あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

ブログカテゴリー » 防災教育・にしよど親子防災部

災害時要援護者の避難支援セミナーの参加者を募集しています

西淀川区で、災害時の要援護者の避難支援に関するセミナー、避難訓練を行います。
地域の防災に興味のある方はぜひご参加ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
みんなで守る!みんなで助かる!
災害時要援護者の避難を一緒に考えよう
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

第1回セミナー(終了しました)
・日時 10月15日(月) 18:30~20:30
・場所 西淀川区役所5階会議室
・内容 「災害時の要援護者支援の基礎的知識の習得
西淀川区の防災の取り組み紹介」
・講師 栂 紀久代氏(ユニバーサルデザイン社会)

第2回セミナー(終了しました)
・日時 10月22日(月)18:30~20:30
・場所 西淀川区役所5階会議室
・内容 「要援護者支援の体験と地域の災害情報の見える化」

③避難訓練(定員20名)
・日時 11月4日(日)9時
・場所 佃地区(新佃公園佃西小学校
・集合場所 新佃公園
・内容 佃地区防災訓練に合わせた要援護者の避難訓練

<参加費>
・無料

<お申込み>
災害時要援護者避難支援セミナーチラシ
:mousi:
氏名、職業・所属、連絡先、参加を希望される回を記入の上、上記のメールフォーム、FAX、E-mailのいずれかでお申し込みください。
定員がありますので、事前にご連絡ください。
(Fax) 06-6478-5885
(e-mail) webmaster@aozora.or.jp

<お問合わせ>
(Tel) 06-6475-8885  担当:藤江、平田、谷内

<主催・後援>
主催:あおぞら財団    後援:大阪市西淀川区役所

先行して、明石で同様の取り組みを行っています。
明石の取り組みはこちら↓
7/25 望海地区 第1回セミナー 8/8 望海地区 第2回セミナー
8/26、8/28 防災セミナー8/31 明石市藤江地区避難訓練

本事業は、「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」を受けています。
フェイスブック「みんなで守る!みんなで助かる!災害時の要援護者支援!」もあります。

Filed under: イベント案内,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2012年10月19日1:45 PM

「西淀川区 第1回 災害時要援護者支援セミナー」を開催しました

■みんなで守る!みんなで助かる! 災害時要援護者の避難を一緒に考えよう! 第1回セミナー
■日時:10月15日(月) 18:30~20:30
■場所:西淀川区役所5階会議室
■主催:あおぞら財団
■後援:大阪市西淀川区役所

10月15日に「災害時要援護者の避難を一緒に考えよう!西淀川区 第1回セミナー」を開催しました。
参加者数は、一般参加者20名、区役所職員7名、スタッフ6名の合計33名でした。

■「災害時の要援護者支援の基礎的知識の習得」 栂紀久代氏(ユニバーサルデザイン社会)
ユニバーサルデザイン社会の栂さんからは、ユニバーサルデザインの考えや7原則、車イスの方の具体的な介助方法、視覚障害者の意見の紹介、便利グッズの紹介(歩道くん簡易トイレ救助担架フレストおんぶひもお手伝い・医療バンダナ)、災害時の個人情報の扱いなど要援護者支援に関する考え方、さらに今後の活動や自主防災組織のあり方まで、1時間に渡って講演がありました。

ブログ②

■西淀川区役所の防災の取り組み紹介

区役所からは、区が行っている防災の取り組みについて、西淀川区(大阪市)ではどのような被害が想定されるか、そのために行っている取り組みとして津波避難ビル指定、防災マップ作成、防災訓練、各種搬送・誘導訓練、避難所開設運営訓練などの紹介がありました。(参考:西淀川区の防災の取り組み

ブログ③

■当事者から「障害者の避難・日頃からのバリアフリー」について 鈴木昭二氏(視覚障害)

視覚障害者である鈴木さんからは、当日にこの会場に来るまでに起こったこと(杖が壊れたため、急遽、交通機関をバスから電車に変更し、途中で何人もの方に助けていただいたこと)を事例に、視覚障害者が日々いかに困難に直面しているかのお話がありました。現在、パソコンなどの機器の発達により視覚障害者でも情報を得やすくなっているけれど、人の助けに勝るものはないため、普段からの周囲との付き合いを大切にしている、そうしたことが災害時には必ず生きてくるとのお話でした。

ブログ④

■要援護者支援を進めるにあたってのQ&A

質疑応答では、視覚障害のある参加者の方から、「今までこうした情報を知らずにいた。今後具体的にどうしていけばよいか」といった意見がありました。町会長をされている方からは、「地域を守るには、町会できっちりやらないといけない。こうしたセミナーはぜひ防災関係者が集まる場でも話して、多くの方の意識を高めてほしい」との声がありました。また、「今までは(障害者の方を見かけても)助けたい気持ちはあっても声を掛けられずにいた。今日の話を聞いてとても反省している」との声もありました。

全体2

栂さんから、具体的にどうしていけばよいかについて、「当事者の方も声をあげてもらう。当事者の方が声をあげれば、支援者も助けやすくなる。みなさんが視覚障害者、聴覚障害者、車いす利用者の介助方法を知ることで大きく変わる」とお話がありました。さらに「お手伝いしましょうかと声をかけづらいとよく言われる。そうした時に(セミナー内で紹介した)お手伝いバンダナを見せると一目でわかり、障害者は声を掛けてもらいやすい、周りの健常者も声を掛けやすい」と紹介がありました。

s-P1220732

今回のセミナーは、忌憚のない意見が出て、みんなで災害時要援護者支援に取り組むことの重要さを共有できたと思います。

セミナー後のアンケートからは、「自治会で要援護者名簿が出ているのに全く利用できていない、どう活かすべきか」「家族が要援護者なので、具体的な搬送の仕方など教えてほしい」といった現状の災害時要援護者対策に対する意見がみられました。また、「 このようなセミナーや訓練などを繰り返しつつ、一般市民に広く知らせることが必要」「 もっと多くの方々に参加して欲しかった。」と、こういった取り組みを広げていくべきだという意見もありました。
■今後について

第2回セミナー(10月22日)では、今回のセミナーの内容をふまえて、地域の災害情報の見える化、要援護者支援方法の体験などを行う予定です。第2回セミナー、避難訓練はまだ定員に余裕がありますので、興味のある方はぜひご参加ください。

セミナー・避難訓練の概要・申込はこちら↓
https://aozora.or.jp/archives/12102

本事業は、「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」を受けています。

フェイスブック「みんなで守る!みんなで助かる!災害時の要援護者支援!」もあります。

平田

9/23(日)、明石市花園地区避難訓練が行われました

■災害時要援護者の避難を一緒に考えよう!花園地区避難訓練
■日時 2012年 9月23日(日) 9:30~12:30
■場所 西明石南町公民館(兵庫県明石市)

9月23日に西明石南町公民館にて、「災害時要援護者の避難を一緒に考えよう!花園地区避難訓練」が開催されました。
参加者は住民約40名、地区の医療機関や消防署、市、関連団体スタッフ約30名、合計70名でした。

■公民館に避難

「9月某日、午前9:30に大規模地震が発生した」という想定で、9:30に公民館を目指して避難してもらいました。

避難にかかる時間は人によって差があり、避難開始から早い人で2分、遅い人で16分で避難所まで到着しました。

避難経路について、参加者からは、「車イスで道路が悪いのが体に響く」、「狭い道があり、通りにくい」といった感想がありました。

会場入り口で医療スタッフによる救護・健康チェックが行われました。

1トリアージ

医療スタッフによる救護・健康チェック

■要援護者搬送訓練

要援護者搬送訓練では、布製担架とおんぶひもによる搬送体験をしました。また、担架などを準備できない場合を想定して、毛布を使った搬送方法も体験しました。

布担架

布担架による搬送

3毛布搬送

毛布による搬送

■応急処置訓練

応急処置訓練では、消防隊員より止血法と骨折時の固定法、三角巾の使い方を教えてもらいました。災害時には十分な備品がないことが考えられることから、骨折の固定に傘や雑誌等を使う方法を教えていただきました。

応急処置

骨折の応急処置訓練

■福祉避難室、避難所体験コーナー
災害時には、特に支援が必要な方々が安心して過ごせるように一般の方々とは別に、福祉避難所を設ける必要があります。
この福祉避難所にどのようなものが必要なのかを、参加者の方々と共に考えました。

5福祉避難所

福祉避難所に必要なものを話し合っている様子

避難所体験コーナーでは、簡易トイレと寝床の体験をしました。

避難所体験

避難所体験

最後に、参加者みんなで反省会を行いました。「この体験を次につなげていきたい」、「もっと小さい単位での訓練も必要」といった声が聞かれました。今回、たまたま足に怪我をされた方が参加されていましたが、「普段気付かないような不便にたくさん気づいた。いつ災害が来るのかわからないからその時に自分が要援護者になっている可能性がある」と実感をこめて仰っていました。

反省会

反省会の様子

災害時の要援護者支援は、一朝一夕でできることではありません。こうした訓練だけでなく、日頃からの近所づきあいや心配りなどの積み重ねが重要だと思います。この訓練が、花園地区の「防災に強いまち」になるきっかけになってほしいと思います。

<明石の取り組み>

7/25 望海地区 第1回セミナー 8/8 望海地区 第2回セミナー
8/26、8/28 防災セミナー8/31 明石市藤江地区避難訓練

フェイスブック「みんなで守る!みんなで助かる!災害時の要援護者支援!」もあります。

谷内

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2012年10月4日11:39 AM

8/31(金)、明石市藤江地区避難訓練を開催しました。

■災害時要援護者の避難を一緒に考えよう!藤江地区避難訓練
■日時 2012年 8月31日(金) 9:30~12:30
■場所 藤江小コミュニティ・センター(兵庫県明石市)
■主催 あおぞら財団
■共催 明石高専
■協力団体 明石市望海地区在宅サービスゾーン協議会
■後援 兵庫県

8月31日に明石市藤江小コミュニティ・センター(以下:藤江コミセン)にて、「災害時要援護者の避難を一緒に考えよう!藤江地区避難訓練」を開催しました。
参加者は住民約70名、地区の医療機関や消防署、市、関連団体スタッフ約30名、合計100名を超える大規模なものでした。

3挨拶

■藤江コミセンに避難

8月某日、午前9:30に大規模地震が発生したという想定で、9:30に各地区から藤江コミセンを目指して避難してもらいました。

訓練用に決めた地区リーダーが中心となって、想定した避難経路を(地区によっては要援護者の方を伴って)実際に歩き、道中気になる箇所など書き留めていきます。

歩きなれている道であっても、車いすの方や高齢者の方と一緒に移動すると、ふだんは気づかない傾斜や段差がバリアとなることがあります。
また、国道沿いは交通量が多く歩道が狭いこと、歩く速度も人によってばらばらであることから、みんなで安全に通行するためには注意が必要でした。

0避難の様子

地区によって差がありましたが、避難開始から10分~30分のうちに到着しました。

1受付

会場入り口で医療スタッフによる救護・健康チェックを行い、水分補給用にお茶が配られました。

2救護・健康チェック

■応急処置訓練

応急処置訓練では、消防隊員より止血時と骨折時に使える三角巾の使い方を教えてもらいました。

止血の結び方として、本結びを教えてもらいました。本結びは、ほどく時にギュッと引っ張るとマジックのようにぱっと取れます!みなさん、できると大喜びされていました。

7三角巾伝授3

■要援護者搬送訓練

要援護者搬送訓練では、消防隊員より布製担架とおんぶひもの使い方を説明してもらい、その後、参加者が交替で体験しました。
なかなか慣れていないと、どこに手を通すかが分からなかったり、みんなの足並みが揃わずもたついたりしてしまいます。普段から使い方を知っておくことが大切ですね。

4タンカ体験3

5おんぶひも

■福祉避難室

福祉避難室は、災害時に特に支援が必要な方々が安心して過ごせるように、一般の方とは別に設けた部屋です。今回の福祉避難室には、高齢者用オムツと赤ちゃん用の遊具のみを用意していましたので、参加者には他にどんなものが必要かを考えてもらいました。赤ちゃん用の哺乳瓶や高齢者の吸いのみ、ウェットティッシュ、暑さ・寒さを防ぐ用具など様々なアイデアが出ました。

6福祉避難室

■避難所体験コーナー

避難所体験コーナーでは、リアルな簡易トイレと寝床が作られていました。みなさん現物を前にして、避難生活の不便さをそれぞれに感じてもらえたのではないでしょうか。

8簡易トイレ

8簡易寝床

■非常食のアルファ米の試食

ひとしきり廻ってお腹も空くころ、非常食のアルファ米の試食に入りました。水かお湯を入れるだけで作れるレトルトご飯で、私も頂きましたが味が想像していたよりも美味しかったです!

9アルファ米2

9アルファ米試食

最後に、アンケートを記入してもらいました。
参加者からは、「災害時の津波・地震ともに共助・共生の意識を勉強する機会を得た」「訓練だから落ち着いて行動ができた。いざとなったらパニックにならないか心配」といった感想がありました。

参加者が予定していたよりも多く、当日の対応で不行き届きな点もあったかと思いますが、無事にけが人もなく終了してほっとしています。

この日、体験したこと・感じたことをそれぞれの地域に持ち帰り、今後の防災活動に活かし、活動を長く続けていってほしいと願っています。

本事業は、「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」を受けています。

フェイスブック「みんなで守る!みんなで助かる!災害時の要援護者支援!」もあります。

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2012年9月13日2:55 PM

8/26(日)、8/28(火)、それぞれ防災セミナーを開催しました。

8月26日(日) 10:00~12:30 明石高専・本館3階大会議室にて、
災害時要援護者の避難を一緒に考えよう!明石市東大溝・大見・平池の上・中尾北・中尾自治会 セミナーを開催しました。スタッフ含め100名近くの人が集まりました。

会場全体

7月に行った望海地区でのセミナー同様、ユニバーサルデザイン社会の栂紀久代さんの講演と、視覚障害者の守屋陽介さんの講演があり、その後ふせんを使ってのワークショップを行いました。

栂さんお話

栂さんからは、災害時に限らず普段からの要援護者との接し方、支援の仕方、要援護者側のニーズのお話がありました。
守屋さんからは、災害時に視覚障害者がしてほしいこと(避難所への誘導、避難所でのお知らせを教えて欲しいなど)を7項目教えてもらいました。

守屋さんお話

ワークショップでは、5つのグループ(東大溝、大見、平池の上、中尾北・中尾、その他)に分かれて、各々の自治会ごとに要援護者支援をどのようにしていくかについて意見を出し合いました。

ワークショップ

終了後に記入いただいたアンケートからは「障害をもたれた方の講演だったので、とてもよく理解できた」「障害者の人が何をしてほしいか視覚障害の方からの話で良くわかった。そしてそれらのことは障害のない私達とも共通点があることがわかった 」と、講演が参考になったとの意見や、ワークショップについて「次回から詳細について1つ1つ決めていきたい 」「各自治会ごとに意見交換をし、自分達の地域のことについていろんな人が情報の共有することにより、みんなで助け合う地域を知り、避難方法や避難所などしっかりと自治会で取り組んでいきたいと思います 」と今後の取り組みへ向けての前向きな意見がありました。

また8月28日(火) 13:30~15:00 別所公民館にて、藤江地区のまちかど健康教室のなかで
災害時要援護者の避難についてのセミナーを開催しました。

P1210381

栂さんから、パワーポイントを重点的に使って阪神大震災~東日本大震災までの震災や豪雨災害を振り返りながら、公助の危機管理体制、要援護者の支援体制の説明があり、自助・共助・公助の連携の必要性(自主防災組織の設立)のお話がありました。

P1210394

その後2グループに分かれて、以下の3項目について意見や感想を出し合いました。
①講演を聞いて、気づいたこと、印象に残ったこと、今後の参考にしたいこと。
②地区内の要援護者の把握、避難方法、援護者の確保について
③自主防災組織の立ち上げに向けて(抱負・アイデア・疑問など)

①については、「実際に車イスの生活が起きたらと考えるともっと勉強を要する」「車イスを押すのはとてもむつかしい。とても重い。」と、要援護者支援の中でも特に車イスの支援について考えた方が多かったです。
②や③については、「自治会の参加者がお年寄りばかり、若い人が少ない」「(自主防災組織は)立ちあがっているが活動が少ない」「組織に若い人を加えたい」と、地域に高齢者が多く、若者が少ない様子が伺え、若い力をどう確保していくかが今後の課題の一つとなっているようでした。

本事業は、「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」を受けています。

フェイスブック「みんなで守る!みんなで助かる!災害時の要援護者支援!」もあります。

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2012年9月7日8:07 PM
« 次のページ前のページ »