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2007年度 手元版自転車マップづくりへの道


あおぞら財団 インターン  同志社大学 島中裕子

8月3日 午前:雨 午後:くもり、強風
やや微妙な天気の中、自転車マップづくりが行われました。今回は、これまでの大型の自転車マップを手元版にするために、もう一度、危険箇所やあやふやな点を調査し直すという目的での走向チェックを行いました。
今回のメンバーは、財団の林さん、西淀川高校の辻先生、西淀川高校生3名、私の計6名だったので、林班と辻班の2つに分かれて行いました。ちなみに、私は、辻班でした。


私達の班は、主に、淀川の河川沿いの道を大阪湾に向かって走りました。天気も曇りであったため、風邪が気持ちいい〜!! と最初は思ったのですが、それもつかの間でした。この日は、特になのかも知れませんが、とりあえず、ものすっごい強風でした!!河川沿いの道は、自転車道が狭い上に、坂道が多く、ガードレールがない所もあり、大型のトラックが横を通ると、とても怖かったです。
また、砂やゴミが散乱していて、風でまいあがり、臭いがきつく、目にゴミが入ったり、喉がイガイガしました。
この日は、風が強かったこともあり、ウィンドサーフィンをしに来ている人が多かったため、路上駐車もひどかったです。

その他にも踏切地点で、急に自転車道が無くなったり、

上に鉄道が走っているため、どう考えても通れない道があったり、

通り抜けるのに困難な、道があったり、

自転車道のすぐ横が、崖のようになっていたり、

と、危険なところが沢山ありました。
せっかくの素敵な景色が台無しでした。西淀川高校の辻先生は、河川沿いの道からの景色を見ながら、“景色だけ見てたら、マンハッタンみたいなのにな〜”とつぶやいていました(笑)

私は、久々に自転車に乗ったのですが、意外と涼しくて気持ちよかったです!いつも電車の中から見ている淀川に、実際に行けたことは、良い思い出となりました。しかし、実際に自転車で走ってみることで、危険だなと感じる点も多くありました。西淀川の人々が、もっと快適に、そして安全に、自転車ライフを送るためにも、この自転車マップをどんどん進化させていって下さい!!
                  西淀川のマンハッタンを目指して!






Filed under: インターン生,自転車マップ — aozorafoundation 公開日 2007年8月6日2:52 PM

安全運転・燃費向上・コミュニケーションが広がる「お試しエコドライブ」ただいま発進中!


平成18年度地球環境基金を活用した「お試しエコドライブ」が好評発進中です。
2006年秋にスタートした「お試し」事業。「いいとはわかっていても初期投資が大きい」「話だけではピンとこない」という中小事業者、エコドライブに関心を寄せる市民のみなさんを対象にエコドライブの効果を実際に体感してもらおうというもので、すでに3社で実施、今も大阪星友運輸様で実施中です。

●取り組み支えるコミニケーション
2007年4月から始まった星友運輸様では、ドライバーさん2人、運行管理者さんが参加して5月23日、「エコドライブ交流会」(ワークショップ)を開催しました。

■苦労しました。腹が立つこと、困ること
では、ドライバーさんの日頃のご苦労が一気に噴出しました。

■エコドライブの効用
では、「身体が楽になった」「スピードを上げると視野が狭くなるので危ない」とさすがはプロドライバー。

■安全運転への思い
を聞かれてFさんは、「車内に家族の写真をおいている。中学生2人、2歳、生まれたばかりの子ども4人。写真を見ると落ち着く。土産を買って帰ると〜パパの元気な顔が一番!と言われる」と熱〜い答えが返ってきました。

●星友運輸・石田信行社長から一言
「今回の取り組みで、今まで見えなかったものが見えるようになった。僕らだけではできなかったことをやって頂いて感謝している」
ご苦労をかけたお二人のドラーバーさんには、あおぞら財団と社長の連名で表彰状をお贈りすることにしました。




Filed under: エコドライブ — aozorafoundation 公開日 2007年6月15日10:20 AM

これで宴会?!西須磨お花見ツアー


記:道路環境市民塾運営委員 岡田 修(大阪大学大学院生命機能研究科博士課程)

07年4月21日(土)、西須磨都市計画道路公害紛争調停団の宗岡さん、早川さん、各務さんに案内していただき、神戸市西須磨地区の道路見学を含めた、市民塾のあり方を考える会が行われました。道路環境市民塾の運営メンバー13名が参加しました。

第一部ではJR須磨駅〜国道2号線千守交差点〜中央幹線〜月見山、天井川公園〜須磨離宮公園の交通事情、道路整備の工夫や苦労、景観保全への期待、を含め説明を頂きながら歩き見学しました。
潮の香りがする須磨駅、住民活動により苦労の上に手に入れることができた広く段差の少ない歩道、電信柱が少なくおしゃれな街灯、気持ちよく歩ける道が存在する一方で、時差信号により事故の多発する千守交差点、山陽電鉄の踏み切りのために渋滞が多発し排気ガスのにおいがひどい戸政町4丁目交差点から県道の東側、利用計画を誤り渋滞が発生する離宮公園交差点など多くの問題を目の当たりにしました。

中央幹線の景観を守る素敵な道路や月見山天井川公園の多くの動植物が生えるビオトープを見学すると、市民活動の中でしっかり行政を見ることの大切さを知りました。

*左)中央幹線。自転車と歩行者も分離されていました。
*右)大井川公園ビオトープ。高速道路の高架下にあります。

第二部では、須磨離宮公園の高台にあるレストハウスより海の眺めを楽しみながらの昼食ののち、今年度第Ⅴ期を迎える市民塾の運営方針の議論を行いました。

議論では、宗岡さんの「しっかりつっこみ入れることのできる市民づくり」「道路問題は突然ふりかかってくる」との言葉に共感しながら、一方で「どうすれば一緒に活動する人を増やすことができるか」をふくめて今後もっと市民塾の第一回までに議論が必要という結果になりました。

*左)西須磨離宮公園 *右)会議の様子

第三部では、須磨離宮公園〜須磨寺〜千森線〜須磨駅をちょっとした歴史散歩。
須磨寺の熊谷直実、平敦盛像に源平合戦の思いをはせました。またカーブが多かった道路が直線の見やすい道路へ変化した千森線の様子を紹介していただきました。

手抜きをせず真剣に問題に立ち向かえば市民、住民ができることの大きさを再認識させられるツアーでした。西須磨都市計画道路公害紛争調停団の宗岡さん、早川さん、各務さん ありがとうございました。


*左)平家物語の古戦場、一の谷の景観が守れた中央幹線。高架道路が通る計画でした。
*右)須磨寺の平敦盛

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道路環境市民塾運営委員も募集中!詳しくはコチラ





Filed under: 道路環境市民塾 — aozorafoundation 公開日 2007年4月27日4:52 PM

あおぞら財団設立10周年記念「地域からすすめる参加型まちづくりシンポジウム(3/17)」


                 地域からすすめる参加型まちづくりシンポジウム企画会議
                    入江智恵子 記(大阪市立大学大学院経営学研究科)

2007年3月17日(土)、大阪府商工会館にて「地域からすすめる参加型まちづくりシンポジウム」が行われました。当日は、大阪市域だけではなく、徳島、鳥取、名古屋、東京など各地から154名の参加者が集まり、「参加型まちづくり」に対する関心の高さが伺われました。

まず第1部では、大久保昌一先生(大阪大学名誉教授)から「持続可能な都市のあり方−なぜ参加型まちづくりが必要か−」というテーマでの特別講演がなされました。

第2部では、まちづくりタウンミーティングと称して、「わたしのおおさか、こんなまちにしたい!大放談会」が行われました。

大放談会の名にふさわしく、大阪市内でまちづくりに取り組む5名の方々の発言(※)を皮切りに、實清隆さん(大阪市住之江区)をはじめとして、フロアからも次々と発言がなされました。
(※)
 小田切聡氏(株式会社道頓堀スタジオジャパン、上町台地からまちを考える会)
 阪本一恵氏(新京橋商店街新興組合)
 栂紀久代氏(脳脊髄液減少症患者団体「サン・クラブ」、
         LLP(有限責任事業組合)ユニバーサルデザイン会社、
         大阪産業大学客員講師)
 池田恭和氏(株式会社関西総合研究所)
 藤江徹氏(財団法人公害地域再生センター(あおぞら財団))

コメンテーターとして、大久保規子先生(大阪大学大学院法学研究科教授)、塩崎賢明先生(神戸大学大学院自然科学研究科教授)、新田保次先生(大阪大学大学院工学研究科教授)、コーディネーターとして植田和弘先生(京都大学大学院経済学研究科教授)が登壇され、発言者の提案や質問について、専門的な観点からの議論の整理もなされ、参加者が真剣にメモをとる姿も見られました。

最後に第3部では、まとめとして、まちづくりを“大きなまちづくり”と“身近なまちづくり”2つの視点から捉え、何よりもまず、まちづくりを参加型で行うためのシステム(ルール)を作ることの重要性が指摘されました。まず従来型の参加のシステムを市民がフルに活用していくこと、そして1人ではなくNPOなどの組織を活用するなどして、みんなで取り組むことが大切だということが確認されました。

今回の企画を通じて、何かを目指して既にまちづくりに取り組んでいる人、何かに困っていてまちづくりを始めたい人、取り組みの中で悩んでいる人など、それぞれが、“自分のまち”についての思いを伝え合い、共感し合うことができたのではないかと思います。
しかし、参加型まちづくりをどう実現していくのか、その具体的・現実的な手法や戦略(?!)は、まだ今後の課題として残っています。こうした“まちづくりタウンミーティング”を第2回、第3回へと継続していくことが、求められていると思います。

最後に塩崎先生のコメントから。
「どこかの“文化都市”ではなく、“自分のまち”の魅力に気づくこと」、「(自分のまちにも)本当は宝がたくさん詰まっている」。
そういうまちであって欲しいと同時に、身近なまちに愛着を持てる自分でありたいと思いました。




Filed under: イベント案内,事務局より,環境再生・まちづくり — aozorafoundation 公開日 2007年3月30日11:41 AM

エコドライブシンポジウムを開催 「エコドラ新年会 〜発表します!2年目の成果〜」(1/31)


平成15年からスタートしたあおぞら財団のエコドライブ(環境にやさしい運転)推進事業は、平成18年度地球温暖化防止活動環境大臣賞に選ばれました。その成果を確認し、問題点や課題などを共有するためのシンポジウムを2007年1月31日に開催しました。
シンポジウムには、事業者・行政関係者・市民など130名の方に参加いただきました。

当日は、新田保次氏(大阪大学教授)や吉田雄亮氏(大阪大学修士)から研究結果が報告(燃費が1割程度向上など)されるとともに、実際にエコドライブを実践している運行管理者やドライバーの方々から、「後ろの車に追い越されるのがうっとおしいなと思っていたが、今は慣れた」、「スピードオーバーで捕まる心配がなくなった」、「子どもに誇れる運転を続けていきたい」など、現場での苦労や成果を発言いただきました。

当日の参加者からの意見を紹介しますと、「エコドライブが、燃費の向上だけでなく、事故も減るというのは重要だ」、「継続していくのが大変だ」、「エコドライブを実行するのは人であり、人のつながりが大切だと感じた」、「地球環境保全も我々一人一人の行動によって変えていけると感じた」などでした。


少しずつ、取り組みの輪が拡がってきています。今後も、取り組みを継続し、自家用車も含め、地域全体に拡がっていくようにしていきたいと思います。




Filed under: エコドライブ — aozorafoundation 公開日 2007年3月2日5:13 PM
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