イベント「お買物ゲームde COを減らそう」を行いました
2010年8月21日(土)に吹田市立博物館で「お買物ゲームde COを減らそう」というタイトルでフードマイレージ買い物ゲームを行いました。
今回は小学生から年配の方まで幅広い年齢層の14人の方々が参加してくださいました。
最初にこれからやってもらうことと1970年代の時代背景の説明を行いました。
年配の参加者からは当時の主な交通手段として三輪自動車が活躍していたとのご意見を頂くことができました。
今回は現代の夏と冬、1970年代の夏と冬の4チームに分かれてゲームを行いました。
各チーム行き先と交通手段を選び、予算内で夕食の買い物をして、その絵を描いてもらいました。
ゲームの後、フードマイレージの説明を行いました。私たちのもとに食材が届くまでには、COの排出によって環境負荷がかかっていることや、運搬手段によってその大きさが変ることなどを説明しました。
吹田には貨物駅があるためか、小学生や中学生からも運搬手段としてすぐに「貨物」の名前が出たのは驚きました。
日本のフードマイレージは世界一であり、それには私たちの食生活が関係していることや、日本の食料自給率の低さなどを説明し、地元である大阪(吹田)ではどのような農産物があるかを紹介しました。
今まで私が参加したワークショップでは、大阪の食料自給率が2%と聞くと驚く人が多かったのですが、今回、中学生からは2%もあるなんて「大阪がんばってる」という意見が出て面白かったです。
フードマイレージの増加は交通網の発達によるトラック輸送の増加とも関係しており、また、私たちが買い物に行くときの交通手段によっても大きく増加することを説明しました。
ゲームで数えた★(=CO20g)にも交通手段による★を追加し、3位と4位が逆転することになりました。
買い物によって社会に対して自分の意見を表現することはすぐに誰でもできることです。今回参加してくださったご家族からも今日さっそくゲームを踏まえた買い物をするというお話を聞けて嬉しかったです。
(インターン生 森口)