2012年10月24日
裁判資料がひと段落したので、どの資料を電子化するかの相談と、患者会資料で電子化したい資料が何かを相談しました。
まずは、患者会ニュース。
だいたいはそろっているようです。
倉庫に行って整理していると、患者会ニュースの前のニュースが出てきました。
この大変そうな感じ、伝わるかしら??
とりあえず、ピックアップしてきた資料たち。
電子化に向けて整理をします。
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倉敷の公害を学ぶパネルがあることを皆さんご存知ですか?
みずしま愛あいサロンです。
この中に、環境学習センターが入っています。
一角に、水島公害の展示があります。
もっと利用されてほしいなぁと思います。
そして、資料が結びついてほしいなぁと思います。
水島臨海鉄道水島駅前です。
(林)
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倉敷公害資料整理進んでいます
滋賀県立大学でフードマイレージ買物ゲーム
2012年10月18日(木)13:10~16:20
毎年恒例の、政策形成・施設演習にてあおぞら財団の説明とフードマイレージ買物ゲーム・ダイヤモンドランキングを実施してきました。(香川雄一先生)
公害のことも、活動のことも、環境教育のことも説明しないといけないので、3時間あってもいつも時間が足りないくらいです。
今年も熱心に取り組んでもらいました。立っている人もお尻が浮いている人もいました。
それから、さすがスマートフォン世代?です。料理の写真を探してきて、それを基に絵を書いているチームが出てきました。
材料を使いまわししたり、野菜を意識的にとっていたり、なかなか彩り豊かな食事となりました。
食の能力が高いです。
現代の方が二酸化窒素が多いという結果になりました。
「デザートは?オレンジは?」なんて進めてしまったので
3チームがアメリカのオレンジを買ってしまったということも、フードマイレージが多くなった原因かも。
次の時間ではダイヤモンドランキングを実施しました。
農業と輸送、売り場改善と啓発、自転車道の整備とまちづくりといういろいろな政策から、
市長になったつもりで政策提言を考えてもらいました。
個人で考えた後は、チーム別にとある都市の政策提言をまとめるチームとなって、考えてもらいました。
香川先生が、地域別にチームを組んで下さったので、地域を決める事はスムーズに済んだようです。
彦根市1
彦根市2
守山市
大津市
京都市
大阪府
名古屋市
生駒市
みなさん、一生懸命プレゼンしてくれました。
同じ彦根市でも見方によって違う結果になったり、
コンパクトシティにするには、市民の説得が難しいので重要度を低く設定するチームがあったり、
逆に、商店街の活性化の為に、ショッピングセンターの出店を抑制しようと話しあったチームがあったり、
彩り豊かな結果となりました。
学生の皆さんは、レポートで環境教育の教材について考えてくれるそうなのですが、
個人の心がけだけではなく、社会の合意形成について考える教材についても考えてもらいたいものです。
皆さんが反応良くゲームを楽しんで下さったので、私も楽しくする事ができました。
みなさんありがとうございます。
(林)
資料館だより42号発行しました
資料館だより42号(2012年10月号)を発行しました。
エコミューズにて配布しております。
また、PDF版はこちらからダウンロードできます。
内容
・西淀川図書館展示 インターン生が作成 テーマは映画「娘たちは風にむかって」
・天野が語る、この資料 リーフレット「澄んだ空気の下で生きたい」
・所蔵資料紹介 30年前の西淀川を上空から撮影
・館訪問記 富山県立イタイイタイ病資料館
中国語版「公害・環境訴訟と弁護士の挑戦 」
日弁連から『公害・環境訴訟と弁護士の挑戦 』という書籍が出版されたのですが、
ここに、西淀川訴訟の話が掲載されています。
(理事長の村松先生が書いています)
この本、中国語訳されて、出版されているのを知っていたのですが、
どうやって手に入れていいか、頭を悩ませていました。
(中国アマゾンで販売しているのを確認済み)
困っていると、神戸大学の劉テイさんが、帰省した時に買ってきますよとのこと。
そして、買ってきてもらった冊子です。
これで、中国からの受け入れのときに訴訟の説明が簡単になる!
助かりました。ありがとう劉さん。
資料館で所蔵しているので、皆さんもご利用下さい。
(林)
西淀川図書館展示「映画『娘たちは風にむかって』から見る西淀川」10月14日まで
2012年9月21日から西淀川図書館で展示をさせてもらっています。
「映画『娘たちは風にむかって』から見る西淀川」です。
この映画、舞台が西淀川なんです。
そして、ロケが!西淀川でされたんです。
作成が1972年。
だから、懐かしい風景を見る事ができるんですよ。
もともとは、1966年に大阪・西淀川にある大建被服工場で実際に起こった労働争議が素材となっています。
展示ケースが2つあるのですが、一つはモデルとなった大建被服で働いておられた岩橋浪枝さんから頂いた資料をもとに展示しています。もう一つの展示ケースは映画の説明です。
懐かしの当時の写真。女の子ばっかりですよね。
この労働争議、女の子ばかりの労働争議で、偽装倒産で解雇された中卒で労働していた女の子たちが工場に立ちこもって闘っためずらしい労働争議なんです。
場所は姫島。後ろに見える本が、労働争議のルポになります。
あとは、当時の新聞記事。めっちゃ字がちいさいです。
映画の撮影が始まることを知らせる記事もあります。
もう一つの展示ケースには映画のストーリーと人物紹介、映画の一場面を写真で展示しています。
昔の福駅とか。
懐かしの西島川と合同製鉄の高炉
おそらく、埋め立て直前の大野川・・・
これらの展示を、インターンシップの大学生が作ってくれたんですよ。
自分たちよりも若い女の子たちが労働争議をしたことを知り、就職難といっている今と、労働者の権利について考えるいいきっかけになったようです。
図書館で映画を見る事ができるようにしているので、是非お立ち寄りください。
(林)