あおぞら財団会員のつどい2012 あおぞら活動総選挙、開催しました!
6月10日(日)、当ビル3階にて「あおぞら財団会員のつどい2012 あおぞら活動総選挙」を開き、スタッフ含め25名が参加しました。はじめに藤江事務局長より冒頭の挨拶と、あおぞら財団が設立15周年を迎え、公益財団法人になったとの報告がありました。
次に総選挙のやり方について説明しました。
財団職員がアピールしたい10の活動を発表(趣旨、成果、課題など)し、
参加者1名につき3票、応援したいと思った活動に投票する形です。
①東日本大震災復興支援~廃油で走る車を送りました~
昨年4月に被災地へヒアリング調査へ行き、現地NPOから要望されたBDFで走るワゴンを5月に寄贈しました。その後、購入代金の寄付を呼びかけています。
②タンデム自転車交流会
大阪でタンデム自転車を楽しむ会会長の鈴木昭二さんが登場。障害者の方も自転車を楽しめるのが魅力です。
③西淀川で考える生物多様性
生物多様性という地球規模の課題に、西淀川をフィールドとして取り組みます。
スタッフとして講座の運営に関わった大阪府立大学の北野絵理さんが登場。
発表の合間の質疑・試食タイムでは、淀川で捕れたしじみ汁を味わいました。しじみは大阪市漁協で取り扱っています。
④HP・機関紙りべらがリニューアル
HPはシステムが使いやすくなり、財団も情報発信しやすくなりました。
りべらは、読むのが楽しい機関紙を目指し、デザインを一新しました。
⑤廃油回収~町会主体の仕組みづくり~
菜の花プロジェクトを通じて循環型社会に貢献しており、また高校生や区民の方など、
地域の方を巻き込んでの活動へと広がっています。
佃連合振興町会 津田安基さん、阿南雄一さんが登場。
⑥会員のつどいから生まれた、あおぞらイコバ物語
あおぞら財団会員のつどい2010で出た意見をきっかけで整備しました。地域の方との憩いの場(イコバ)が出来上がるまでと、開催したイベントなどを紹介しました。
ボランティアでイコバの改修・運営に関わった小坂茂樹さんが登場。
試食タイムでは、イコバで毎月あおぞら野菜市を開いている
カフェスロー大阪の有機紅茶とパウンドケーキを食べました。
⑦患者さんに呼吸リハビリテーション普及
ぜんそく患者さんは、重症な方ほど呼吸がつらいため、
少しでも楽に呼吸できる方法を地道に広めています。
西淀川公害患者と家族の会の永野千代子さんが登場。
⑧公害地域の今を伝えるスタディツアー
今まで富山、新潟、西淀川で実施した成果を発表しました。
ツアーの企画委員である高田研理事が登場。
⑨国際交流~深まる中国NGOとの交流
急激な成長を見せる中国。高度経済成長における日本の経験を活かすために、現地NGOなどとの交流を深めています。
⑩交通まちづくりプロジェクト2011
3月に発行した「西淀川おでかけマップ」と「にしよどがわ防災まちづくり通信」を紹介しました。
質疑では、「確かに西淀川は過去、公害がひどい地域だったが、今はきれいで住みよい環境になった。“公害地域”というアピールを続けて欲しくない」という意見も。その一方で「見た目には良くなったが、PM2.5のように目に見えない微粒子などの影響も心配。今後も注意が必要」など、様々な立場からの意見が聞かれました。財団としても悩むところです・・・。
その後、みなさんの投票タイム。
たくさんの声が寄せられました。
投票の結果、上位3活動を表彰しました。
第3位、タンデム自転車交流会『ノーマライゼーション賞』!
「車社会やバリアフリーを考えるきっかけになる」「楽しそう!」という意見が多かったです。
第2位、公害地域の今を伝えるスタディツアー『ビフォア・アフター賞』!?
「西淀川公害は財団活動の原点」「教科書では学べない日本の歴史」という意見がありました。
そして、第1位は・・・
廃油回収『みんなでやりま賞』!!
地域の方をしっかりと巻き込んでいる地域密着性、廃油回収というわかりやすい
取り組みが票を集めました。
終了後、懇親会が開催されました。
泡盛や国際交流で中国の環境NGOの人からいただいた白酒、
財団の研究員特製のサングリアなどドリンクが充実。
おつまみはご近所カマタ商店さんのおいしい料理や、サングリアを作ったあとの果物で作ったジャムなど。
参加者は好き好きに、語ったり食べたり飲んだり・・・あっという間の懇親会でした。
今回、会員のつどいを「活動総選挙」にすることで、選挙を通じた意見交換では各事業の良い点や課題を共有することができました。
また私自身、財団の様々な活動を知ることができました。
懇親会も、いろんな立場の方と交流ができました。今回の総選挙をきっかけに一人でも多くの方に「他の活動に参加してみたい!」と感じてもらえたなら嬉しいです。
財団はいつでも参加をお待ちしています。
インターン 平田
石田房子さんのコメント — 2012年7月6日 @ 10:33 AM
会員のつどい「活動総選挙」を拝見しました。楽しそう~~、
地域活動の意義を参加者みんなで高め合っていかれる様子を感じました。
この活動総選挙方法、いいですね。真似てみたいと思います。(石田)
aozorafoundationさんのコメント — 2012年7月6日 @ 5:35 PM
石田さま
コメントありがとうございます。総選挙方式は初めての試みでどうなるかと思ったのですが、とても盛り上がりましたよ。ぜひ、やってみてください。
おだいら