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ブログカテゴリー » 地域づくり

安全運転・燃費向上・コミュニケーションが広がる「お試しエコドライブ」ただいま発進中!


平成18年度地球環境基金を活用した「お試しエコドライブ」が好評発進中です。
2006年秋にスタートした「お試し」事業。「いいとはわかっていても初期投資が大きい」「話だけではピンとこない」という中小事業者、エコドライブに関心を寄せる市民のみなさんを対象にエコドライブの効果を実際に体感してもらおうというもので、すでに3社で実施、今も大阪星友運輸様で実施中です。

●取り組み支えるコミニケーション
2007年4月から始まった星友運輸様では、ドライバーさん2人、運行管理者さんが参加して5月23日、「エコドライブ交流会」(ワークショップ)を開催しました。

■苦労しました。腹が立つこと、困ること
では、ドライバーさんの日頃のご苦労が一気に噴出しました。

■エコドライブの効用
では、「身体が楽になった」「スピードを上げると視野が狭くなるので危ない」とさすがはプロドライバー。

■安全運転への思い
を聞かれてFさんは、「車内に家族の写真をおいている。中学生2人、2歳、生まれたばかりの子ども4人。写真を見ると落ち着く。土産を買って帰ると〜パパの元気な顔が一番!と言われる」と熱〜い答えが返ってきました。

●星友運輸・石田信行社長から一言
「今回の取り組みで、今まで見えなかったものが見えるようになった。僕らだけではできなかったことをやって頂いて感謝している」
ご苦労をかけたお二人のドラーバーさんには、あおぞら財団と社長の連名で表彰状をお贈りすることにしました。




Filed under: エコドライブ — aozorafoundation 公開日 2007年6月15日10:20 AM

これで宴会?!西須磨お花見ツアー


記:道路環境市民塾運営委員 岡田 修(大阪大学大学院生命機能研究科博士課程)

07年4月21日(土)、西須磨都市計画道路公害紛争調停団の宗岡さん、早川さん、各務さんに案内していただき、神戸市西須磨地区の道路見学を含めた、市民塾のあり方を考える会が行われました。道路環境市民塾の運営メンバー13名が参加しました。

第一部ではJR須磨駅〜国道2号線千守交差点〜中央幹線〜月見山、天井川公園〜須磨離宮公園の交通事情、道路整備の工夫や苦労、景観保全への期待、を含め説明を頂きながら歩き見学しました。
潮の香りがする須磨駅、住民活動により苦労の上に手に入れることができた広く段差の少ない歩道、電信柱が少なくおしゃれな街灯、気持ちよく歩ける道が存在する一方で、時差信号により事故の多発する千守交差点、山陽電鉄の踏み切りのために渋滞が多発し排気ガスのにおいがひどい戸政町4丁目交差点から県道の東側、利用計画を誤り渋滞が発生する離宮公園交差点など多くの問題を目の当たりにしました。

中央幹線の景観を守る素敵な道路や月見山天井川公園の多くの動植物が生えるビオトープを見学すると、市民活動の中でしっかり行政を見ることの大切さを知りました。

*左)中央幹線。自転車と歩行者も分離されていました。
*右)大井川公園ビオトープ。高速道路の高架下にあります。

第二部では、須磨離宮公園の高台にあるレストハウスより海の眺めを楽しみながらの昼食ののち、今年度第Ⅴ期を迎える市民塾の運営方針の議論を行いました。

議論では、宗岡さんの「しっかりつっこみ入れることのできる市民づくり」「道路問題は突然ふりかかってくる」との言葉に共感しながら、一方で「どうすれば一緒に活動する人を増やすことができるか」をふくめて今後もっと市民塾の第一回までに議論が必要という結果になりました。

*左)西須磨離宮公園 *右)会議の様子

第三部では、須磨離宮公園〜須磨寺〜千森線〜須磨駅をちょっとした歴史散歩。
須磨寺の熊谷直実、平敦盛像に源平合戦の思いをはせました。またカーブが多かった道路が直線の見やすい道路へ変化した千森線の様子を紹介していただきました。

手抜きをせず真剣に問題に立ち向かえば市民、住民ができることの大きさを再認識させられるツアーでした。西須磨都市計画道路公害紛争調停団の宗岡さん、早川さん、各務さん ありがとうございました。


*左)平家物語の古戦場、一の谷の景観が守れた中央幹線。高架道路が通る計画でした。
*右)須磨寺の平敦盛

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Filed under: 道路環境市民塾 — aozorafoundation 公開日 2007年4月27日4:52 PM

あおぞら財団設立10周年記念「地域からすすめる参加型まちづくりシンポジウム(3/17)」


                 地域からすすめる参加型まちづくりシンポジウム企画会議
                    入江智恵子 記(大阪市立大学大学院経営学研究科)

2007年3月17日(土)、大阪府商工会館にて「地域からすすめる参加型まちづくりシンポジウム」が行われました。当日は、大阪市域だけではなく、徳島、鳥取、名古屋、東京など各地から154名の参加者が集まり、「参加型まちづくり」に対する関心の高さが伺われました。

まず第1部では、大久保昌一先生(大阪大学名誉教授)から「持続可能な都市のあり方−なぜ参加型まちづくりが必要か−」というテーマでの特別講演がなされました。

第2部では、まちづくりタウンミーティングと称して、「わたしのおおさか、こんなまちにしたい!大放談会」が行われました。

大放談会の名にふさわしく、大阪市内でまちづくりに取り組む5名の方々の発言(※)を皮切りに、實清隆さん(大阪市住之江区)をはじめとして、フロアからも次々と発言がなされました。
(※)
 小田切聡氏(株式会社道頓堀スタジオジャパン、上町台地からまちを考える会)
 阪本一恵氏(新京橋商店街新興組合)
 栂紀久代氏(脳脊髄液減少症患者団体「サン・クラブ」、
         LLP(有限責任事業組合)ユニバーサルデザイン会社、
         大阪産業大学客員講師)
 池田恭和氏(株式会社関西総合研究所)
 藤江徹氏(財団法人公害地域再生センター(あおぞら財団))

コメンテーターとして、大久保規子先生(大阪大学大学院法学研究科教授)、塩崎賢明先生(神戸大学大学院自然科学研究科教授)、新田保次先生(大阪大学大学院工学研究科教授)、コーディネーターとして植田和弘先生(京都大学大学院経済学研究科教授)が登壇され、発言者の提案や質問について、専門的な観点からの議論の整理もなされ、参加者が真剣にメモをとる姿も見られました。

最後に第3部では、まとめとして、まちづくりを“大きなまちづくり”と“身近なまちづくり”2つの視点から捉え、何よりもまず、まちづくりを参加型で行うためのシステム(ルール)を作ることの重要性が指摘されました。まず従来型の参加のシステムを市民がフルに活用していくこと、そして1人ではなくNPOなどの組織を活用するなどして、みんなで取り組むことが大切だということが確認されました。

今回の企画を通じて、何かを目指して既にまちづくりに取り組んでいる人、何かに困っていてまちづくりを始めたい人、取り組みの中で悩んでいる人など、それぞれが、“自分のまち”についての思いを伝え合い、共感し合うことができたのではないかと思います。
しかし、参加型まちづくりをどう実現していくのか、その具体的・現実的な手法や戦略(?!)は、まだ今後の課題として残っています。こうした“まちづくりタウンミーティング”を第2回、第3回へと継続していくことが、求められていると思います。

最後に塩崎先生のコメントから。
「どこかの“文化都市”ではなく、“自分のまち”の魅力に気づくこと」、「(自分のまちにも)本当は宝がたくさん詰まっている」。
そういうまちであって欲しいと同時に、身近なまちに愛着を持てる自分でありたいと思いました。




Filed under: イベント案内,事務局より,環境再生・まちづくり — aozorafoundation 公開日 2007年3月30日11:41 AM

エコドライブシンポジウムを開催 「エコドラ新年会 〜発表します!2年目の成果〜」(1/31)


平成15年からスタートしたあおぞら財団のエコドライブ(環境にやさしい運転)推進事業は、平成18年度地球温暖化防止活動環境大臣賞に選ばれました。その成果を確認し、問題点や課題などを共有するためのシンポジウムを2007年1月31日に開催しました。
シンポジウムには、事業者・行政関係者・市民など130名の方に参加いただきました。

当日は、新田保次氏(大阪大学教授)や吉田雄亮氏(大阪大学修士)から研究結果が報告(燃費が1割程度向上など)されるとともに、実際にエコドライブを実践している運行管理者やドライバーの方々から、「後ろの車に追い越されるのがうっとおしいなと思っていたが、今は慣れた」、「スピードオーバーで捕まる心配がなくなった」、「子どもに誇れる運転を続けていきたい」など、現場での苦労や成果を発言いただきました。

当日の参加者からの意見を紹介しますと、「エコドライブが、燃費の向上だけでなく、事故も減るというのは重要だ」、「継続していくのが大変だ」、「エコドライブを実行するのは人であり、人のつながりが大切だと感じた」、「地球環境保全も我々一人一人の行動によって変えていけると感じた」などでした。


少しずつ、取り組みの輪が拡がってきています。今後も、取り組みを継続し、自家用車も含め、地域全体に拡がっていくようにしていきたいと思います。




Filed under: エコドライブ — aozorafoundation 公開日 2007年3月2日5:13 PM

地域からすすめる参加型まちづくりシンポジウム(3/17)・まちづくりの取り組みを発言してくれる方々を紹介!


大阪のまちをよくしていくためにはどうすれば良いのか?何ができるのか?
まずは多くの人が、意見を出し合い、ともに考える場をつくっていくことが第一歩。

地域からすすめる参加型まちづくりシンポジウム(3/17)では、
第Ⅰ部での
大久保昌一先生の(大阪大学名誉教授、都市論・行政論)ご講演、
 「持続可能な都市のあり方−なぜ参加型まちづくりが必要か−」を受けて
第Ⅱ部では、参加型で行うまちづくりのあり方を、参加型で考える 
まちづくりタウンミーティングを行います。
わたしのおおさか、こんなまちにしたい!をテーマに、
司会の 
植田和弘先生(京都大学大学院経済学研究科教授、環境経済学)
コメンテーターの
大久保規子先生(大阪大学大学院法学研究科教授、環境法・行政法)
塩崎 賢明先生(神戸大学大学院自然科学研究科教授、都市計画)
新田 保次先生(大阪大学大学院工学研究科教授、交通システム)を交え、
実際にまちづくりに取り組んでいる次の方々に、その熱い思いを語ってもらいます。

紹介文:清水万由子 記(京都大学大学院 地球環境学舎)
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池田恭和さん(株式会社関西総合研究所 代表取締役)
 (関西総研HP

行政の言葉はむつかしくてわからない、仕事をせんと市民にいろんなことをおしつけてきよる。同じ“まち”に関係していながら、いままで行政と市民は接点や交流がありませんでした。最近、“協働”・“パートナーシップ”といわれるように、市民の“力”をまちづくりに活かそうとしています。その両方の立場からつないでいこうとしているのがコンサルタントの池田さん。
でも実は、夏休みにちびっこと一緒にラジオ体操をやったりする、地域の福祉の問題をいろんな人と一緒に考えている西淀川のおっちゃんでもあるのです。
池田さんの頭の中では行政が描く将来の姿と、市民・子どもたちが取り組む今の動きを結びつけようとごちゃごちゃしているそうです。「えぇまちにしたいやん!」、「もっとみんなと一緒にやりたいやん」と思うからこそがんばっているそうです。
まちの現実をいろんな角度で見ている池田さんの、ガッテン!な提案が楽しみです。

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小田切聡さん(NPO西代官山クラブ 代表、上町台地からまちを考える 会理事)
 (NPO西代官山クラブHP

「おれの地元はこんなすごいとこやねん!」
大阪のど真ん中、上町台地で生まれ育った小田切さんは、どこへ行っても同じ顔の繁華街で遊ぶのに飽きてきた頃、上町台地の歴史や文化のすばらしさに気づき、それを伝えたい!という欲求を追求してきたんだそうです。
その結果が、上町台地ツアーだったり、なにわ伝統野菜ブログ&グッズだったり、日本酒までつくってしまったり。
どこまでも止まらない小田切さんの”まちプロデュース”は苦あり楽あり、でもやっぱり楽しそうです。

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阪本一恵さん (新京橋商店街振興組合 理事)
新京橋商店街HP) 
「花詩の種」イベントの紹介

買い物だけじゃない、人が寄って話に花が咲く商店街にしたい!
そんな思いと、アーケードに活花を飾るというアイディアをかけて、新京橋商店街の名物イベント「花詩の種」をひっぱっているのが阪本さん。
大阪の伝統野菜を集めた「土いなか市」や花いっぱいの「オランダ祭り」を開催するど、“種”は商店街を盛り上げるべく、すくすく育っているそうです。
最近では花の水やりをしたい!というボランティアの方も出てきて、花のある商店街がすっかり定着してきたみたい。
イベントを通していろいろな人に出会い、そこから新しい活動を生み出す、阪本さんはそんな商店街のお母さんのような方です。

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栂紀久代さん(有限責任事業組合 ユニバーサルデザイン社会 組合員、大阪産業大学客員講師)
 (トガキクヨ・ドットコムHP

千船駅前の放置自転車がなくなったのを知っていますか?対策を呼びかけて、解決のきっかけをつくったのが栂さん。
パワーあふれる栂さんも、昼夜を問わず街をあちこち歩き回ると、「三ざる(見ざる・言わざる・聞かざる)」になりたくなる。というのも、街にも、人にも、あまりにも思いやりがないと知らされるから・・・
事故で後遺症を負い、車椅子の生活を続けている栂さんがそれでも街に出るのは、誰かが言わなければ何も変わらないから。
西淀川に、この人あり。

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会場発言 もおまちしていますので、ぜひご参加ください!(イベントチラシはこちら




Filed under: イベント案内,事務局より,環境再生・まちづくり — aozorafoundation 公開日 2007年3月1日5:17 PM
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