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ブログカテゴリー » 西淀川公害授業

佃中学校で道徳研修会


2007年9月6日 14:00〜16:00
佃中学校の教員の方々を対象に、道徳研修会として「西淀川公害とあおぞら財団の活動」を講義しました。

はじめに「手渡したいのは青い空 〜 全面解決 〜 」のビデオを見てもらい、公害とは何か、公害をなくすためにはどうすればいいか説明しました。

次は、あおぞら財団の設立と活動紹介です。
説明を聞きながら、資料と照らしあわせ熱心に耳を傾ける先生方の姿がありました。
さらに、「紙芝居形式の教材を使っている」「佃小学校でビデオを作成した」ということや、
「よどがわ菜の花プロジェクト」に関心がある様子で、研修会後に実際に行ってみよう!といった意見がでました。

先生方は、「自分達の世代は公害がリアルタイムで体験している」、「周りにぜんそくの人もいて、大変身近な問題として感じる」という感想をお持ちでした。
一方で、生徒たちに対し具体的に自分たちに何ができるのか、と伝えられていなかったという現状を感じている先生もいらっしゃいました。

フードマイレージゲームを佃中学校で行ってみたいという意見が出るほど、先生方は大変意欲的でした。
西淀川区がESDという、持続可能な教育を行う環境省のモデル地区となったことからも、先生達は興味を持っておられました。
今回の研修会で、生徒達に伝える立場である先生方に、西淀川区の公害問題はもちろん、あおぞら財団の活動を紹介できたことで、連携して環境学習を進めていける土壌を作ることができました。共同して教育をすすめることが、ESDの第一歩になると思います。

これからは、実践を通して生徒達に伝えてもらい、みんなで環境問題について考えられる場所となることを期待しています! 

(ボランティア  植田有希子)




Filed under: 西淀川公害授業 — aozorafoundation 公開日 2007年9月6日6:32 PM

公害患者さんの話を聞く会 西淀川高校


2006年12月15日(金)

西淀川高校の3年生で、「公害患者さんの話を聞く会」を実施しました。
「環境」の時間で、大気汚染公害について学習し、リバティおおさかの西淀川公害の展示を見た生徒さんたちが、ここで初めて公害患者さんと触れることになります。

お話してくれたのは
森脇君雄さん(あおぞら財団理事長)
永野千代子さん(西淀川公害患者と家族の会事務局長)
岡崎久女さん
の3人です。

患者さんのお話をサポートしたのが
長野真一郎弁護士
あおぞら財団職員(上田、矢羽田、林)です。

 ● 西淀川が大気汚染でどれだけ大変だったか
 ● 病気になってどれだけ苦しかったか
 ● みんなのために裁判をしたこと


などのメッセージを伝えたいとの思いをもって授業をしました。
永野さんは注射跡を見せたり
岡崎さんはご自身もぜん息で苦しみ、お子さんもぜん息でつらい思いをしたこと
森脇さんは西淀川高校の近くにあった永大石油鉱業の大気汚染についてお話しました。

生徒さんたちは、生身の患者さんと触れることで、文字や映像で知っていたことが、現実だったのだと感じるところがあったようです。
私たちも生徒さんの心にメッセージが届いているのを感じ、授業が終わった後満ち足りた気持ちになりました。

生徒さんの感想から
「手渡したいのは青い空」という言葉がとても印象に残りました。今まで私は苦しさが全然わかりませんでした。でも永野さん達のお話を聞いて悲しくなりました。とてもうれしかったのは、永野さん達がこれから生まれてくる子ども達の為にがんばっているということを聞いたことです。永野さん達はとても勇気があると思いました。私も永野さんのように強くなりたいと思いました。自分のことだけでなく、ほかの人にも目を向けられる人間になりたいと思います。




Filed under: 西淀川公害授業 — aozorafoundation 公開日 2007年1月24日4:58 PM
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