エコツーリズム体験ツアー視察:被災地訪問記「2日目ツアーの下見編」
5月10日(1日目)の様子はこちら
ごはんの写真からですいません。朝ごはん、とてもおいしかったもので…
朝少し宝来館の周りを散歩しました。
宝来館は根浜地区にあり、震災前はトライアスロンの大会が開かれたりする海岸です。現在は津波の被害で、がれき等が残っている状態です。ここをきれいにして、また人に来てもらうためにトライアスロンのスイムのみですが8月に大会を開くことになりました。そのためにこの地域をきれいにしたいということで、今回のツアーでは清掃ボランティアを行います。
この日は三陸ひとつなぎ自然学校の伊藤さん 柏﨑さんに同行してもらい、被災地エコツーリズム体験ツアーのプログラムを考えました。
まず宝来館で私たちの希望を伝え、どんなことができるかについて提案をいただくなど、ツアーのイメージを共有しました。
途中、宝来館女将の岩﨑さんが登場。避難先でのお話や、復興に向けた思いを聞くことができました。
実際にまわってみようということで、車に乗り釜石を案内してもらいました。
津波の被害が甚大だったが、小学生と中学生が全員避難し無事だった「奇跡の学校」と称される鵜住居小学校を見ました。校庭にはがれきが積まれ、校舎の3階部分には車が突き刺さるなど。信じがたい光景がありました。
ここでお昼の時間になったので釜石駅前にあるシープラザ釜石でごはんを食べました。海鮮がおいしく、いくらの嫌いな私が初めて「いくらがうまい」と思うほど。ツアーの最終日のここへはお昼に寄ります。
昼食のあと、平田地区にある仮設住宅へ行きました。ここで案内してもらっている伊藤さんのお父さんが登場。伊藤さんのお父さんは津波に車ごと飲み込まれときのことを刻々と話してくれました。
新聞などで話題になっているコミュニティスペース「みんなの家」も紹介してもらいました。この仮設住宅は玄関が隣の棟と向かい合わせになっていて、ウッドデッキでつながっているコミュニティケア型仮設住宅として知られています。
そのあと、釜石大観音へ。釜石市中心部を守ったとされるギネス級の防波堤を上から眺めることができます。
この日は釜石を拠点に支援活動を展開している北海道のNPO法人ねおすの事務所が入っている仮設住宅へ泊まらせてもらうことに。ちょうどボランティアできていた5人の方も含め、大槌町にある復興食堂でごはんを食べました。
この復興食堂のある場所も津波によって壊滅的な被害を受け、周辺にはほとんど建物がありませんでした。
帰ってボランティアの人たちと一緒にお話をし、次の日に備えて就寝しました。
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3日目につづく
記:相澤