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ブログカテゴリー » 防災教育・にしよど親子防災部

8/8 「災害時要援護者の避難を一緒に考えよう!望海地区 第2回セミナー」を開催しました。

8月8日(水) 13:30~16:00 西明石南町公民館にて、災害時要援護者の避難を一緒に考えよう!望海地区 第2回セミナーを開催しました。

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今回のセミナーは以下の3つがメイン項目でした。
①講演
・高岸益子さん「小さな子供とお母さんお父さんの避難について」
・榊原道眞さん「視覚障害者の理解について」
②要援護者の避難支援体験
③災害情報の見える化(ワークショップ)

高岸さんのお話では、小さな子供を抱える親の視点からの災害が見えてきました。

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避難する際の大変さ(首のすわらない乳児はトートバックで運ぶなど)、避難所での配慮(授乳できるスペースの確保、オムツ、ミルクなどの必要物資)、普段の地域との関わり(マンションに住む家族は自治会に入らない傾向にある)などの話がありました。
セミナーの参加者の多くは60歳以上で、なかなか自分たちの中には子育てしている親の視点はないため、非常に参考になったとの感想をいただきました。

榊原さんからは、まず視覚障害者の基本的な情報(身体障害者の手帳を持っている、視力と視野の度合いによって等級が分けられているなど)のお話がありました。また誘導する際には、切迫した状況でない限りひっぱらず、視覚障害者に腕や肩をつかんでもらうよう、曲がり角や階段の前では一声かけてから進むようお願いがありました。

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続いて要援護者の避難支援体験では、布製担架を使っての体験が行われました。1つの担架に5人の参加者がついて、要援護者に見立てた1人を写真のように運びます。全員が体験する時間はありませんでしたが、実際に自分たちで使ったことはよい経験になったと思います。

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担架は3人でも運べます
担架は3人でも運べます

その後、榊原さんの説明で視覚障害者の誘導を実践しました。講演であったように、視覚障害者に腕などをつかんでもらうこと、その時腕は動かさずなるべく固定すること、声掛けをするなど教えてもらい、実際に会場内を歩きました。

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休憩を挟んで、今度は各地区でテーブルに分かれてワークショップを行いました。参加者の自宅から避難所までの避難経路のチェックと、避難所を各立場(赤ちゃん、視覚障害者、車椅子利用者)の視点からチェックしてみました。それにより各地区で注意が必要な場所、足りないもの・確認な必要なもの、避難訓練に参加してほしい人などが見えてきました。

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栂さんから災害グッズの紹介も
栂さんから災害グッズの紹介も

最後に、ワークショップを終えて、参加者の視覚障害者の方が一石を投じてくれました。

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「テーブルについてワークショップをしている様子はわかりました。視覚障害者という言葉も聞こえてきましたが、誰も私に声を掛けない。これが現状です」。そばにいても、誰も声を掛けてくれない。このまずはこの現状を変えていかないと、災害時の支援はできないと感じさせられました。

セミナー後に記入してもらったアンケートには、「要援護者本人のお話が聞けたのが良かったです」「防災訓練の必要性を実感した」などの感想があった反面、「今回は今後の活動の動機付けとして捉えて、今後本当になすべき事項を具現化していかなければならないと思う」「各地域で取り組む方がよい」など、今後の課題や方向性についての意見もありました。

本事業は、「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」を受けています。

フェイスブック「みんなで守る!みんなで助かる!災害時の要援護者支援!」もあります。

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2012年8月30日1:15 PM

交通まちづくりプロジェクト第2回を開催しました

日時:2012年8月4日(土)13:30~15:30
場所:あおぞらイコバ(あおぞらビル1F)
参加者:4名(+スタッフ1名)
2012年度の西淀川交通まちづくりプロジェクト第二回を開催し、今後の取り組み内容について話し合いました。
1.おでかけマップ(第二弾)の作成に向けて
・おでかけマップ第二弾として、姫島駅周辺をあたろうということになり、どこの店にアタックするかを相談。
・とはいえ、男性メンバーばかりだったので、意外と近所の店に行っていないことが判明。
(職場が区外だったので、区外で用事を済ませることが多かったそうな)
・飲食店、メガネ屋、タバコ屋など自分達の知ってる店名を出し合いつつ、「男の居場所ってどこ?」まで話は及ぶのでした。いい店あったら紹介してください。
2.災害時の要援護者支援教育
・災害時に高齢者や障害者等(要援護者)の避難誘導ができる人をどうやって増やすかを相談。とはいえ、「最近は独居世帯が多いなぁ」、「隣の人のことは分らんし、、、昔の長屋は音が筒抜けで安心できたな~」、「毎日、電話でもして元気かどうか確認できたらええねんけど」と日常の見守りをどうするか?という話へ展開。
・「お年寄りって言うても、いろんな人がおるからな」、「自分の身の回りにも認知症の人がおるけど、どう対応したらええか悩むわ」、「実は、先週まで入院してました」など、話はつきない。
・そして、10月11月には、区内で要援護者支援セミナー&避難訓練が開催されるので、参加しようということに。
次回は9月2日(日)13:30~、あおぞらイコバにて開催予定です。
防災やまちづくりについてについて興味のある方はぜひお気軽にご参加ください。
<お申し込み>
西淀川交通まちづくりプロジェクトでは、参加者を募集しています。
氏名、連絡先(住所・電話番号・メールアドレス)、所属を記入の上、
webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)まで、ご連絡ください。

日時:201284()13:301530

場所:あおぞらイコバ(あおぞらビル1F

参加者:4名(+スタッフ1名)

2012年度の西淀川交通まちづくりプロジェクト第二回を開催し、今後の取り組み内容について話し合いました。

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1.おでかけマップ(第二弾)の作成に向けて

・おでかけマップ第二弾として、姫島駅周辺をあたろうということになり、どこの店にアタックするかを相談。

・とはいえ、男性メンバーばかりだったこともあり、意外と近所の店に行っていないことが判明。(職場が区外だったので、区外で用事を済ませることが多かったそうな)

・飲食店、メガネ屋、タバコ屋など自分達の知ってる店名を出し合いつつ、「男の居場所ってどこ?」まで話は及ぶのでした。誰かお薦めの店あったら紹介してください。


2.災害時の要援護者支援教育

・災害時に高齢者や障害者等(要援護者)の避難誘導ができる人をどうやって増やすかを相談。とはいえ、「最近は独居世帯が多いなぁ」、「隣の人のことは分らんし、、、昔の長屋は音が筒抜けで安心できたな~」、「毎日、電話でもして元気かどうか確認できたらええねんけど」と日常の見守りをどうするか?という話へ展開。

・「お年寄りって言うても、いろんな人がおるからな」、「自分の身の回りにも認知症の人がおるけど、どう対応したらええか悩むわ」、「実は、先週まで入院してました」など、話はつきない。

・そして、1011月には、区内で要援護者支援セミナー&避難訓練が開催されるので、参加しようということに。


次回は9月2日(日)13:30~、あおぞらイコバにて開催予定です。

防災やまちづくりについて興味のある方はぜひお気軽にご参加ください。

<お申し込み>

西淀川交通まちづくりプロジェクトでは、参加者を募集しています。

氏名、連絡先(住所・電話番号・メールアドレス)、所属を記入の上、

webmaster[at]aozora.or.jp[at]@に変えてください)まで、ご連絡ください。

(フジエ)

7/25 「災害時要援護者の避難を一緒に考えよう!望海地区 第1回セミナー」を開催しました。

7月25日(水)13:30~16:00 西明石南町公民館にて、「災害時要援護者の避難を一緒に考えよう!望海地区 第1回セミナー」を開催しました。
このセミナーは、災害時に自力での避難が困難な方(要援護者)をサポートする仕組みをつくっていくプロジェクトの一環で、約60名の方が集まりました。
(主催:あおぞら財団、共催:国立明石工業高等専門学校、協力団体:明石市望海地区在宅サービス協議会、後援:兵庫県)

全体

今回のセミナーは以下の3つがメイン項目でした。
①栂紀久代さんのお話
・災害時の要援護者支援の基本的な考え方
・要援護者の災害時のニーズと支援方法
・地域みんなが助かるために
②当事者から「障害者の避難・日頃からのバリアフリー」のお話
・藤井文雄さん(内部障害)
・守屋陽介さん(視覚障害)
③模造紙とふせんを使ってのワークショップ

栂さんのお話では、健常者にはなかなか気づきにくい点をわかりやすく・具体的に教えていただきました。
「要援護者」=障害者、だけではなく、援護が必要な方ですので、高齢者や妊婦さん、子ども、傷病人、日本語に不慣れな外国人も対象となります。

栂さん手話
栂さんの手話の様子

栂さんPP

そして実際に障害者の方をサポートする時、車いすの具体的な扱い方(段差の危険性、介助者からの死角、階段の上り下りなど)や、視覚障害者の方の誘導方法が紹介されました。また支援に便利なアイテム、「バンダナ」や「布製担架」「おんぶひも」の紹介と実演がありました。

担架実演2
布製担架の実演の様子

藤井さんのお話では、オストメイト(小腸・直腸・膀胱機能障害者)の立場から日常生活での困難なことや災害時に困ることの代表としてトイレ事情の説明が、また災害対策の要望についても説明がありました。

藤井さん
藤井さん

視覚障害の守屋さんのお話では、災害時にはまずは「声を掛けてほしい」、そして「避難所まで手引き・誘導してほしい」、避難所では「トイレへの行き方、使用方法」を教えてほしい、「物品は直接手渡ししてほしい」など、具体的に支援の要望を教えていただきました。そして要援護者側としては、日頃から自分の存在をアピールしたいと語られていました。

守屋さん
守屋さん

後半では、各地区(貴崎、藤江、花園、その他)に分かれてワークショップを行いました。模造紙に書いてある大項目、①<望海>のまちは、皆でどんな<まち>にしたいか、②「地区内の要援護者の把握、避難方法について、③援護者の確保について、④避難経路・避難所の事前チェックの段取りについて、⑤災害時に私ができること・得意技、について、ふせんを使って意見を出し合ってもらいました。

ワークショップ

町の理想としては、「気軽に声をかけ合える町」「助け合える町」「災害に強い町」という意見が多数でした。反面、課題として浮き彫りになったのが、②~④の「要援護者の把握」「援護者の確保」「避難経路・避難所の事前チェック」です。要援護者の確保については、自治会や民生委員、地区のボランティア団体を頼る意見と、自分たちで調べたり、隣近所を知ることが大事という意見もありました。避難経路や避難所については、ハザードマップの作成や避難訓練を繰り返し行うなどの意見が出ましたが、援護者の確保については明確な答えは出ず、確保の難しさが感じられました。

ワークショップ発表

このように意見を出し合ったことで、地区ごとの目指す方向性や課題が目に見える形で確認できたのは、このセミナーの大きな収穫であったように思います。

今後、第2回セミナー、そして避難訓練へと進めていきます。避難訓練までの期間は長くはないので、これらの課題を全て解消するのは難しいですが、できる範囲で形にして避難訓練を行うこと、また長い目で見て今後各地区や明石市全体で要援護者の避難訓練や話し合いが定着するよう、お手伝いをしていきたいと思います。

本事業は、「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」を受けています。

フェイスブック「みんなで守る!みんなで助かる!災害時の要援護者支援!」もあります。

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2012年7月30日11:23 AM

7/6 明石にて、災害時の要援護者支援プロジェクトスタート

災害時に、自力での避難が困難な方(要援護者)をサポートする仕組みをつくっていくプロジェクトを進めています。
本年度は、大阪市西淀川区・堺市・明石市のNPO等が連携して、支援する人材を育成するプログラムを検討しています。

その第一歩として、明石市にて、プロジェクトがスタートしました。
7月6日(金)、明石市の東大溝自治会館にて、周辺自治会や関係者が集まり、
明石高専の大塚先生をはじめ、あおぞら財団(藤江・平田)他と顔合わせと打ち合わせを行いました。

当日少し早めに現地に行き、近辺を散策しました。
最寄り駅のJR魚住駅を下車し、たこバスに乗って海岸付近まで移動しました。
たこバス

バスを降りてから海まで少し歩きます。

坂

海岸に向かって歩いていくと、住吉神社に行き着きました。
神社に行くと海が目の前に広がります。

住吉神社

海岸付近

神社内ではあじさいが美しく咲いていました。

あじさい神苑

今度は来たときとは逆に海側から駅へ向いて歩いていきます。

少しのぼり坂になっており、新旧の住宅が立ち並びます。

新旧住宅

途中、明石高専学校の前を通りました。屋根に太陽光パネルが設置されています。

明石高専

住吉神社から駅まで15~20分ほどで着きました。

駅

さて、打ち合わせですが、参加者は各地区からメンバーが集い、24名が集まりました。

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自己紹介の後、これからの方向性について確認しました。

当日配布された資料を用いながら、参加する団体の地理的位置の確認、今後の要援護者支援セミナーの開催予定(7、8、9月予定)、年内に避難訓練も実施を目指すなど確認しました。

話題として、災害時の要援護者台帳の活用方法等について意見交換がされました。
災害時要援護者台帳とは、災害時に要援護者が地域の支援を受けられるようにするため、任意で氏名や住所、どういった病気や障害を持っているかなどを記載しておくものです。個人情報が記載されているため、その扱いは慎重にする必要がありますが、いざという時に活用できないと困ります。

その他、各自治会で行っている取り組みなどを紹介し合い、きめ細かい支援体制が必要との思いを共有しました。

本事業は、「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」を受けています。

フェイスブック「みんなで守る!みんなで助かる!災害時の要援護者支援!」もあります。

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2012年7月10日5:46 PM

「おでかけマップ」と「防災まちづくり通信」ができました。

「おでかけマップ」と「防災まちづくり通信」が完成しました。
このおでかけマップと防災まちづくりは、2011年度の交通まちづくりプロジェクトで調べたもの、話し合ったものをまとめたものです。

西淀川おでかけマップ【御幣島駅周辺】

●西淀川おでかけマップ【御幣島駅周辺】
御幣島駅周辺でバリアフリーになっているお店や施設は多くありません。ですが、「段差があるけれど、代わりに車いすの方には店員が介助しています」と、施設の足りない点を補っておられるお店もあります。今回のマップには、このようにバリアフリーになっていなくても店員・職員の方が対応をしてくれるお店や施設も載せています。
このマップがきっかけになって、車いすの方、視覚障害のある方をはじめ誰もが楽しくおでかけできるようになって、バリアフリー化がすすむことを願っています。

にしよどがわ防災まちづくり通信

●にしよどがわ防災まちづくり通信Vol.1
東南海・南海地震が起こった場合、西淀川には5m強の津波が来ると想定されています。災害が起こったときには、市民一人一人の力が大事ですが、まずは普段から自分の身の回りの防災に対する意識を持つことが必要です。
防災まちづくり通信では、西淀川の人々の災害に対する思い、西淀川区内の先進的な取り組みなどを紹介しています。この通信が、日頃から自分の身の回りの防災について考える際の手がかりになってほしいと思っています。

いずれも西淀川区内の様々な施設に置かせていただく予定です。下記からダウンロードもできますが、紙のものが欲しい方はあおぞら財団までご連絡ください。また、お店や施設においてもいいという方も募集しています。

ダウンロードはこちらから。

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