日中・公害環境問題に関する研修プログラム(2/1前半)
■2月1日(金)
<前半>
・特定非営利活動法人きょうとグリーンファンド訪問
講義「市民共同発電所の活動と環境教育効果」(大西啓子氏)
おひさま発電所(凌ヶ岡保育園)視察
京都の五条に事務所がある「特定非営利活動法人きょうとグリーンファンド」を訪問し、市民共同発電の「おひさま発電所」の取り組みについて、大西啓子氏(同ファンド理事・事務局長)より説明を受けました。
今までは電力会社から買うしか選択肢がなかったが、電源を選べる世界をつくっていき、次の世代へ環境に配慮する心がけを伝えていきたいというお話がありました。
おひさま発電所の活動において、同ファンドでは、私立の幼稚園や保育園の屋根の上に太陽光パネルを取り付けています。そして、太陽のめぐみや自然の大切さを園児が学べるような環境学習プログラムを開発、提供しています。腹話術や紙芝居を使うことで、園児が楽しく体験的に学べる工夫がいっぱいでした。園児たちが家に帰って、家族に節電を呼びかけるなど、子どもが学ぶことで、大人にも効果が広がっていくことが大西氏の話からわかりました。
説明のあとは、実際に太陽光パネルを設置している凌ヶ岡保育園を視察しました。雨水のタンクやゴミの分別、廃油の回収ステーションのようすもあわせて見ることができました。
●移動中も盛り上がる
ちなみに、同ファンドの事務所は、「事務機のウエダビル」といって、築約40年のビルをリノベーションした建物の一室にあります。おしゃれなビルでしたので、いくつか写真をご紹介します。
※本事業は平成24年度大気汚染経験等情報発信業務の一環です。
記録・鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)