.jp/archives/41617
◆ ………………………………………………………………[交流拠点]
あおぞら市、あおぞらイコバにて第2、第4水曜日開催中!
https://aozora.or.jp/archives/category/ikoba
次回は、10/23(水)、11/13(水)に開催予定!!
【インターン】あおぞら市に参加しました(8/28)
https://aozora.or.jp/archives/41551

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3 イベントのお知らせ
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◆ …………………………………………………………………[環境保健]
楽らく呼吸会「呼吸リハビリ、じぶんでできる運動、体力測定」
日時:11月15日(金)13:30~15:00
場所:グリーンルーム( あおぞらビル3F会議室 )
西淀病院の理学療法士、作業療法士の方々を講師にお招きして、
呼吸リハビリ、じぶんでできる運動について教わります。
https://aozora.or.jp/archives/41754

◆ …………………………………………………………………[防災教育]
にしよど防災ロゲイニング(12/7)
日時:2024年12月7日(土)13:30~16:30(受付 13:00~)
集合場所:西淀川区役所5階 会議室
内容:西淀川区内に設定された防災に関するチェックポイントを、
制限時間内にできるだけ多く歩いて回り、合計得点を競います。
定員:先着10組(参加賞、賞品あり!)
持ち物:デジカメ または スマホ
申込み:こちらから https://forms.gle/8pcP1wd38FWgCvC89(〆切 11/30)
https://aozora.or.jp/archives/41748

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4 各種の募集情報
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◆ …………………………………………………………………[りべら]
機関紙りべらの発送 ボランティア募集
<日時>10/24(木)10:00〜12:00
<内容>みんなでわいわいと発送作業をしています。
*りべらのバックナンバー https://aozora.or.jp/yomu/ribella

◆ ……………………………………………………………[みてアート]
ボランティア募集 みてアート2024
①当日スタッフ 11/2~3 9:30~16:30
②事前準備・事後かたづけスタッフ 10/26、10/27、11/1、11/4ほか
https://miteart.blogspot.com/2024/10/2024_6.html

◆ ………………………………………………………………… [寄付]

あおぞら財団の活動はみなさまからの寄附によって支えられています。
寄附金や賛助会費は税制上の優遇措置の対象になります
みなさまのご支援を心よりお待ちしています。
https://aozora.or.jp/archives/39601
https://aozora.or.jp/aboutkifu
〇オンライン寄付サイト Give One
https://giveone.net/supporter/project_owner.html?owner_id=393
※Give Oneでのご寄付は、すべて寄付金控除等の税制優遇の対象となります。

◆ ………………………………………………………………… [交流拠点]
地域交流スペース「あおぞらイコバ」貸出中
あおぞらビル1Fのイコバは、会議、ギャラリー、コンサート、
上映会などにご利用いただけます。
午前:1,000円/午後:1,300円/夜間:1,300円/全日:3,000円
https://aozora.or.jp/ikoba

◆ ………………………………………………………………… [交流拠点]
【姫里ゲストハウスいこね】公式ページで予約できます。
レンタルスペースとしてもご利用いただけます。
https://aozora.or.jp/icone-kujiracafe/reservation/

(編集後記)日本被団協がノーベル平和賞を受賞しました。核なき世界を願って、被害者の証言が重要な役割を果たしてきたことが受賞理由です。
戦争と公害は異なりますが、あおぞら財団では公害患者の皆様に、辛い経験を語っていただき、公害のない社会を訴えています。今回の受賞で、被害者が声を上げ続けることの大切さを再確認しました。同時に被害者が声を上げなくてもよい社会が実現してほしいとも思いました。

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■編集発行
【発行元】公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
【発行日】2024年10月21日
【住 所】〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階
【TEL】06-6475-8885
【FAX】06-6478-5885
【E-mail】webmaster@aozora.or.jp
【URL】http://www.aozora.or.jp
———————————————————————-
■賛助会員募集中!
あなたの会費、寄付、ボランティア活動が当財団の活動を支えています。
当財団の目的に賛同してくださる皆さん、ぜひ賛助会員になって下さい。
https://aozora.or.jp/nakama

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■月刊あおぞらについて
あおぞら財団の活動報告やイベントなどの最新情報などを皆様にお伝えすることを目的に、ほぼ月に一度、情報発信させて頂いています。
本メールは、あおぞら財団の会員、メーリングリストにお申込いただいた方およびあおぞら財団のイベントや研究会などで名刺交換させて頂いた皆様にも送信させていただいております。—
「あおぞらEXPRESSの「購読登録」、「購読解除」は下記のページからお申し込みください。
https://aozora.or.jp/yomu/aozora-express

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,事務局 — aozorafoundation 公開日 2024年10月21日5:44 PM

エコミューズ館長日記 No.9

10月7日月曜日。
2、3日前から家で取り組んでいた第1章「公害地域化する西淀川区」の内、「1.写真でふりかえる」を上下2段をやめて、1段で組み替えたものを職員の皆さんに見せて意見を聞いた。ちょっと注釈を入れると、最初のページにこの項編纂の考え方を1ページ内で書きおさめ、1934年及び、1950年発行の地形図を左右に並べ、御幣島・佃・野里・姫島地区の工場地帯化が一目瞭然となる地図を掲載した。他は一緒だが写真が大きくなり、見やすくなった。それから、もう1点、戦後初期区画整理後の上空写真を追加した。これをもって、西淀川工業地域の第2の特徴である、中堅工場の急速な立地状況及び、それを取り巻く住宅などの空間構造が一目瞭然になってきた。初めて見る写真資料で、驚いている。これで写真のページは当初の6ページから14ページへと大幅に増加した。どこかで数字上の埋め合わせをしなければならないので、頭が痛くなってきた。幸い職員の方の評判もよかったので、それでページ数が少なるわけではないが、ほっとしている。

本日の作業は、第3章の2の「1970年前後個別公害企業との対決」の編集である。これは筋書きもよくわかり、基本的には問題なく終了したが、手書きの文字が出てくると翻刻を担当してくれているミナコさんの手に負えない部分が所々出現して、その都度「こう読むのだよ」と言って文字を教えてあげた。一方、小さな文字でガリ版印刷されたところでは、文字を読み間違えるのは小生の方が多かったように思う。老眼で、文字の解読力が低下しているためだと自らを慰めた。

という訳でまずは順調な作業ぶりであった、と言っておこう。
2024.10.7 小田康徳

館長のインタビューが「広報 いけだ」2024年10月に掲載されました!館長が編纂に関わっていた『新修 池田市史』についてお話しています。是非ご覧ください(o^―^o) スタッフ:ミナコ

 

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あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

【ご寄附のお願い】「西淀川公害がわかる資料集」のための寄附を募集しています。どうぞみなさまの寄附でこの活動を支えていただきますようお願いいたします。
■寄附の方法はこちら https://www.aozora.or.jp/ecomuse/contibution_doner

※資料集のウェブ版作成には、(独法)環境再生保全機構地球環境基金助成金を活用しています。

#おもろいわ西淀川
#にしよど
#魅力発信サポーター
#エコミューズ
#西淀川公害がわかる資料集

エコミューズ館長日記 No.8

今日は9月の最後にあたる、30日。
明日からは10月というのに、本当に暑い日が続く。
皆さんお元気のことと思います。
9月24日には立憲民主党党首に野田さん、29日には自由民主党総裁に石破さんがそれぞれ激戦を制して選ばれました。
日本はしばらく総選挙モードに突入したようです。
西淀川公害資料集編纂事業が順調に進んでいくことを願っています。

今日の編集委員会は、先月26日から都合で開催できなかったため、一か月遅れに開いたものです。
編集委員は大阪公立大学文学部長・文学研究科長の佐賀朝教授、岡山大学文学部准教授の松岡弘之准教授のお2人です。
小生が、前回6月17日以来の作業進捗状況を報告し、資料が、他の章や他の節にも関わっていることを見出したことを紹介する。例えば緑化推進委員会の運動が、第2章「学校の公害問題」に配列した別の資料の中にも書かれています。つまり、広い視野を持って資料を見ていかねばならないことです。
この問題提起をきっかけに、資料の解説を資料ごとにつける方が読者に親切だという主張も出るなど、会議はにわかに活発化した。
私としては、身を切る思いで掲載を諦める資料が沢山あり、その中でさらにページ数を削減しかねない「解説」は可能な限り減らしたいという思いがあり、色々とやりとりを行った。その後資料集全体のねらいについて思いつくままに語った。10分前後の時間を掛けたようである。いい発言だったように思うが、長いので内容は本が出来た時に解説の中で紹介したいと思う。

午後からは、前回までに事務方と私との間で進んでいた作業の進路の違いによって生じた若干のデータの不整備について、相互に確認し合った。
「あれ、今朝までちゃんと入っていたデータだったのだが、どこへいったのだろう」といったため、ミナコさんが探してくれたが、なかなか見つからない。
「どれどれ」と私がパソコンを操作してみた。やっぱり見つからない。
「おかしいなぁ、今朝はちゃんと入れていたんだけど」
と言っているうちに、ひょっこり問題の資料データが見つかる。
こうして見つかった時には、なんだかうれしくなった。
まだまだ先は長いなぁと思った。

 

2024.9.30 小田康徳

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あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

【ご寄附のお願い】「西淀川公害がわかる資料集」のための寄附を募集しています。どうぞみなさまの寄附でこの活動を支えていただきますようお願いいたします。
■寄附の方法はこちら https://www.aozora.or.jp/ecomuse/contibution_doner

※資料集のウェブ版作成には、(独法)環境再生保全機構地球環境基金助成金を活用しています。

#おもろいわ西淀川
#にしよど
#魅力発信サポーター
#エコミューズ
#西淀川公害がわかる資料集

市川国際奨学財団 研修受入(9/12)

9月12日午後13時から、市川国際奨学財団の留学生8名、引率者1名の研修を受け入れました。留学生である筆者も列席させてもらいました。

今回の研修に参加する留学生の7名が中国籍、1名がマレーシア籍であり、たまたま全員中国語が喋れるのだと引率者の大窪さんから紹介されました(大窪さんも中国語が喋れる)。参加者は近畿圏の大学に在籍、または進学準備をしている学部4年生から博士課程の学生です。研究分野は、戦後日本文学、言語・教育学、心理学、環境経済学など多岐にわたった分野です。

ひと通り自己紹介が終わり、あおぞら財団事務局長・藤江が西淀川区の公害の歴史、公害訴訟およびあおぞら財団の誕生について紹介しました。

公害裁判の結果-和解

そして、西淀川公害患者である須恵さんと西淀川公害患者と家族の会事務局長の上田さんの話を聞きました。須恵さんから公害患者の生の話を聞いて、公害問題にどれくらい影響されたのかを沁みるほど感じました。

須恵さんが自分が経験した公害を語っている

公害や公害地域をより深く理解できるように、次はタンデム自転車をこぎ出し、大野川緑陰道路や西島工業地域を走ります。

タンデム自転車を練習する

水防碑-水災害に弱い西淀川区

淀川堤防で眺める

工業地域で走る

その後、あおぞらビルに戻り、振り返りをしました。初めて公害について真剣に考える人も、環境問題をテーマとして研究してきた人も、公害や環境問題に対する理解が一層深まったようです。

感想がまとまった

引率者の大窪さんは、「研究というのは一人で研究室に引きこもってするだけではなく、色んな人と話して、考えないといけない」とおっしゃいました。ごもっともだと思います。紙で習得した知識は、実際にフィールドワークを通してから、さらに深くなると思います。今回の研修は、皆様の研究やこれからの日本での生活に活かしていただければ幸いと思います。

【参加者の感想(抜粋)】

  • 一人で勉強ばかりして頭でっかちになっていくのではなく、今生きている世界にもっと目を向けて、 色んな人の話に耳を傾けるべきだという反省を含めて、非常に有意義な時間を過ごせました。
  • 澄んだ青空に感謝し、環境保護がますます世界の共通認識となり、多くの人がそのために努力していることを感じました。
  • 他の参加者と意見を交わし、異なる背景を持つ人々がそれぞれの視点から環境問題に取り組んでいることを知り、 自分自身も研究生活の枠を超えて、広い視野を持ち、周囲の世界にもっと関心を持つべきだと感じました。
  •  今後は環境の維持にさらに注意を払っていきたいと思います。淀川の自然と環境の大切さを再認識する貴重な体験でした。
  •  歴史から学ぶことは大事であり、私たち若い世代も公害や環境問題に真剣に向き合うべきだと感じています。
  • 緑豊かな街並みを進む中で、 かつての公害の影響を感じさせないほど美しく再生された姿を目の当たりにしましたが、その美しい風景の裏には、 長い歴史の中で多くの人々が努力し、苦しみを乗り越えてきた歴史があることを忘れてはならないと思います。
  •  公害患者さんとの対話を通じて、大気汚染が人々の日常生活と健康状態にどれほど恐ろしい影響を与えますか実感しました。 そのため、環境保護の重要性をさらに意識しました。

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市川国際奨学財団HPで今回の研修の紹介がされています。
https://iisf.jp/activities/2024/september.html

(記 あおぞら財団バイト・王子常)

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あおぞら財団では、フィールドワークや公害患者さんの語り部などを取り入れたオーダーメイドの授業、研修を行っています。SDGs達成に向け、パートナーシップで問題解決に取り組んだ大気汚染公害の経験を、現地で学んでみませんか?
あおぞら財団の授業、研修に興味のある方はこちら↓をご覧ください。
研修・教育(「あおぞら財団の研修・教育」のページに移動します)

 

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2024年9月30日9:55 AM
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